そういやあの低劣国辱アニメと云って良い『艦これ』が終了し、やれやれと思うのも刹那、事もあろうか続編開始だと? まさに苦笑するしかないが、全部見てなきゃ批判も出来ぬ…で付き合った感想をここで述べさせていただくと、『あ~結局は負け戦だった事が受け入れられないアホが作った低俗な女々しい仮想戦記』だったというだけのことで、何とも無駄な時間を消費してしまった。最終回はミッドウェー海戦だった訳だが、史実とは異なり聯合艦隊の圧勝に終わるという何とも腹立たしい結末に開いた口がふさがらなかったよ。日本男児の端くれとしては『ああ、情けねぇ~』の心情頻りで何とも後味の悪い作品だった。そもそも吹雪はMIでは南雲機動部隊ではなく主力部隊に居たろう?…どういうこっちゃねん?。
以前にも述べたが「仮想戦記」なんてものはリアルでの敗北をヴァーチャルで挽回とか(挽回してねぇだろ?ソレ)、人生何かと闘わねばならない人間には持つべからざる感性を源泉とするもので、そんなもんを喜んで観てたら現実での諸問題に積極的に関わろう、解決してやろうという最も大事な感性をスポイルしてしまうよ。だから今日やたらと『メンドクサイ』を口にする若者が増えてんだし、究極がニートだの無職だの云われる連中の増加現象だ…。そんなもんをエンターティンメントを口実に世間に拡散する連中はハッキリ言って犯罪者に等しい存在だと敢えて極言しておきます!
◇
さて、気分を変えて本題へ…。
←完成。
時間がかかったのは要するにスカイレイダーに特徴的な排煙汚れの表現をコツコツとやらねばならぬ…と云う訳でありまして…。
このいかにも『ガソリンエンジンだよ!』って排煙表現は、実機が千差万別なるもやり過ぎれば汚いだけだし、エナメルのフラットブラックをハンドピースの細吹きでドヤ顔するだけ(安易だよなぁーガソリンエンジンの排煙ってそんな黒くないぜ?)ではイマイチ…。
だもんで、手仕事でコツコツとせざるを得なかったのですな。
まぁ、僕は下手っピーなのでこの辺りが限界なんだけど、師匠がもし現役だったら(時間さえ与えれば)もっといいサンプルを示してくれたんでは?と思います。
とにかくスカイレイダーの排煙をハンドピースで『ぴゅー』が許せなかっただけなんだが(笑)。
実機カラー写真の多くは補正されちゃってフラットブラックを一吹き…にしたい気持ちは判らんとは言えないけど、肉眼で見るとそういうのは殆どないよね、ディーゼルエンジンじゃないんだから…。
そんな感じでこの作例も所謂「吹きつけ」は一切用いておらず、専ら面相筆と綿棒そして小指の先っちょしか動員していない。
ただ排煙の痕跡が彗星の尻尾みたいになってるだけならハンドピースも良いんだけれど、スカイレイダーの場合、そのスクエアになってる機体断面形状の根拠=フレームの織りなす起伏があり、その山頂部分を舐めるように排煙が残るという神がかった状況なのでこれを表現するのはおそらく道具に頼るだけでは不可能かと思うのです。
と云う訳で僕なりに頑張っては見たのだが、皆さんの目にはどう見えるんだろうか?『下手くそめ!』ですか?まぁ気は心と云うことで許して下せぇ…。
デカールは出た時話題になったんだけどエアロマスターの勘違いバージョンでVA-176の#405号機、ジマーマン少佐機でミグキラーでもなんでもないからやまちゃん殿は号泣するんでしょうが、僕は全くお構いなし(だってキラーマーク無いだけで同じ塗装じゃん-笑-)。
これ単なる勘違いでエアロマスターはMiG17を落とした機体だ!とキャプションに書いちゃってるから本人たちはそう思って出したに違いないが、もちろんそんな事実は無い(爆)。まぁ、MiGを落としていないからってハートマン、ジョンソン、パットンの3人以外のスカイレイダー乗りが『価値の無い存在』だったとはおくびにも言えないので敬意を払いつつ作らせていただいた次第です。艦攻乗りなんてまさしく『漢の仕事につく人物』はそれだけでリスペクトすべき存在ですよ…ねぇ師匠?
←
アーマメントは前回触れましたけど、一部(Sta.7~9と書きたいところだがセンターと内翼の2ヶ所はマニュアルでは番号を与えられていないのだ…)をポリキャップのギミックで差し替えて遊べます。
この1966年秋のイントレピッドに居たVA-176所属機ですと、既にLDGP爆弾のデュプロイが始まって暫く経ってる時期ですのでタミヤの箱絵および説明図上の爆装は間違いです。ついでに言えば、キットの250lbのGP弾(M57クロスフィン)は、僕が調べた限り1962年以降で下げてる海軍のA-1は見たことがありません。また、下げるとしても250lbは別のボックスフィンのタイプが圧倒的に多いですので下げるのは相当勇気が要ります(笑)。だもんで作例は全てMk.80シリーズで統一しています。ファイアークラッカーを6本吊るしてますが、この時期のスカイレイダーならOKです。もちろんフォレスタルのあの事故の前ですんで弾体は耐火コーティングなどありません。
何にせよハセガワ・ウェポンセットのフリーフォール弾でダダ余りに余る84番と81番を消費できるのが助かります(爆)。まぁ、知ってる人は御存知でしょうが81番はA-1が退役し始めるこの頃を境に適用ミッションの宛が無くなり海軍・海兵隊は使用をやめています(空軍は知りません-爆-でも同様なのかな?と)。一部に威力が足りず生産中止されたとする記述が見られますが、今のところ僕はそれを証明する公文書の存在を確認していません。Thomas Newdickは2011年刊の著書でその件に触れて"remain in service with various export operators."とも書いています。威力が問題なら散々GP弾時代に使ってた250lb弾の説明がつかないし、恐らくは生産合理化と(この後に現れるA-6,A-7,A-10等)機材の搭載量増大に伴う小型爆弾適用局面の形骸化が進んだのが理由でしょう。
←まぁ一応途中まではどのVAにするか迷ってたのでM66も作ってあります。
こんな感じになりますが、理由不明ながらM57よりは適用事例が多く、また結構使われていましたからひょっとしてイントレピッドにも在庫があったかも知れませんね。左右1個づつの82番はディジーカッター付き。こうして並べて吊ってると81と82の弾体規模の差がそんなにないことが判ると思います。そう思えば81番の存在価値が薄れるのは何と無く想像つきますよね?
←詰まんない話だが、タミヤのペラ装着方式はいつものポリキャップです。きつめでそのままだと破損が怖いので、せめて吹いたら回るくらいの塩梅に調整されると宜しかろう。D9パーツとD1パーツの穴を気持拡大してあげればOK。
ついでのついでで補足しますが、ペラ端の警告マークは裏表同じの赤白ではなく、裏面はこの頃は黄色一色でWWIIの頃と同じ。これもタミヤの指示は間違いなので注意されたい。展示機とかは論外ですが、知る限りペラがコックピットからの視界に入る機体で両面白赤は米海軍には存在しなかったと思います。両面同じは多分トラッカー辺りからの標準なんじゃないかなぁーと。
←脚のアップ。
引込ロッド(Telescoping mechanism )は修正した甲斐あってらしくなりました。
ブレーキ・フールドの配管は昔買ったモデラーズのF1用。
ちらっと写ってる燃タンのアンチグレアはVA-176の機体が下げてた事実は確認出来てませんのでフィクションです。あった方がカッコいいですけどね。
相変わらず長文になちゃって書けない他の細部ですが写真には見て取れるかと思いますんで割愛します。
◇
まぁ、一時はトムキャット、コスモゼロと並行してどうなるかとパニックになりかけてましたが、完成して良かったです。
本当ならパイロンの揺れ止めもちゃんとしたかったのですが、この名キットならこの先いくらでも作れそうですし次の機会で良いでしょう。
そんな風に思えるキットってなかなか無いですよね。タミヤ製はやっぱりハズレが無いや。ではでは…。
以前にも述べたが「仮想戦記」なんてものはリアルでの敗北をヴァーチャルで挽回とか(挽回してねぇだろ?ソレ)、人生何かと闘わねばならない人間には持つべからざる感性を源泉とするもので、そんなもんを喜んで観てたら現実での諸問題に積極的に関わろう、解決してやろうという最も大事な感性をスポイルしてしまうよ。だから今日やたらと『メンドクサイ』を口にする若者が増えてんだし、究極がニートだの無職だの云われる連中の増加現象だ…。そんなもんをエンターティンメントを口実に世間に拡散する連中はハッキリ言って犯罪者に等しい存在だと敢えて極言しておきます!
◇
さて、気分を変えて本題へ…。
←完成。
時間がかかったのは要するにスカイレイダーに特徴的な排煙汚れの表現をコツコツとやらねばならぬ…と云う訳でありまして…。
このいかにも『ガソリンエンジンだよ!』って排煙表現は、実機が千差万別なるもやり過ぎれば汚いだけだし、エナメルのフラットブラックをハンドピースの細吹きでドヤ顔するだけ(安易だよなぁーガソリンエンジンの排煙ってそんな黒くないぜ?)ではイマイチ…。
だもんで、手仕事でコツコツとせざるを得なかったのですな。
まぁ、僕は下手っピーなのでこの辺りが限界なんだけど、師匠がもし現役だったら(時間さえ与えれば)もっといいサンプルを示してくれたんでは?と思います。
とにかくスカイレイダーの排煙をハンドピースで『ぴゅー』が許せなかっただけなんだが(笑)。
実機カラー写真の多くは補正されちゃってフラットブラックを一吹き…にしたい気持ちは判らんとは言えないけど、肉眼で見るとそういうのは殆どないよね、ディーゼルエンジンじゃないんだから…。
そんな感じでこの作例も所謂「吹きつけ」は一切用いておらず、専ら面相筆と綿棒そして小指の先っちょしか動員していない。
ただ排煙の痕跡が彗星の尻尾みたいになってるだけならハンドピースも良いんだけれど、スカイレイダーの場合、そのスクエアになってる機体断面形状の根拠=フレームの織りなす起伏があり、その山頂部分を舐めるように排煙が残るという神がかった状況なのでこれを表現するのはおそらく道具に頼るだけでは不可能かと思うのです。
と云う訳で僕なりに頑張っては見たのだが、皆さんの目にはどう見えるんだろうか?『下手くそめ!』ですか?まぁ気は心と云うことで許して下せぇ…。
デカールは出た時話題になったんだけどエアロマスターの勘違いバージョンでVA-176の#405号機、ジマーマン少佐機でミグキラーでもなんでもないからやまちゃん殿は号泣するんでしょうが、僕は全くお構いなし(だってキラーマーク無いだけで同じ塗装じゃん-笑-)。
これ単なる勘違いでエアロマスターはMiG17を落とした機体だ!とキャプションに書いちゃってるから本人たちはそう思って出したに違いないが、もちろんそんな事実は無い(爆)。まぁ、MiGを落としていないからってハートマン、ジョンソン、パットンの3人以外のスカイレイダー乗りが『価値の無い存在』だったとはおくびにも言えないので敬意を払いつつ作らせていただいた次第です。艦攻乗りなんてまさしく『漢の仕事につく人物』はそれだけでリスペクトすべき存在ですよ…ねぇ師匠?
←
アーマメントは前回触れましたけど、一部(Sta.7~9と書きたいところだがセンターと内翼の2ヶ所はマニュアルでは番号を与えられていないのだ…)をポリキャップのギミックで差し替えて遊べます。
この1966年秋のイントレピッドに居たVA-176所属機ですと、既にLDGP爆弾のデュプロイが始まって暫く経ってる時期ですのでタミヤの箱絵および説明図上の爆装は間違いです。ついでに言えば、キットの250lbのGP弾(M57クロスフィン)は、僕が調べた限り1962年以降で下げてる海軍のA-1は見たことがありません。また、下げるとしても250lbは別のボックスフィンのタイプが圧倒的に多いですので下げるのは相当勇気が要ります(笑)。だもんで作例は全てMk.80シリーズで統一しています。ファイアークラッカーを6本吊るしてますが、この時期のスカイレイダーならOKです。もちろんフォレスタルのあの事故の前ですんで弾体は耐火コーティングなどありません。
何にせよハセガワ・ウェポンセットのフリーフォール弾でダダ余りに余る84番と81番を消費できるのが助かります(爆)。まぁ、知ってる人は御存知でしょうが81番はA-1が退役し始めるこの頃を境に適用ミッションの宛が無くなり海軍・海兵隊は使用をやめています(空軍は知りません-爆-でも同様なのかな?と)。一部に威力が足りず生産中止されたとする記述が見られますが、今のところ僕はそれを証明する公文書の存在を確認していません。Thomas Newdickは2011年刊の著書でその件に触れて"remain in service with various export operators."とも書いています。威力が問題なら散々GP弾時代に使ってた250lb弾の説明がつかないし、恐らくは生産合理化と(この後に現れるA-6,A-7,A-10等)機材の搭載量増大に伴う小型爆弾適用局面の形骸化が進んだのが理由でしょう。
←まぁ一応途中まではどのVAにするか迷ってたのでM66も作ってあります。
こんな感じになりますが、理由不明ながらM57よりは適用事例が多く、また結構使われていましたからひょっとしてイントレピッドにも在庫があったかも知れませんね。左右1個づつの82番はディジーカッター付き。こうして並べて吊ってると81と82の弾体規模の差がそんなにないことが判ると思います。そう思えば81番の存在価値が薄れるのは何と無く想像つきますよね?
←詰まんない話だが、タミヤのペラ装着方式はいつものポリキャップです。きつめでそのままだと破損が怖いので、せめて吹いたら回るくらいの塩梅に調整されると宜しかろう。D9パーツとD1パーツの穴を気持拡大してあげればOK。
ついでのついでで補足しますが、ペラ端の警告マークは裏表同じの赤白ではなく、裏面はこの頃は黄色一色でWWIIの頃と同じ。これもタミヤの指示は間違いなので注意されたい。展示機とかは論外ですが、知る限りペラがコックピットからの視界に入る機体で両面白赤は米海軍には存在しなかったと思います。両面同じは多分トラッカー辺りからの標準なんじゃないかなぁーと。
←脚のアップ。
引込ロッド(Telescoping mechanism )は修正した甲斐あってらしくなりました。
ブレーキ・フールドの配管は昔買ったモデラーズのF1用。
ちらっと写ってる燃タンのアンチグレアはVA-176の機体が下げてた事実は確認出来てませんのでフィクションです。あった方がカッコいいですけどね。
相変わらず長文になちゃって書けない他の細部ですが写真には見て取れるかと思いますんで割愛します。
◇
まぁ、一時はトムキャット、コスモゼロと並行してどうなるかとパニックになりかけてましたが、完成して良かったです。
本当ならパイロンの揺れ止めもちゃんとしたかったのですが、この名キットならこの先いくらでも作れそうですし次の機会で良いでしょう。
そんな風に思えるキットってなかなか無いですよね。タミヤ製はやっぱりハズレが無いや。ではでは…。