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F-35B ライトニングⅡ 完成! ( 1/48 KittyHawk ☆絶版☆)

師走ですね。早いもので2023年も最終月となりました、地元唯一のスケモ店舗といえるピンバイス閉店の悲報とか色々ありましたが悲しい話題には触れぬよう一貫してきました流れもあるし、ここで総括を語るにはまだ早い上に反省ばかりに終止してしまいそうなので早速本題に入りましょう。
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もう入手難だからパッケージと一緒に...無事成仏!(合掌)
前脚庫扉開閉ギア ←最後の残作業&詰め工作。
残回触れた「課題」の前脚扉開閉機構の省略点...。おそらくは後のEdition Ⅱでパーツ追加となったであろう欠損部位の補完だが、こういうのは本当困る。ここは機体下部に潜り込んで撮影...でもしない限り詳細を把握することは出来ない以上、現行『周囲数メートル以内には関係者以外誰も近づけてはならない』という機材なので正しい情報は得られない。従ってアカデミーやタミヤのキットを参考に「デッチUP」しかなかったです(苦笑)。油圧で左側扉を閉めればリンケージで右舷扉も閉まる...と云う構造と推測し、アクチュエーターを「タミヤ1/35 米軍小火器セット」のM2予備銃身を変身させ、他は「食パンについてるアレ」から切り出して自作しました(青矢印の部位)。
キャノピー支持架の追加←コレも同じ事情でパーツが用意されていない「キャノピー開閉機構」の一部。
実物はもうちょっと形状が違うが、もう既に「やる気電池」が切れかかってて、先と同じく M2用三脚の左右脚部をそれぞれ利用して色塗って終わりにしました(爆)。細部はどのみち不明点が多く「実機通り」とはならないんで雰囲気重視。無いのは流石に拙かろうて...という例によって「気は心」クオリティです。
キャノピー最終工程←最後の課題だった「爆砕コード(爆)」は、デカールで誤魔化す算段でしたが、表に来る側って大抵のカラーデカールが「白」、黒ベタデカールでも同様と来てまして半ばヤケクソ気味に「黒のマスキングテープの細切り」で逃げました(笑)。これ...いい塩梅に糊部が黒色を薄め外側からは『実機通りのグレイ』に見えるので、意外に良い結果となりました。偶然の女神様に感謝。フチにある白い三角はロック用の爪だろうかと思います。左右4枚づつですが、キティのキットは受け口のモールドが3個づつしかありません(爆)。
生涯初の操縦士作成←敢えて申すまでもない出来で恐縮なんですが、今回(40年ほどの経験歴ながら)自分史上で初めて操縦士のフィギュアを搭乗させています。フィギュア自体の工作がクソ面倒なシートベルトの自作より簡単だったトレードオフ条件に併せ、『あっちこっち扉開けて、エンジンまでノズル下向かせてるのに空席は拙いんじゃね?』と、脳内で煩いジジイの声が聞こえたからで、他に意味はありません。ところがこのキット、載せろとは組説の何処にも書いておらず、部品図も黒く塗りつぶしてやがって「何か嫌な予感...」。それは見事にビンゴで素組だとコクピットに収まりやがりません(爆)。脚を切るのは忍びないのでコクピット床を掘り、そこへブーツを突っ込ませる手段で逃げました(笑)。相変わらず杜撰な奴らだKittyの中の中国人...。
お気づきになった方は偉いですが、このステルス機には『リアヴューミラー』と『HUD』が在りません。面倒な工作が不要となる点実に助かる実機のEOTS並びにEO DAS機能でした。凄ぇ時代になったもんです。一応キットのヘルメット...、その仕様になってるのダケは褒めておきましょう(笑)。

コンデジ02←はい。というわけで大きな事故もなく無事タミヤ版発売前に完成とあいなりました。
以下完成写真ですが、相変わらずコンデジで「被写界深度」上げて撮ると何故かノイズが出るし、汚いし、何故か青っぽく写るしで下手糞極まり恐縮至極。仕方ないんでピント一点集中になってしまうスマフォカメラのもの(青くないけど被写界深度ゼロ...)で追補してます(トホホ)。何かドット抜けしてるのでそろそろヤバいのかもしれない。
※UP後即時御覧頂いた方には恐縮ですが、後日「青いの」は入れ替えています。ゴメンナサイ。
スマフォ・オート02スマフォ・オート01スマフォ・オート05左舷




右舷48F-35B09H2




48F-35B09T←概ね三方照明で撮影したものが殆んどですが、わざと一点照明で「太陽光シミュレーション」撮影したら、このように最もツヤの高いレドームの見え方が他のそれと比して明るく見えるように撮れました。そうでない時も含め「3色使ったかのように」見えてるんで今回の塗装方法でF-35は行けるんじゃないかと個人的には解答を得られた感じです。苦労の甲斐は在ったようです。
がんばった武器庫とエンジンノズルウェポンベイ01余りアチコチをパカパカ開けて作るのは邪道!というのが中川流家元の御意見で私も師のお言葉通りの製作方法で邁進する者ですが、F-35系などステルス機は見栄えしないんで例外です。キットがA型表現の混在もあってしょうもなかったんで頑張って詳細化の上JDAMをレジンパーツ奢って補完するなど頑張りました。まぁ正直云えば「ビースト・モード」は本来のステルス機の姿ではないし(多分将来作りますけど...)、かといってウェポンベイ閉じるのは『脚を見せない森下千里(古過ぎ-笑-)』の体になるんで仕方がありませんね。タミヤのは素組でも見られるクオリティらしいのでココで苦労することは無いでしょう...そう祈ります。尚、AIM-120ですがキットのはサイズが怪しいのとフィンが別パーツで大してできが良いわけでもないのでRevellのライノから引っ張ってきて使っています。フィン一体ながらいい出来だし...。因みにAIM-120のランチャーは第3のドアに作り付けで開閉順が最後になるように設定されています。蛇足になりますが、実機がSTOVLとあって内側の2番ドアはハリアーのLift Improvement Device(.腹びれ または アデン砲パックが相当する)の役を果たすようで、垂直降下時は必ず半開きになっていますのでご注意を…。スタンドモデルなんかでお尻のノズルが下向き且つリフトファンも開放してるのに、ココが閉じてると『五月蝿ぇジジイ供』が黙ちゃいねぇーぜ!

殆んどセミスクラッチの3BSノズル着手当初は「何も足さず何も引かず」とか言ってたクセに最終的には「足し捲くり」だったですね(反省)。3BSノズルがツルツルだったので粗セミスクラッチになった工程とか、何か遠い昔のことのようです...。IPP排熱口やサブ・インテークにメッシュ貼ったとか忘れかけてました...苦労してんのに...。

48F-35B09Sま、それなりに効果は在ったと思います。ここ等辺タミヤはどうやらデカール表現らしい(ふふ、勝ったな...と独りほくそ笑む...って誰と闘ってんだか...-苦笑-)。


明るいインテーク内部48F-35B09R リフトファン周りは特に何もせずに済ませてますが、ファンブレード支持架の塗り分けはシンドかったです。因みにVMFA211は古いナショナルスターをココの蓋裏に描き込んでますが、毛玉デカールがチョンボしてて、泣く泣くAirfixのキングフィッシャーから引っ張ったのを貼っています。まぁ、どのみちOS2Uは新迷彩で作るから余るんですけどね。
 背面インテーク・ドアはヒンジが一個足りないんですが無視しました。あとぉ~ココだけの話ではなくドア類すべての取り付けが可也アバウトで、各個アライメント調整しながら固定するのに難儀しました。ヒンジ先端を切り詰めたり鑢ったり、都度厚紙でスペーサ作って噛まして...とか、レジンキットかよ?という様相です。タミヤ版では絶対ありえない話...。ココが所謂『明り取り』になってる関係で正面から見るとインテークダクト内部が明るいのは中々新鮮な光景です。
余談になりますが、これらのドア類に限らず最終工程はすべて『ゴリラグルー・クリア』を使って行っております。固着まで半日かかりますが何せ『事故に強い』『リカバリがなんぼでも利く』というので最近はエポキシより活用しています。

48F-35B09H448F-35B09A2D今回ウェザリングは殆んどやっていません。何せ実機がキレイなのと今回の目的は「ツヤ違い同色塗装」の結果を見極めたいというのが主目的なためです。若干煤けてる部位のみパステルでナゾッた程度になります。悪しからず。

 さて、当初正月発売だった「タミヤ版」12月前半と早まり焦りましたが、何とかその前にこのク●キット...コホンゲホン...モトイ、キティちゃんのF-35Bを完成させることができました。めでたしめでたし(笑)。総括といたしましては『そんな悪くもない』でして、悪い悪いと言われてた嵌合にしたって「ああ、作る奴の腕が悪いとなぁ~」という程度で良好とは言えないものの大した障壁でもなかったし、SDD機として素組するならベストと言ってもいいんじゃないかと思いました。
まぁ、会社も消滅したし、タミヤ版が流通するし...で、世の中今後このキットが作られることは僅少でしょうから『何の役にも立たない製作記』になりましたが、ココまでお付き合い頂けた方には、心より感謝多謝でございます。まぁ、壮大なギャグ...とまでは云いませんが、楽しんで頂けたのなら幸いですね(苦笑)。
 残る懸案は「果たしてタミヤ版C型は出るだろうか?」という点でして、出なきゃ出ないでMENG辺りに期待するしか無いんですが...。
 まさかそこまでタミヤは面倒みてくれないよなぁ~と一応達観してはいます。
え?「論拠は何だ?」ですか? だってC型は自衛隊使わないじゃん?...というのしか無いでしょ?

 英国が裏切ってB型に統一しC型は不採用になった件で単価が上がり、VFAは採用減少させちゃいまして、一方でマリンコがレガホの後継で採用するヤツをCVWに分遣する体制になった…という事情から『今後最も制作するであろうステルス機』である個人的理由もありまして『タミヤ版がない』というのは実にもって残念ではありますが...。


まぁ、そんな鬼が爆笑するような話はその辺にしておくとして、「コレで今年の更新は最後」~にならないよう気持ちを切り替えて参りましょう。ライン停止中の「デッカイF-4」も含めまして、次回も鋭意頑張ります。なんつって...。
ではでは、ごきげんよう。

【続】ステルス・カラーとは何ぞや? ( F-35B 1/48 KittyHawk その8 )

本日はアバンなし(笑)。
 タミヤ製1/48 F-35Bが発売されると知り、急遽始まった『KittyHawkModelのF-35B ゴミ化回避プロジェクト』ですがイヨイヨ佳境に入ってまいりました。

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 ここで前回の続編ということで、F-35Bの塗装色について総括と致します。
前回「F-35Bは FS36170以外の塗装色は使っていない」と申し上げましたが、まずはその根拠をご覧いただきます。
MIL-STD-2161Cの付録ページ抜粋←ちょっと見辛いとは思いますが、これ歴とした国防総省の公文書で、文書番号:MIL-STD-2161C「DEPARTMENT OF DEFENSE STANDARD PRACTICE」の「PAINT SCHEMES AND EXTERIOR MARKINGS FOR U.S. NAVY AND MARINE CORPS AIRCRAFT」なるモノからの付録ページ(APPENDIX)の抜粋で、F-35Bの標準塗装について定めてるヤツです。文書本編は題名でお解りかと思いますが、海軍並びに海兵隊の航空機の塗装に関しての連邦標準を定めた物なので、コレを越える確度の文書は他にないという存在。ペンタゴンのアーカイブから誰でもダウンロードできます。
 で、拡大してご覧頂いて一目瞭然ではありますが、ナショナルスター、ステンシルその他に36375を用いる以外は36170しか使っていません。ということで塗装色は36170で確定となります。議論の余地はありません(笑)。
 では何故、タミヤのキットにはRAM部その他にライトグレイ(もしくはライトコンパスゴーストグレイ)を塗れと指示してるのだ? タミヤは正しい筈だ!と仰せの向きもありましょう。ですが、実機写真を眺めてると様々な矛盾に遭遇するのです。
mil-F35B_Samp01←なるほど、レドームを始めRAM部が明るいグレイに見えるな...とこれだけを見ればタミヤ(だけでなく多くのプラモ・メーカー)の解釈と指示は一見して正しい...。私もこれだけが根拠として与えられたら反駁もなくその指示に従ったかも知れない。いや、天下のタミヤ様のご指示だ!逆らう訳がない...。

mil-F35B_Samp02←だがしかし...。
これは上記と違い、夜間格納庫内での照明のみの状況で撮影されたと思しき画像なのですが、レドームその他「タミヤが明るいグレイで塗れ」としてる部分が逆に暗く写っている(見える)ではないか...?
こ、これはどういうことなんだ? と事態は混迷を極める状況になりました。
 で、そこへもってきて上記のペンタゴン文書が決め手になり、私の推測は~

『ステルス機能による塗料材質の違いでツヤの具合に差が生じてて、それが上記の現象をもたらすのでは?』

という仮説を得るに至ったわけであります。RAMはレーダ波を塗装面で熱エネルギーに位相変換させる技術を実装したものですので、光も電磁波だとすると(それはレーダ波に比較すれば極めて微弱であるとはいえ)その反射光に何らかの影響が出る...という解釈は些か飛躍が過ぎるだろうか?(笑)そんな「雑誌ムー」的解釈でも導入しないと、何か説明がつかない点が多い...。

とまれ、模型なんだから好きに塗りゃエエんで、今回 機体塗装色は(標準規定に従い)36170一色しか用いず、かといって単調な仕上げを回避するには如何にすれば?という命題に、『実機通りツヤの差異で対処する』という運びになりました(笑)。
もちろんタミヤにしてもその辺は解っていて『模型的見栄えと作り易さの最大公約数』的配慮でもって塗り分けを指示されているのかと思います。それはそれで問題はありません。

RAM部マスキング地獄01←しかしまぁ、そうなったらなったで面倒臭いRAM部のマスキングからは逃れられない運命...。基本塗装のマスキングも含めると全工程の25%はマスキング作業で費やしたのではないかな?と思います。
当初は艶あり・やや艶あり・半ツヤ・やや艶消し・艶消し...の五段階くらいで...なんて思っていましたがとんでもありません...そんなこと出来ませんで、結局安易な「艶あり・半ツヤ・艶消し」の三段階に縮小しました。なんとこの写真までの機首部周りだけで二時間位要しました...。

48F-35B08d工程は大まかに「全体をカステンC-31瓶生で塗り→デカール作業→(部分的に)艶ありクリア(同)研ぎ出し→RAM部マスキング→艶消しクリア」です。マスキングはRAM部にデカールがかかってる場合そこを避けて行います。場所によっては薄紙でカバーしてテープの糊部がデカールに接触しないようするなど工夫が要ります。
私の場合、迷彩塗装時など含め「特殊な吹き方」をしますので爆弾倉その他は塗料がかからぬためマスクしていません。
↑マスキング終了。ここまでで合計12時間程かかりました。

48F-35B08c←前回やり直しとなったアプローチ/ランディングライトのUVレジン流し。
今度はレンズ状にできてらしく纏まりました。
リフトファンの可変ルーバーが「黒く塗り忘れて取り付けた」のがバレバレで、なんとカーボンデカールを貼っつけてゴマカシてるのが笑いを誘います(苦笑)。
48F-35B08aキャノピー色付48F-35B08e←左から、悩んだ挙げ句ブレーキ・ハイドロ系パイピングした主脚。クリアパープル+パールで塗装したキャノピー。最後の課題となる「引き込み機構がないノーズギア・ドア」の素組状態(未対処)。
主脚のパイピングは資料が中途半端でして、毎度おなじみアドリブ効かしまくりの『気は心』クオリティ。加工のため剥がれた塗装は未だ対応していません。キャノピー彩色に使ったクリアパープルはもちょっと濃く振っても良かったかも...、写真じゃ判らんですがパールのキラキラがいい感じです。ココは以降「爆砕コード(爆)」の装着が課題。前脚ドアに関しては噴飯もので、僕が買ったキットにはパーツがなかった。おそらく後のエディションでエッチングパーツが付いたのか?。確かイタレリのキットも無かったように思います。

48F-35B08b←はい。現状ここまで終わりました。ツヤ違い塗り分け上手くいきました。自画自賛になっちゃいますが...。多分このアプローチは知る限り世界初...の筈です(爆)。
次回、組み上げて完成...ですかね。もうVMFAとかバレバレですけど(笑)。

何か講釈ぶった内容になってしまいましたが、別段『コレが正解!』と申し上げるつもりはございません。「マスキング面倒臭いからデカール貼っちゃったぁ~アハハハハ」も十分アリでございます。私だって「初めての第五世代機」ですから偉そうなことは何も云えない立場でございます。
 こういうのはMAなりスケビなりで率先してやっていただきたいものですが、待っててもアレなんで、「単に違うグレイの塗り分けだけで良いのか?」と一石を投じる思いもありました。
結局は『ステルス・カラーなんて色は存在しないんだよ!』という結論でした(爆)。

例によって最後まで読了頂けた方には感謝多謝。
それでは次回までごきげんようでございます。

ステルス・カラーとは何ぞや? ( F-35B 1/48 KittyHawk その7 )

 流石の「バンダイ + 美少女プラモ」パワー…とでもいったところか? 前回の記事でアクセス数爆上がりの拙ブログですが、まぁアフィリエイトには何ら手出ししていませんでその点ご安心を…。まぁ、地味で更新気紛れなバカ・ブログですんで、そういう意図もあっての「美少女ネタ」ですんで「好まざる向き」の読者様各位におかれましてはご理解の程宜しくお願いします。

 唐突ながら話は変わりますが、今般、『国の誉れ』とも云うべき存在の大谷翔平クンですが、MLB初の日本人本塁打王に輝いたのも束の間、二度目のMVP受賞ということで正直賛辞に適切な言葉も見つからない…といったところです。故障がなければもう少し本数伸ばせた(+打点も松井の記録に届いた)であろうことは疑いなしでその点残念でしたが、私は個人的には「打率3割」を維持した点を大きく評価(ってのは上から目線的表現で好きではないのだが)致します。来季は是非ゴジラ松井の年間打点記録を抜き、並み居るライバルを凌駕してのホームラン・キング獲得…とさらなる期待を抱かんばかりです。本当おめでとうございました。
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尾翼の塗分けと赤文字MARINESでVMFAがバレバレ…

 さて、本題。つか、現在 キティちゃんのF-35Bは仕上げの工程に入ってまして『SNS映えせんこと山の如し』なんで状況報告を越えるような内容にならず、その点ショボイと予め申しておきます(苦笑)。然し乍らここへ来て当初正月発売の予定だったタミヤ版が、12月中旬に繰り上がり(まぁX'mas商戦に当てるってのは当然視野に入っていただろうから責められないが…)、のんびりもしてられねぇ~と可也焦りが入ってきました(苦笑)。

塗り終えたパーツ先日概ね基本塗装を終了しました。
先立って「F-35は何色で塗ったらエエのん?」とモデラー界隈ではそこそこ話題に登る本機ではありますが、B型限定ですけど、一応幸いなことに情報は把握していてSDD機ならガンシップグレイ(36118)、配備機ならハヴ・グラス・グレイ(36170)という色だそうで、今回当然後者…ということになるわけですが~ 不幸にしてグンゼ(クレオス)に該当色はなく「しゃーねぇ近似色の36270でええか…」と着手時は適当なアプローチで済ませるつもりでした(爆)。
ところがモデル・カステンが「カモフラージュ・グレイ」という名称でバチピタの36170を売ってると知り急遽取り寄せて解決。
36170ベタ塗り←おお!ええ感じやん!
ということで迷うことなく使用しました。
世間ではSDDの時から銀混ぜたりパール上掛けしたりとご熱心なことですが、マリンコは配備機になってそれら風変わりな色調は(あの面倒くさそうなRAM部の塗り分けも含め)一切なくなってモデリング視点からは有り難い状況となりました。タミヤのB型作例なんかでは一部をライト・コンパス・ゴーストグレイかなんかで塗り分けるよう指示してるとお見受けしますが、あれは実機では塗料の機能上ツヤに差が出る箇所があるんで過分に『誇張表現』だと考えられます。カステンのは(僕が吹いたら)3/4グロスに仕上がりますが、これはデカール貼りを考慮したもので模型っぽく艶消し処理を施すのはモデラー任意としてる点有り難いものです。尚、世間では空軍も海軍もマリンコも一緒…という間違った認識が蔓延してる様子が覗えますが、誤解も甚だしいと申しておきます(苦笑)。ですから本ブログの記述を空軍(A型)と海軍(C型)に適用する…というような愚行に走らぬようご注意召されよ。

いい感じです←ココに至るまで「3時間を越える苦痛のマスキング工程」とか、死にそうなプロセスを経ていますが一切構わず…。とりあえず現状。いい感じです。艶が出てる所は適所をそのままとし、デカール終了後、全体に艶消しクリアで整えたらバッチリやね…という読み。ホント助かるわモデル・カステン様。
ラダーの白の塗分けでVMFAバレバレだから、この際正直にLHA-6搭載のVMFA-211のCO機だと白状しておこう(爆)。因みにタミヤのキット・デカールにもこのマーキングは含まれるようです。

基本キティのデカールは使えないキティちゃんのキットは「10年モノ」なので素組だとSDD機しか作れず、今回一応配備機向けと修正入れてる関係でデカールは別売りかなんかを適用or手描きせねばなりません。幸い、手許には毛玉の48-069がありましたので解決です。当面配備機用のアソートなので岩国の121もありますのでタミヤの新しいヤツはこっちで作ろうかと思っています。何時になるかしらんけど(笑)。

配備機で追加されたアレ 因みにSDD用のパーツで背面中央にアンテナ付いてましたが当然使用せず、穴は埋めてあり、ヴァーティカルフィン前方の(おそらくはECM…ではなくレーダ・リフレクタというものらしい)左右バルジを自作して追加するなどの変化が見られる点ご注意下さい。作例のは元「食パンについてるアレ」の貼合わせ加工品で出来てるとは誰も思うまい(笑)。

主脚は軸が心許ない←主脚は特にどうということもない及第点の出来ですが、なんかタイヤ・ハブとの唯一の接点が「ポッチ」みたいなのがモールドされてるだけで完成後トラブルを招きそうなのが必至…で、洋白線に置換。実機はブレーキ配管が結構目立つので追加するかどうか思案中であります。

最近よく使うUVレジン←調整して妙な違和感がなくなった前脚。世に溢れるキティちゃんの作例を拝見するが、やっぱここ手を打ってないと違和感ありまくりですね…。
以前申してたタキシー&ランディングライトはシルバーが十分乾燥する前にUVレジン流し込んだみたいで失敗。あとでやり直します。

まだ様子見の仮組みです←士気高揚のため脚装着・爆弾吊下…するなどしての仮組み観察。
「ウッホっ、何かそれっぽくなってきたやんけ~」と独り悦に…、毎度家人からはバカ扱い(苦笑)。
実のところ『赤文字MARINES』レターはもそっと蛍光色に振って頂きたかったところですがまぁ、今回タミヤB型発売における「キティ版ゴミ化回避プロジェクト」ですから硬いこと云わんとエエでっしゃん?
尚、機体各部も含め爆弾等も艶消し処理前ですので悪しからずご了承下さい。


 はい、本日もショボかったですが毎度のこと…と諦めておくんなまし。次回で完成となれば何とか「タミヤ版発売前完成達成」となりますが、いかがなりますやら…。まぁ頑張ります。
例によって最後まで読了頂けた方には感謝多謝。
それでは次回までごきげんようであります。

塗装前の「難所」… ( F-35B 1/48 KittyHawk その6 )

最近ではちょい遅延気味な更新、10月も最終日だ…。やばいペース落ちだした…。
それもコレも日本シリーズが始まり、どうもソワソワして落ち着かん(笑)。しかもこの週末はF1が地球の反対側で行われてるので睡眠時間が滅茶苦茶です。その日シリも初戦快勝でこのままストレートで…というのが唯一の勝ちパターンだと個人的に思っていたのだが、第二戦を『裏切り狸:西勇輝』のお陰で大敗して落とし「帳消し」となり、気分的には可也落ち込んでいるのも影響しています。
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 そんな中、コメント欄でやぐちさんからもお知らせが在った「ラッパ72 A-6A」の現物イメージが同社HPで確認できたので所感をお伝えしたいと思います。いや、何せ今日はホントマジで内容が薄いんで…。

ラッパ72のA-6A無許可で転載してるけど、まぁええでっしゃろ。
←コレ見て違和感を持たれない向きには、まぁ『A-6に対して然程愛情がない人』ということで気にしないで良いです。本稿読み飛ばして構わないし、コレを買おうと作ろうと御自由になさってください、そのほうが幸せです(笑)。私は32版、ホビーボスの48版(ホビーボスは実質トランペッターと同じメーカです)を見た時と全く同じ反応でガッカリを通り越し怒りすら覚えてなりません。相変わらず鈴木三面図まんま…トホホ。
A-6実機(A型ではないが…)←ハイ。これが実機(A型ではないが、シェイプは殆んど同じなので比較上問題はない)。
もう機首周りが全くの別物です。しかも気持ちこっちの実機側は機首が上がってる分、ノーズ頂上部の稜線は水平に近い事になるのだが、依然傾斜具合がしっかり見て取れる…という絶妙のアングル。
正しいならラッパのキットの方がもっと傾斜がきつく見える筈なんだが、実際は見ての通り『丸で乗用車のボンネット然』とした平べったさ…。加えてウインドシールドの形状から何からテンで似ても似つかぬ駄作丸出しとお分かり頂ける筈であります。これはレドームの断面含めて正三角形だと解釈してる影響で実機のリサーチなど何もしていないということの証しであります。細かいこと云えば翼端の形状が「新型フォーメーション灯」のタイプになっててA型がコレじゃ拙い…。
 加えて『空軍しか使ってない所謂HOBOSタイプのGBU-8だか15だか24だかのような妙なモノ(おそらく縮尺が72に追いついていないので訳が判らん実体になってる)』をぶら下げてたりと相変わらず滅茶苦茶だ。そう云えば1/32のクルセイダーにも付けてたな、でかいHOBOSのGBUが、昔から陸軍の装備盗んで使ってる海兵隊への皮肉のつもりなんだろうか? ま、せめて「通」を気取りたいならMk.82のスネークアイをありったけ付けてくれてりゃ~それだけでも買う価値があるんだが、そういうところも含めて丸で解ってないんだトランペッターは!
 当然後追いでE型を出すんだろうけど、ウイングフェンスは初期型そのままの位置で(笑)、湾岸バージョンならメタル翼からボーイング翼に変える…という様な気も効かさんのは請け合いでしょうね(苦笑)。誰が買うか!そんなもん!
 さて本文。今月は毎週1回は更新できていたのに、どして第4週目は無更新となったのか?はご想像通り『イヤイヤ工程』だったからです。言い訳は申しません。『やりたくないことをやってると人間というものは総じて士気は落ちる』のです。
うへぇ~な工作←はい。ここね。
キットは申し訳程度の大きなパイプが左右1本づつしかなく、加えて格納する爆弾も無かったので不必要に『配管工事』から逃れる術はなかった…、いや、実際はこのキット用のレジンパーツ買えば解決したのだが、そこまでの投資は気が進まなかっただけの話…だが、そもそも(発売当時)『実機通り再現してるかどうか判らんレジンパーツ』買う勇気は私にはない。どうせデタラメになるのなら、実機写真見ながらそれなりに省略して自作でやった方が良い。
 というわけで、幸い実機写真が手に入ったのでそれを見ながら『爆弾とミサイルで隠れる所は省略』という方針を貫きつつ、完成後「それらしく賑やかしが見えればOK」という状況に…。とは言ってもそんなに実機通りとはいかないのでアドリブは利かしつつそれらしく…以上の出来ではない。アカデミーのキットなんかは潔く左右対象にしてたりするけど、実機は左右対象なのは吊下装置類の位置など「不対象だと困る」ものだけでして、その点ではやり易かった。モノグラムが健在だったらどう処理したろうかね?などと考えつつ作業してたけど、ホントこういうの苦手でして疲れたよ。
タミヤ製は大丈夫だよね? 当てにしてるからね(笑)。

穴塞ぎ←前回載せ忘れたケツ周りの処理。
このキット、大胆にもエンジンベイの中補機類のフォローが何もなくてガランドウ。ちょっとみっともないんでプラ板で塞ぎました。この辺も詳細が微妙で何も語れない。キットパーツ(尾部)との段差はエポパテで消しておきました(青⇒の辺り…)が、それが正しいかどうかは不明です。タミヤ製ならちゃんとなってる筈…と思います。

 はい、本当内容薄いですねゴメンなさい(笑)。作業は濃くて長くて苦痛全開だったんですが…。そのハライセなのか「F-35B製作記の名を借りたラッパのイントルーダーのディスり回」になってしまったようです。
 嗚呼、ホント、奇跡でも起きて『タミヤ製イントルーダー』が72,48で揃ってくんねぇーかなぁー!。
とジジイの繰り言で終わります(合掌)。

では皆さん、次回いよいよ「難しいF-35の塗装」の話に持っていけるよう頑張ります。
お付き合い頂けた方には感謝多謝。

嵌合を考える… ( F-35B 1/48 KittyHawk その5 )

 セ・パ 両リーグ共にCS(クライマックス・シリーズ)ファイナル・ステージに突入し、昨日は無事ペナントを獲ったタイガースとバファローズが勝利を収めました。虎が勝つのはもとより、2005年のことも在るのでロッテとやるのは嫌だな…という心境から、山本が初回3失点とか『オイオイ!マジかよ?』と一時は不安に駆られたが流石の『三連覇チーム』見事にひっくり返し勝てたのは嬉しかった。前身の阪急は僕が小学4年までファンだったチームだし、関西ダービーで日本一を競って欲しいものです。

 その件で笑ったのは昔『決戦・日本シリーズ』というかんべむさし氏著作のコメディ小説があり、阪神と阪急が戦う架空の日本シリーズを題材としたものですが、『面白いから読んでみ』と後藤師匠に一冊貰ったんですが、結末が2ルートある変わった構成の作品を初めて読むに及んで『ああ、こういうアプローチも許されるんだな』と、内容よりもそこに感心した覚えがあります。

その組み合わせの日シリはついぞ実現せずブレーブスが消滅。…で、今年…阪急を前身に持つオリックスと阪神が対戦する可能性が出た…という事で件の小説家 かんべ氏 に多くのマスコミがコメントを求めて居たらしいが、『うぜぇーから断る!』と当の かんべ氏 がXだかFBだかでかなりキツメの苦言を呈したとか(笑)。 読めば『ご尤もで…』という内容でして、本当しょーもないよなぁ…日本のマスコミってのは…。

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 本編が地味なのでサムネも使い廻しだ(苦笑)。
 今更確認でもないが、今作ってる1/48 F-35B はKittyhawk Modelという一昨年前に倒産だか消滅したブランドの(多分ロッキード・マーティンには無許可で作ってる)ものですが、出た当初にやれ『合いが悪い』だの何だのとの批判が多く、私もかつてのスーパーコブラや関連ブランドのパンダ製MRAPクーガー6x6 を組んだ経験から覚悟は在ったのですが、実際拍子抜けするくらい「騒ぐ程の酷いものは無い」のに驚いています。件のコブラやクーガーの時も「設計の悪さ」を嘆いては居ましたが、ちゃんと完成しました。
 概ね『モデラーの調整能力の問題』なのかな?と思う。確かにタミヤやバンダイ製のプラモしか組んだことがなきゃーこの程度の嵌合(『か・ん・ご・う』 な、Y君!)の悪さでも障壁なんだろう。

  テクノロジーの進歩とか発展とかで利便性やサービスの質的向上とか精度が上がると、それまで各個で対応してきたことで養われていた持ち前の技量やKnow Howとかが退化する…なんて話は昔から言われてたことだけど、まぁそういう事なんかな?とは思う。ガンプラや最近流行りの美少女プラモなんかのキットを(塗装もせず)素組してるだけのYoutuberとか…何か色々思う所があります。それらを『役に立つ…』と思って見てる人が居ることに『ん~、そんなんで良いのか技術立国ニッポン!』と不安になる。
インテーク横の合せ←一番心配だったのは臓物を入れた後にココが合わないと辛いな…と思ってたインテーク横の分割線。
たしかに何もしないと2mm位開くんですよ隙間が…。そりゃ「アホかコイツ」と顔も知らない設計者に毒づくけれど、何のことは無い「臓物を入れる前は合ってたんだから、原因はそこら辺やろ?」と簡単な分析で問題は明らかになる。簡単な話でインテークダクトのパーツと胴体下面のぶつかってる所をシコタマ削り込んでやればOKであった。分割線=特徴的な機体の山折れ線…なので綺麗に仕上げたい。
主翼付け根(上面)主翼付け根(下面)←主翼の取り付けなんかもご覧の通りで特に大きな隙間ができるわけでもなく、カッチリ合う感触だった(セロテープは接着が乾くまでのアレで気にしなくて良い)。但し、厚さの異なる板状のパーツのイモ付けになる点で『今日的配慮がない』組立てとなるので、段差が出ないように裏側に『アテ板』としてプラバンを接着し、更に主翼側にて厚さの足りない分(凡そ0.2mm程度)プラ版を挟んで継ぎ目に段差が生じないように工夫すると良い。これは表裏同じ処理で解決します。各パーツ裏にはダボ穴状の出っ張りが設けられており、それが『落下を防ぐ』効果を働かせてるが、一部不足な場所を伸ばしランナーやプラ棒を立てて補完してあげると万全となるでしょう。
(つか、そういうフォローを入れてこそYoutuberたる価値が上がろうかというもの…、そういう人が居ないというのがアレだ…)
二枚構成の尾翼類←残念だったのは二枚を張り合わせて作る構成の尾翼類でした。
ハマる方のパーツがキチキチで接着面で一皮剥いてやらないとハマらないのである。先の「臓物」と同じで図面引いてたアホウが「遊び」を考慮せず、また金型屋もその通り加工するからこういう事が起きるのだと思う。2点の図面を照明等に重ねて透かすと、接着面のラインが重なって見える…のでは駄目なのだ(この辺の話、理解できない人はアレですぞ?)。
白くなってる接合線は当然断面が「νの字」になってるからSoft99の薄付パテで埋めてある。まぁ、この辺りは仕上げの出来に関わることだからグダグダ言わない。
主脚タイヤとハブ嵌合とは関係ない話になるが、ご覧の主脚タイヤのパーツ…個人的に問題を感じたので手を加えています。例によってハブのリム部とタイヤとの境界線がタダの凸線…と、後々の塗装工程で面倒の素になるし何より実感がない。サークル・定規&けがき針で彫りを施しメリハリをつけました。若干違和感がある…と見える人の眼は正しい。ハブのセンターが出ていないからであり、コレは私の責任ではない(笑)。

初「士の字」状態←やれやれ…という感じでようやく士の字に漕ぎ着けたわけですが、ダラダラと長文で書いた作業は実際には数時間でのこと…。特に生産性に影響した…とまでの深刻さもなくプラモをソコソコの年数やってる人なら誰でもがこなせる筈…だと私は思う。確かにタミヤやバンダイ製品ならしなくて済む手間ではあろうけど…。尚、組説では先に脚を組んでおけという指示になっているが、当然(無加工で)後から接着できる構造になっているので大丈夫。だが「前脚柱」はなんか相当出来が怪しい感じでこの後修正が入る予定です。

 という感じで、本日はココまでです。地味な内容で申し訳ない。云いたかったのは『こんくらいで嵌合が悪いのなんの騒ぐんじゃねぇよ…』ということだけです。
 施されてるサービスの高品質が『当たり前』と感じる人は『感謝を忘れてる人』だよ…とはさる賢人のお言葉です。いつも申している『水道の蛇口をひねると…』と通じる精神性の話ですね。

ではでは、また次回…。
ごきげんよう。

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(画像はガルパンのケイさん
-スクラッチです-)

こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
いろいろとやってます。
★主な仕様★
  • 昔モデルアートにレビューを書いていたことがある
  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


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