先般、極めて一時的には「春の珍事」でタイガースが単独首位になったものの、一夜明けてメッセが白井球審(芸暦は長いのに誤審の多い審判でこういうのは公平性を欠くから連盟は即刻内部調査対象とすべきだと思うゾ!)に対して激しく切れて退場劇。そこからまるで吉本新喜劇のような『もっさ~っ』としたゲームを毎度繰り返して順位的には定位位置に落ち着きつつあります。にしても、ジャイアンツが10敗一番乗りと調子に乗れず、おかげでトラの最下位転落の防火壁になってくれているのがなんともはや(爆)。これは救援陣の不出来もさることながら『高橋監督の采配センス』に寄るところ大でして、父の借金の事情から、行きたいヤクルトに入団出来なかった恨みを、監督になった今晴らしているのか?と疑いたくなるようなダメっぷりです(苦笑)。また、開幕2連勝したフェラーリ&セブですが、バーレーンでは久々にドキドキしながら最終ラップを眺めるなんて事が出来て嬉しかったのですが、上海では見事にやらかして何やら雲行きが怪しくなって来ました。昔っからですが、トラも跳ね馬も、妙にファン意識としてスケベ根性を抱くようになると突然裏切る傾向にあります。まぁ僕にはこの2チームがダメな方がプラモの完成は増えるんですがね(笑)。
◇
まぁ、そうやって世の中楽しいことばかり見てれば幸せなんですが、モリカケ問題は新たなダンジョンに進んでいくわ、そうかと思えば、許認可する側の通産役人が偽造保険証で買った携帯を転売して捕まるわ、農水省下部組織の職員が女装して侵入した女子トイレで捕まるとか、財務官僚の事務方トップがセクハラだ(苦笑)。トドメは滋賀県警で、若手警官がベテラン警官の頭を撃ち抜いて殺害と実に物騒な事件が起きた。キャリアもノンキャリも御役人様があらぬ方向で御盛んと、世の中大いに乱れて賑やかでありますなぁ…。日本はいよいよ国家崩壊の時期が迫ってるのかも…。
◇
さて本題。先だって師匠のブログ(久々の更新だった)にもコメントしたんですが、AirfixのFG.1が新製品かつ価格も安いとあってか、そこかしこで完成品が見られます。しかしながら892NASのH.M.S.アークロイアル搭載sea going機とするならば、キットのヴァーティカル・テイル(垂直安定板)にモールド済みであるILS(計器着陸システム)のレシーバは削除すべきであるにも拘らず、組説に何も指示がない事でそのまま完成させている向きが大半であることに苦笑します。
(こんなの常識だよな?と簡単レヴューで触れなかった僕や師匠に責任が?…いやいやそりゃーない! 当然説明図に『切り落とせ』の指示があるものと思っていたわけだからして…)
まぁ、有態に言えば「恥ずかしい完成品」になってしまうんですが、この手のミスは大昔から存在していました。ネットの普及で目立つようになっただけの話で、とりわけ最近になって『考証?何それ美味いの?』系の低意識モデラーが増えたとは申しません(爆)。
昔は模型店の陳列棚にあったものが、ブラウザのJPEG画像に変っただけだと思います。
それはそれで作者本人のリテラシーの問題だからとやかく言う気はありませんが、『恥ずかしい作例』であることは事実であり、先にも申し述べましたが『仏作って魂込めず』に相当すると思うわけであります。
そこへ持ってきてブログや呟き系にてドヤ顔で『実機同様にウェザリングを施し…』やら『実感を高めるために青色系を何層も塗り重ねて…』なんて書いてあったりすると、そのバカ因子の相乗効果は高まる一方で、まるで夜中のコンビニにて冷蔵庫に寝転がる…といった奇行と同じと云われても仕方が無い性質のものに成り果てるわけです。見ていて気の毒であるとは思いますが…。以前にも書きましたが、承認欲求を満たしたいならば『それなりの対価』を支払うべきだった…なのです。
一方で模型雑誌のライターたる存在がコレだと困るんですが、どうやら現実は悲惨な様相です。
『うん、このフィンはね、空母に乗せるための改造で、水平尾翼の翼面積が減らされた分を補うために着けた安定板なんだ』
(この記述は氏の発言の主旨を要約したもので其のままではないことを一応お断りしておく・・・)
等と『見てナンボ動画』でドヤ顔して言われる始末でして、
『イヤ、流石にそんな駄法螺を吹くライターは昔は居なかったぞ?』
と声を大にして批判せざるを得ません(笑)。プロ意識やプライド云々とかの話じゃない。これが問題発言にならない=子供だましの業界と揶揄される状況の増長化要因である…という自覚の欠如が見られ、情報提供者=マスコミのあり方として問題視していないという態度に憤りを覚えるのです。悲しいことです。
結局は『子供だましで悪かったな』と居直ってるんでしょうが…(滝涙)。
しかしまぁ、一体何処でそんなガセビアつかまされたんだろうか? ムー編集長の三上丈晴なら陰謀説を唱えるレベルです(苦笑)。しかもデタラメならデタラメで筋が通ってるならいざ知らず、その発言は矛盾をはらんでおり、この『ハセガワ迷人』の御説通りだとしたって空母運用の機体はILSレシーバなんかつけていないっていう事実との齟齬が発生するわけでして、このH迷人は傍らに置いた世傑の写真はちゃんと見てるんだろうか?と、彼の視覚異常を疑うまでに話は広がります(笑)。
等と、前回文旦様のコメントに興味を持ってチラ見したYouTube動画を見て、飲んでいたコーラ吹きまくった次第です。3時間もあるような動画ですから当然全部見てませんけど、他にもっと凄い駄法螺があるかもしれませんね(水爆)。そういや、尻横(これだと師匠が誤解されたので『胴体後部側面』と補足)のインテークもスペイの吸気が足りないから追加したものだと仰ってましたが、あんなところから燃焼用の空気を取り込もうというエンジニアがもし居たら、私は是非お目にかかりたいと思うわけです…(溜息)。
因みにこのILS付のブリテン・ファントム(FG.1)は確かに存在するんで、Airfixのミスではありません。ILSは天候不順に左右されることなく、安全に計器着陸が出来る便利なもので、80年代から民間に普及するに伴い一部の軍用機にも採用されるようになりました。ブリテン・ファントムに着けられたこの巨大なブレードはILSの3つあるうちのローカライザ及びグライド・パスの2バンド(残りの1個はマーカービーコン)の電波を受信する役目を負っており、中期型以降のFGR.2から順次実装されていったものですんで、当然空軍移管になったFG.1にも適用されても不思議はありません(この辺曖昧なのは私の不勉強→空軍型に成り下がったFG.1に興味など無いんです-爆-)が、だったとしても『FGR.2モード化』のためのレトロフィットされたもの…としか云えず、海軍機ではそもそも空母着艦システムとILSには何の互換性もないから不必要な機能でした。当然海軍型の水平尾翼が小さくされた等という事実はないし、空力的には何ら寄与しないデバイスです(爆)。
余談だが、進入角度は機体性能でバラツキがあると思うので、パラメータ設定は管制側で都度変える必要があろうかと思うのだが、映画「ダイハード2」では地上高設定を端末で簡単に変更しているシーンがあった。これは本来不要だと思うし、いたずらに人為ミスの事故を誘発する機能といえるんで真偽が疑わしく、映画用のフィクションかも?というところであります。ココを御読みの航空管制官の方が(万が一)居らしたら是非コメントを頂きたいと思う雑学ネタではあります(笑)。
ILS着きFG.1艦上型プラモ完成品の氾濫の一助としてもう一つの原因は、ILSブレードを追装したFG.1か、或いは水平尾翼をスラット付きに換装したFGR.2だか(復元機なんでシリアルすら当てにならず、疑えばキリがないため特定できません、ゴメンナサイ)に892NASの旧塗装を施したFAA機の写真がググって見つかる(つか世傑[新]のカラーでも使ってんだよ!その写真…ドジ雄もちゃんとフォローしとけよなぁーったく…)…てのもあるんでしょうか? それ見て安心しちゃったモデラーも居るのかな?とも思いますが、これも『体系化されてない検索結果なんかの資料的価値なんぞは条件付なんだぜ!』と私や後藤師匠が常日頃口を酸っぱくして申す理由の所以でございましょうや…(合掌)。ビギナーに向かって『資料はネットでタダで見つかるから手元には要らないんだよ』などという貧乏臭い助言をする、心根の貧乏な人には同調できません。
本件、Airfixに罪があると申せば、それは次の唯一点に尽きましょう。 組説に一言、『デカールxxxの機体に仕上げる方はココを削除して下さい』と明記しなかったことです。我等がタミヤ模型なら、間違いなくそうしていたことでしょう。この辺りに『プロフェッショナル』の品質を問われるという簡単なお話でした。
◇
今日は製作記で更新を稼げない事情も含め雑談に終始しましたが、タイムリー且つ先のFG.1のレヴュー記事を補足するという意味でこんな内容になりました。意見があればドシドシとコメントください(笑)。
◇
まぁ、そうやって世の中楽しいことばかり見てれば幸せなんですが、モリカケ問題は新たなダンジョンに進んでいくわ、そうかと思えば、許認可する側の通産役人が偽造保険証で買った携帯を転売して捕まるわ、農水省下部組織の職員が女装して侵入した女子トイレで捕まるとか、財務官僚の事務方トップがセクハラだ(苦笑)。トドメは滋賀県警で、若手警官がベテラン警官の頭を撃ち抜いて殺害と実に物騒な事件が起きた。キャリアもノンキャリも御役人様があらぬ方向で御盛んと、世の中大いに乱れて賑やかでありますなぁ…。日本はいよいよ国家崩壊の時期が迫ってるのかも…。
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さて本題。先だって師匠のブログ(久々の更新だった)にもコメントしたんですが、AirfixのFG.1が新製品かつ価格も安いとあってか、そこかしこで完成品が見られます。しかしながら892NASのH.M.S.アークロイアル搭載sea going機とするならば、キットのヴァーティカル・テイル(垂直安定板)にモールド済みであるILS(計器着陸システム)のレシーバは削除すべきであるにも拘らず、組説に何も指示がない事でそのまま完成させている向きが大半であることに苦笑します。
(こんなの常識だよな?と簡単レヴューで触れなかった僕や師匠に責任が?…いやいやそりゃーない! 当然説明図に『切り落とせ』の指示があるものと思っていたわけだからして…)
まぁ、有態に言えば「恥ずかしい完成品」になってしまうんですが、この手のミスは大昔から存在していました。ネットの普及で目立つようになっただけの話で、とりわけ最近になって『考証?何それ美味いの?』系の低意識モデラーが増えたとは申しません(爆)。
昔は模型店の陳列棚にあったものが、ブラウザのJPEG画像に変っただけだと思います。
それはそれで作者本人のリテラシーの問題だからとやかく言う気はありませんが、『恥ずかしい作例』であることは事実であり、先にも申し述べましたが『仏作って魂込めず』に相当すると思うわけであります。
そこへ持ってきてブログや呟き系にてドヤ顔で『実機同様にウェザリングを施し…』やら『実感を高めるために青色系を何層も塗り重ねて…』なんて書いてあったりすると、そのバカ因子の相乗効果は高まる一方で、まるで夜中のコンビニにて冷蔵庫に寝転がる…といった奇行と同じと云われても仕方が無い性質のものに成り果てるわけです。見ていて気の毒であるとは思いますが…。以前にも書きましたが、承認欲求を満たしたいならば『それなりの対価』を支払うべきだった…なのです。
一方で模型雑誌のライターたる存在がコレだと困るんですが、どうやら現実は悲惨な様相です。
『うん、このフィンはね、空母に乗せるための改造で、水平尾翼の翼面積が減らされた分を補うために着けた安定板なんだ』
(この記述は氏の発言の主旨を要約したもので其のままではないことを一応お断りしておく・・・)
等と『見てナンボ動画』でドヤ顔して言われる始末でして、
『イヤ、流石にそんな駄法螺を吹くライターは昔は居なかったぞ?』
と声を大にして批判せざるを得ません(笑)。プロ意識やプライド云々とかの話じゃない。これが問題発言にならない=子供だましの業界と揶揄される状況の増長化要因である…という自覚の欠如が見られ、情報提供者=マスコミのあり方として問題視していないという態度に憤りを覚えるのです。悲しいことです。
結局は『子供だましで悪かったな』と居直ってるんでしょうが…(滝涙)。
しかしまぁ、一体何処でそんなガセビアつかまされたんだろうか? ムー編集長の三上丈晴なら陰謀説を唱えるレベルです(苦笑)。しかもデタラメならデタラメで筋が通ってるならいざ知らず、その発言は矛盾をはらんでおり、この『ハセガワ迷人』の御説通りだとしたって空母運用の機体はILSレシーバなんかつけていないっていう事実との齟齬が発生するわけでして、このH迷人は傍らに置いた世傑の写真はちゃんと見てるんだろうか?と、彼の視覚異常を疑うまでに話は広がります(笑)。
等と、前回文旦様のコメントに興味を持ってチラ見したYouTube動画を見て、飲んでいたコーラ吹きまくった次第です。3時間もあるような動画ですから当然全部見てませんけど、他にもっと凄い駄法螺があるかもしれませんね(水爆)。そういや、尻横(これだと師匠が誤解されたので『胴体後部側面』と補足)のインテークもスペイの吸気が足りないから追加したものだと仰ってましたが、あんなところから燃焼用の空気を取り込もうというエンジニアがもし居たら、私は是非お目にかかりたいと思うわけです…(溜息)。
因みにこのILS付のブリテン・ファントム(FG.1)は確かに存在するんで、Airfixのミスではありません。ILSは天候不順に左右されることなく、安全に計器着陸が出来る便利なもので、80年代から民間に普及するに伴い一部の軍用機にも採用されるようになりました。ブリテン・ファントムに着けられたこの巨大なブレードはILSの3つあるうちのローカライザ及びグライド・パスの2バンド(残りの1個はマーカービーコン)の電波を受信する役目を負っており、中期型以降のFGR.2から順次実装されていったものですんで、当然空軍移管になったFG.1にも適用されても不思議はありません(この辺曖昧なのは私の不勉強→空軍型に成り下がったFG.1に興味など無いんです-爆-)が、だったとしても『FGR.2モード化』のためのレトロフィットされたもの…としか云えず、海軍機ではそもそも空母着艦システムとILSには何の互換性もないから不必要な機能でした。当然海軍型の水平尾翼が小さくされた等という事実はないし、空力的には何ら寄与しないデバイスです(爆)。
余談だが、進入角度は機体性能でバラツキがあると思うので、パラメータ設定は管制側で都度変える必要があろうかと思うのだが、映画「ダイハード2」では地上高設定を端末で簡単に変更しているシーンがあった。これは本来不要だと思うし、いたずらに人為ミスの事故を誘発する機能といえるんで真偽が疑わしく、映画用のフィクションかも?というところであります。ココを御読みの航空管制官の方が(万が一)居らしたら是非コメントを頂きたいと思う雑学ネタではあります(笑)。
ILS着きFG.1艦上型プラモ完成品の氾濫の一助としてもう一つの原因は、ILSブレードを追装したFG.1か、或いは水平尾翼をスラット付きに換装したFGR.2だか(復元機なんでシリアルすら当てにならず、疑えばキリがないため特定できません、ゴメンナサイ)に892NASの旧塗装を施したFAA機の写真がググって見つかる(つか世傑[新]のカラーでも使ってんだよ!その写真…ドジ雄もちゃんとフォローしとけよなぁーったく…)…てのもあるんでしょうか? それ見て安心しちゃったモデラーも居るのかな?とも思いますが、これも『体系化されてない検索結果なんかの資料的価値なんぞは条件付なんだぜ!』と私や後藤師匠が常日頃口を酸っぱくして申す理由の所以でございましょうや…(合掌)。ビギナーに向かって『資料はネットでタダで見つかるから手元には要らないんだよ』などという貧乏臭い助言をする、心根の貧乏な人には同調できません。
本件、Airfixに罪があると申せば、それは次の唯一点に尽きましょう。 組説に一言、『デカールxxxの機体に仕上げる方はココを削除して下さい』と明記しなかったことです。我等がタミヤ模型なら、間違いなくそうしていたことでしょう。この辺りに『プロフェッショナル』の品質を問われるという簡単なお話でした。
◇
今日は製作記で更新を稼げない事情も含め雑談に終始しましたが、タイムリー且つ先のFG.1のレヴュー記事を補足するという意味でこんな内容になりました。意見があればドシドシとコメントください(笑)。