記事のコメント欄が賑わうのは何気に嬉しいのですが、それはつまり更新が疎らであることの証であり、コメ友様に甘えてる余り褒められた状況にあらず…。ということで内容が地味ながら、今日も『フジミ 72 コルセアⅡ』で更新です。
その前に…
本編は劇場鑑賞済みなので今更ですが、オマケのブックレット、OVAの『タイチョウ・ウォー!』と秋山の戦車講座ぐらいしか新規お楽しみが無かったんですが、改めて見る戦車CGの動きは都度気になるポイントで『静止→コマ送り』と我ながらバカの極みである(笑)。
オマケOVAは本編で出番のなかったケイ様が結構MC的で、まぁ楽しめた。知らない学校の知らないキャラも結構居たのはボーナスだったかも…。コアラが『?』ではある。
残すとこ2話あるが、本当返す返すも生きてる内に完結を願いたい。私的にはまたしても聖グロに敗退…ってのが望む所。で、妄想するところ第5話で大洗の優勢展開なるも、第6話で愛里寿のセンチュリオンと新規追加になるコメット巡航戦車部隊(これはマチルダ隊を総入れ替え…)に翻弄されて惨敗する大洗( 個人的には胸熱 -笑-)。結果、敗戦で肩を落とし(前半優勢で油断から大失敗をやらかし、戦犯となって)涙するドンゾコ連中と各チーム・メンバーを前にして…
「もとより皆の協力で大学に受かろうなんてのは間違っていたんだ!」
と河嶋が独白し、皆の健闘を讃え感謝を述べ「浪人する覚悟」を決めてENDING…だったらカッコ良いラストになるだろうなぁ~と…。出展が古くなるが トム・クルーズ、デミー・ムーア主演の「アフュー・グッドメン」の結末と同じ…。『本質的に正しい行いとは何か?』を問うて終幕という具合である。まぁ、俗物監督の水島くんには出来ない芸当だろうけどね(笑)。ただ『戦車がゴリゴリ動いて、キャッキャウフフ』がメインの娯楽アニメですから、そこまで望むのは酷です。彼も別にシェイクスピアになりたいワケじゃないんだろうしね(笑)。
◇
今シバいてるのはこいつです。
さて、本題。今日は本当にショボいですから覚悟しておいてください。
左舷側がそうだったのだが、要するに外部を太らせ、内部を削る…という美容整形施術をすれば良い。
突出部に「薄付け」っというよりラッカー系パテは禁物なので使わず、エポパテを少量盛って行うわけだが、ご存知の通りエポパテはA剤B剤を水でこね回して攪拌するので、硬化前は極めてプラスチックとの相性が悪いのです。ましてやこのような小面積では作業中剥がれて制御困難です。で、(初心者にはお勧めしかねる)荒業なのですが、水で充分攪拌が進んだ後はラッカーシンナー(或いは流し込み接着剤)を含ませます(少量です)。これでポリスチレンとの相性は良好(だって溶解させるワケですから~)となりますので形出しが楽に行えます。少々硬化も遅れますが、一方でプラとの接合は充分。
形状の修正ついでに(修正位置上の)AN/ALQ-126のバルジも位置と形が悪いので直しました。
それだけでもこのインテーク分割方式はノーベル賞モノだと思いますが、嵌合がイマイチなので功罪は相殺になるのでしょうか?今の技術なら一体で成型すれば悩みは解消ですね、億が一タミヤ様が出すような時には是非お願いしたいものです(まだ、云うかぁぁぁ!)。
本旨はM61A1バルカンの砲口の処理でして、キットはB型との共通化の弊害でフェアリング(つかバルジ)が別パーツを貼る方式。文字通り『とってつけた感』丸出しになるので、先のエポパテで機首のパネルとなだらかに繋がる様「谷部」をなじませます。パネルラインも掘り直しになりますので結構面倒な手当てとなりますね。でもヤルとやらんでは最後に効果の差が露顕するのは間違いありません。
ニッパーは使わずに、ヒートペンがあれば先端に「マチバリ」や「廃カッター刃」を取り付け、慎重に「溶かし」つつ切り離すのをお勧めします。作業前にランナー枠ごと一旦分離しておくと作業は安全でしょう。ヒートペン等無い場合はそうやって『パーツに力が及ばない所』から、徐々にランナー部を切り飛ばしていき最後にゲート部分を切る…というように進めていく他は無いと思います。とにかくこのランナー設計は「無茶振り」が過ぎます(苦笑)。
←発売当時に手持ちのデカールとか実機写真との比較時に速攻で判明したエラーですが、フジミのラダーはヒンジ部の傾きが傾斜し過ぎています。画像赤の破線で示したものがキットのラインでした。
一旦ヒンジ部の凹線を埋め、正しいラインを彫り直します。
画像にもありますが、上端部の長さがキット実寸で約1.5mm程短いのが原因ですね。比率は下端基準で実機写真から0.724:1と算出しての結論です。ライン修正時に削り去ったアクチュエーター接続部(両舷にある…)も作り直しになります。
画像にもありますが、上端部の長さがキット実寸で約1.5mm程短いのが原因ですね。比率は下端基準で実機写真から0.724:1と算出しての結論です。ライン修正時に削り去ったアクチュエーター接続部(両舷にある…)も作り直しになります。
←特にフジミに限った話ではありませんが、All flying tail形式のスタビレータ(当然この造語が適用される)をベロ式で接着させるというのが『昭和の流行り』でして、当然本キットも違わずです。個人の好みなので欠点とまでは申しません。
しかしながら、実機の駐機状態では油圧が抜けた下がった状態を示すものが多く、僕も従いたかったので一旦ベロ穴を埋め、「ピボット式」に修正しました。軸は5度25分上反角がある…とされていますが、1/10度の精度は出せませんので、模型的に6度程曲げた(熱した)ピアノ線で軸を打っています。
←まぁ、目立って左右非対称には見えない…と判断。
これで勘弁して下さい(笑)。
ついでながら、ALR-45レーダー警戒装置レシーバー部(フジミはB/E共通パーツにしていますが、キットはE型のタイプでA/B型には使えません)や、E型で拡張された尾部のAN/ALQ-126 ECMアンテナ部も注目。後者は若干ボリュームが足りていませんが、今回はこのままいきます。
真にマニアックな細かい視点でこのフジミのキットを眺めると御覧のように修正点が結構出ます。開発時『昭和』であった点や実際1/72スケールだと考えれば、充分に及第点を与えられるキットですが、まぁブログのネタ的に『素組』では芸がない…ということでお許し下され。
さて、次回は完成…という事にしたいですが、相変わらず天候に左右され、また他キットに浮気も考えられますんで断言はしないでおきましょう(笑)。
ショボ回でしたが、毎度ながら最後までお付き合い頂けた方には感謝多謝。
では…