参議院選挙も終わり、新分野は自公与党を中心とした改憲派が66%越える議席数となり、衆参共に憲法改正が可能となる状況が整いました。私は以前申し上げた通り、条件付きながら改憲派ですので、まーそれは良しとして、しぶとく残ったなぁ~福島瑞穂(爆)。
まぁ、戦前の明治憲法復活~にする気はないんだろうから妙な事にはならんとは思いますが、万が一にもシビリアンコントロールの条文を含めてくれないとなると、また軍人が闊歩する嫌な国になり下がるわけですが、自民の草案を見る限りは一応~軍は『内閣総理大臣の指揮下にある』との一文が明記されているのでその意識は伺い知れます。まぁ、どうなるか分かりませんが、よろしゅー頼みますよ安倍総理(苦笑)。
自衛隊の呼称改変は『自衛軍』とかにしといて欲しい、陸軍、海軍じゃどうも戦前の嫌なニュアンスとかイメージとかが想起されて気持ちが悪い。海外呼称も”Self Defense Navy(Air Force)"とかならすっきりするな、どうもMaritime~じゃ締まらん。
自衛隊の呼称改変は『自衛軍』とかにしといて欲しい、陸軍、海軍じゃどうも戦前の嫌なニュアンスとかイメージとかが想起されて気持ちが悪い。海外呼称も”Self Defense Navy(Air Force)"とかならすっきりするな、どうもMaritime~じゃ締まらん。
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さて、1/32のA-4はようやくデカールを貼れる段まで漕ぎ着けました(この写真はアンチグレアとか赤い部分を塗る前で チト古い状態です)が、これは完成するまで記事は書かないつもりなので、今日も更新ネタに旧作を浚ってみたいと思います。
1/72では一番実機のフォルムを捉えてる良いキットなんだけど、若干古めでトラップも多く、店頭で手にされた方にその辺りのフォローを…といった主旨で今回は進めたいと思います。
しかもこれ、タミヤパッケージでも実勢は千円ちょっとで購入できるというお手軽アイテムでして、入門コースにはある意味恰好でしてビギナーには是非お勧めのキットだと思います。
しかもこれ、タミヤパッケージでも実勢は千円ちょっとで購入できるというお手軽アイテムでして、入門コースにはある意味恰好でしてビギナーには是非お勧めのキットだと思います。
【1】前提
本キットはVA-36(二代目)ロードランナーズのデカール付きで売られていますが、まずここで最初の問題にぶち当たります。
このデカールはSWIP+AFC599(在り・なし共)という改修を受けた後のマーキングなので、キットのメタル・ウイング版だとその改修前の機材となりますんで、正確には付属のデカールを使う事は出来ないのです。
キットのBuNo.161662だとたぶんSWIPではなくAFC599だけの適用ですが、まずもって外見上は見分けがつきません(でもキットはAGM-88吊ってるよな?)。
このデカールはSWIP+AFC599(在り・なし共)という改修を受けた後のマーキングなので、キットのメタル・ウイング版だとその改修前の機材となりますんで、正確には付属のデカールを使う事は出来ないのです。
キットのBuNo.161662だとたぶんSWIPではなくAFC599だけの適用ですが、まずもって外見上は見分けがつきません(でもキットはAGM-88吊ってるよな?)。
極初期にボーイングウイングなし(AFC599後回し)のSWIPも存在しましたが、このBuNoでは該当はない筈なのでそれらの例外からも漏れる筈です。正確を期するなら、ここは別のデカールを用意すべきでしょう。
つまりはこのキット、素組ではボーイング翼装備のマーキングはまずもって作れません。
スクラッチで改造するか、多少の違いに目をつぶってハセガワのプラウラーの主翼を移植して「なんちゃってコンポジット」とする…位しか今のところ方法はありませんが、そこまでしてロービジ(カウンターシェイド)のA-6Eを作りたい人も少ないでしょうから、ここは素直にマイクロのハイビジ・イントルーダー用デカールを使って楽しむべきでしょう。
つって・・・・ビギナー向けといっておきながら、急にハードル上げてどうすんだって(笑)。
マイクロ(現スーパースケール)手に入らない? じゃ~仕方ありません。なんちゃってVA-36で押し通しちゃいましょう(爆)。
【2】機首周り
形状については全く問題なく、ハセガワやフジミのキットで誤解されてるレドーム形状はレベル1/48を縮小コピーしたかと見紛う位バッチリです。但し、部品分割が実機と異なるラインでなされており、接着痕はしっかり消し去らないと妙なことになります。バラストは必須でパチンコ玉で2~3個も詰めればOKでしょう。僕はハンズ等で手に入る半インチの鉄球を1個使ってます。
形状については全く問題なく、ハセガワやフジミのキットで誤解されてるレドーム形状はレベル1/48を縮小コピーしたかと見紛う位バッチリです。但し、部品分割が実機と異なるラインでなされており、接着痕はしっかり消し去らないと妙なことになります。バラストは必須でパチンコ玉で2~3個も詰めればOKでしょう。僕はハンズ等で手に入る半インチの鉄球を1個使ってます。
1/72なので当然の省略ですが、受油プローブ付け根左にプローブ用照明、風防左前はヒートブラスト・エジェクター等を追加すると宜しかろう。
機首に序でこのキットが他を凌駕するのはインテークパーツの形状です。ハセガワ、フジミが単なるカマボコ型トンネルパーツなのに対し、このキットのものは絶妙に実機らしく良いシェイプです。但し内部ダクトが完全に無視されていますので、不満であれば以前EA-6Aの時に実施したような手を打つ必要があります。良いシームレスダクトのレジンパーツが売られていましたが残念ながら絶版で、現在は入手が難しくなってます。
コクピットは水準の出来。シートはGRU5/7に見えるそこそこの出来栄えなのでベルト、ハーネス等の追加で充分でしょう。僕は螺旋模様が塗りにくいのでフェイス・カーテン・ハンドルは真鍮線などで置換しています。
キャノピーはワンピースで内側後部が別部品。Revell 1/48のように分割線が出る事もない一体成型なのが救いです。
【3】主翼
主翼をフォールディング状態に組める当時世界初のA-6キットなのでパーツはバラバラです。折りたたまないならば、主翼は上下を先にではなく、外翼、内翼を接着してから上下貼り合わせた方が真っ直ぐに作れます。
E型キットとしての問題点になりますが、例によって内翼フェンスの位置のミス。
キットはA型初期の位置でして、そのままE型として完成させるとまずい事になります。
ココは鈴木幸雄さんの図面なんかもミスってるので気をつけましょう (鈴木さん、もしここ見てたら次回直して下さい)。 正しい位置は内翼パイロンよりやや内側になります。デテ&スケのダナベルの三面図は"珍しく"ココが実機どおりですね(笑)。
修正方法は本ブログ立上げ当初にキネティック1/48プラウラーなんかでもやってますので参考にしていただければと思います。
キットはA型初期の位置でして、そのままE型として完成させるとまずい事になります。
ココは鈴木幸雄さんの図面なんかもミスってるので気をつけましょう (鈴木さん、もしここ見てたら次回直して下さい)。 正しい位置は内翼パイロンよりやや内側になります。デテ&スケのダナベルの三面図は"珍しく"ココが実機どおりですね(笑)。
修正方法は本ブログ立上げ当初にキネティック1/48プラウラーなんかでもやってますので参考にしていただければと思います。
折りたたみ化した都合でしょうか、何故か外側パイロンの取り付け位置が実際より内側になっちゃっています。
実機は折りたたみ部側面とパイロン外側面が面一になるので外へずらして接着してください。特に折りたたんだ時、素組ですと違和感が出ちゃいます。
実機は折りたたみ部側面とパイロン外側面が面一になるので外へずらして接着してください。特に折りたたんだ時、素組ですと違和感が出ちゃいます。
また、ここはボーイング翼だとパイロン形状からして変わってきます。フェアリングが付いて、加えて折りたたむ際、その一部が主翼に持っていかれる形で開きます。つまり見た目がメタル翼とは全く違ってしまうのです。
また、細かい話ですがボーイング翼になる前に、フォーメーションライト変更(→ルミネセンスライト型)の改造が入っています。その有無で翼端の形状が異なり、キットは古いバージョンのままですのでロービジの機体にする場合丸く整形する必要があります。これはコンポジット化とは無関係の改造ですのでご注意ください。逆にハイビジ塗装の場合はそのままで行けますから楽ですね。
【4】胴体
キットはTRAMバージョンだと言ってます。もちろんそれでもいいのですが、DRSターレットが未装備な場合CAINSと見分けがつきませんのでそっちでも完成可能です。ってかそんなこと言うならA型にだって組むことはできますけどね…。 ただ、後部左上面に装着されたエア・インテークはパーツ形状に今一愛情が伺えないので自作をお勧めしたい。また、そのすぐ下のエア抜き穴は開口しておくこと。左舷にしかないので注意されたい。また、CAINS未満の機体には装備されていないので、作る機体に合わせてください。
この作例はエキゾーストを金属パイプと銅板の重ね合わせ加工で自作したものに置換しています。作り方は過去に何回か紹介させて頂いてますので割愛します。
この作例はエキゾーストを金属パイプと銅板の重ね合わせ加工で自作したものに置換しています。作り方は過去に何回か紹介させて頂いてますので割愛します。
【5】小物
1/72でこのお値段ですからロックアイII 8発とAGM-88 HARMが2発だけなのは仕方ありません。しかし、A-6と言えばスネークアイ、スネークアイと言えばA-6というくらいのコンビですのでハセガワのウェポンセットからMk.82を奢ってあげたいものです。12発だと結構使いますけどね…。
因みに1975年頃のハイビジ・マーキングを施したA-6にロックアイIIを吊るすのは正解か?という問いかけがあるが、そこは模型だから堅い事は言わんで良いでしょう。1967年以降の塗装なら全てのイントルーダーに可能性はあったし、実弾訓練設定なら充分にアリです。でもキットのHARM(開発開始が1974年なので~)をハイビジのA-6には吊るすのはあり得ないのでやってはダメ。一応~念のため。
キットの脚周りはスケール充分な出来ですし、タイヤもハブのメリハリが明確で塗装し易くなっています。ここはフルードチューブを追加するなどしてそれっぽく手を加えると良いでしょう。
尚、写真のマーキングは期せずして最初のRevell 1/48のキット付属デカールと同じ(スティーブン・クーンツの居た?)VA196 "メインバッテリー"になり、こちらは『デビル506』でマイクロデカール#72-495を使用しました。但し、モデックスその他が空軍書体になっていました関係で、それら全てスケールマスターNAVYレターセットで置換する手間がかかってます。一応参考まで…。
【総括】
ざっと流しましたが、こんな感じです。イントルーダーは1/72のみならず長い事キットに恵まれていませんでした。また、満を持してのフジミが期待を裏切ってくれた時には眼の前が真っ暗になって絶望的でした。
そんな折1/48でRevell、1/72でイタレリと相次いでリリースされて当時喜びにむせたことを思い出します。まぁ、今の目では辛いところもありますが、1/72は当面このイタレリがbestの位置を占める事でしょう。
今度このキットを作るとしたらおそらくはタンカー型(KA-6D)になるとは思いますが近々予定に入れられればなーと思っています。
では、次回まで…
1/72でこのお値段ですからロックアイII 8発とAGM-88 HARMが2発だけなのは仕方ありません。しかし、A-6と言えばスネークアイ、スネークアイと言えばA-6というくらいのコンビですのでハセガワのウェポンセットからMk.82を奢ってあげたいものです。12発だと結構使いますけどね…。
因みに1975年頃のハイビジ・マーキングを施したA-6にロックアイIIを吊るすのは正解か?という問いかけがあるが、そこは模型だから堅い事は言わんで良いでしょう。1967年以降の塗装なら全てのイントルーダーに可能性はあったし、実弾訓練設定なら充分にアリです。でもキットのHARM(開発開始が1974年なので~)をハイビジのA-6には吊るすのはあり得ないのでやってはダメ。一応~念のため。
キットの脚周りはスケール充分な出来ですし、タイヤもハブのメリハリが明確で塗装し易くなっています。ここはフルードチューブを追加するなどしてそれっぽく手を加えると良いでしょう。
尚、写真のマーキングは期せずして最初のRevell 1/48のキット付属デカールと同じ(スティーブン・クーンツの居た?)VA196 "メインバッテリー"になり、こちらは『デビル506』でマイクロデカール#72-495を使用しました。但し、モデックスその他が空軍書体になっていました関係で、それら全てスケールマスターNAVYレターセットで置換する手間がかかってます。一応参考まで…。
【総括】
ざっと流しましたが、こんな感じです。イントルーダーは1/72のみならず長い事キットに恵まれていませんでした。また、満を持してのフジミが期待を裏切ってくれた時には眼の前が真っ暗になって絶望的でした。
そんな折1/48でRevell、1/72でイタレリと相次いでリリースされて当時喜びにむせたことを思い出します。まぁ、今の目では辛いところもありますが、1/72は当面このイタレリがbestの位置を占める事でしょう。
今度このキットを作るとしたらおそらくはタンカー型(KA-6D)になるとは思いますが近々予定に入れられればなーと思っています。
では、次回まで…