ちょっと油断していましたら、あっという間に時間が過ぎて、気がついたら ひと月程更新をサボってしまいました。忙しいながらもヒマを見つけては作業はしていますが、何せ今年はタイガースが頑張ってて、佐藤(輝)くん、中野くん(+伊藤くん)の応援でTVに齧り付いてる時間が多いというのが一番影響してるかもね(笑)。
 世間は緊急事態宣言がどうのこうので相変わらずですが、肝心の所轄官庁たる厚労省の官僚が、大勢でザギンでシャブシャブとかで爆笑させてくれまして、それも わざわざ深夜営業の店を探してってんですから、こりゃ国が『大丈夫です。死ぬ人は決まってますんで』ってお墨付きをくれたに等しい所業です。そりゃ~、皆さん出かけて『感染拡大上等!』状態になりますわな(笑)。実際、その通りなんですから、私個人としては『厚労省さん GJ!』なんですけどね(笑)。

 全く話変わるんですが、もう先月のことになりますか、現職のローマ市長(ヴィルジニア・ラッジ)がニームの闘技場と自市のコロッセオを混同するミスしてお笑いを誘った件(女性だから…とか云わないが、個人的に史跡とか興味がないんだろうね?)、ローマ・ヲタの僕はその両方を実際見に行ってる経験があり、日本人ながらにして呆れ返った次第です。出来も規模も保存状態も全然違うんだからして…。そんな事も手伝って、今回本編が薄味なのでコロッセオの模型をここで紹介致します。
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つっても、ペーパークラフト(3Dパズル)だから出来もそれなりか?って代物なんですけど、どーしてなかなかよく出来ているんですよコレ。ナショジオとのタイアップ製品みたいで他にもロンドンのタワー・ブリッヂとかエンパイア・ステート・ビルとかシリーズ化されています。価格はうろ覚えですが$20位だったような…。
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出来上がるとこんな感じ。最大幅で34.3cmだから1/48のイントルーダーがすっぽり乗っかる(笑)。パーツには予め切れ込みが入っており、バカ面して千切っては組み!を繰り返せば誰でも作れるに違いない。ご覧のように分割して『内部と地下はこうなってまっせ』と楽しめる。ラッジ市長もコレ組んでればニームの闘技場と区別がついたかもね…。
Colosseo04←因みにこんなキットも買っている。さすがローマ・ヲタだけのことはあるって自画自賛?
もちろんお膝元のイタレリ製で、これは童友社が大阪城(大坂城か?)出すのと同じノリなのだよな…。
しかしながら、イタレリだけにデキはどうなんだろうか?って思いましょう?
パーツはデッカイ皿が一個と他数点としたアッサリしたもので組むだけなら何も苦労は無いでしょう(笑)。
Colosseo05←説明図がやたら豪華なのはアレなんだろうか?多分コロッセオの土産物売り場コーナに積んで売られる事を意識しているんでしょうか…。最近ローマ行ってないので事情はわかりませんが…。
先のナショジオのやつと同じく、竣工当時の姿をモデル化しているのですが、周囲に設けられた、三段からなるアーチ状の窓に設置された彫像はプラパーツではなくて、全て印刷されたものを配置するというお手軽仕様になってます。これが残念といえば残念。でも塗装で気合入れれば可成りの完成度になりそうではあることが、キットの写真からも伺えます。映画『グラディエーター』観ると作りたくなるアイテムですな。

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 さて本題。忘れちゃった人もおられるかもだけど、まだやってんですよ SwordのF-3Bデモン…。
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いきなり、サムネイルを意識した480ピクセル幅の画像で恐縮です。
全然進んでないように見えてアレなんですけどね、今日は『簡易インジェクションなので色々辛いのよ』って話。
72F-3x04b←でね、タミヤやバンダイなら考えられないチョンボもありまして、まぁF-3を簡易で組みたいなんて好事師なら実害は無いんでしょうが、ココに示した通りキャノピー周りの組説に誤りがあるので指摘しておきます。
まさか、うまく組めないなぁ~って人は…居ないでしょうけれど念の為。

72F-3x04aでもね、左がそのパーツなんですがー、厚みが半端ない。
多分素組みだと閉状態には出来ないでしょうねーってことで手を打ちました。
(写真は既出、デカイサムネ用のを参照ください…)

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で同様にスジボリの件…。
簡易でパネルラインがスジボリでなされてるなんてのは、以前なら夢物語だったのでこのSwordのキットは十分合格点を上げられる出来なんです。・・・が、メリハリが全く無くて例えば動翼部の分離線もパネルの分割線も『全部同じノリ』なので、その辺りをモデラーが面倒見なくてはならないのです。
写真(左)が加工前、(右)が改良後…なのですが違いがお判り戴けましょうか? F-3はエルロンのヒンジ部が特徴的なので「前側を潜った感じ」に彫り込んでます。塗っちゃったら判んなくなるんだろうなぁ~と思いながらヘコヘコ作業する様は修行僧のようだと家人の弁(苦笑)。
72F-3x04d今回は主翼周りばかりです。
←これは加工後のエッチングパーツのウイングフェンス&バリアーキャッチャー。よく誤解する人いるけど、空力パーツは長いヤツだけで、スラット前縁のものは全部緊急着艦時にバリアー・ネットに引っかけるためだけのものでやんすよ…。コレ、言っておきますがキットのパーツを素組ではこの姿になりませんから作る人はお覚悟を…。天地でサイズ大きかったんで、全て形状修正と併せて可成り削り込んでます。長いの含めて左右で8枚あるんだから大変でしたよ(苦笑)。
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72F-3x04h←削り込んだ…と言えば、主/尾翼の各後縁もですな…。写真下手で申し訳ないですが、ココまでするのにも相当削り込んでいます。翼型変わらないように気をつけて作業せねばならないし、年寄りにはキツイですよ(苦笑)。
作業の都合で、どうしても形が維持できないラダー先端は、潔く切り飛ばした上でプラ板にてリペア。ココも尾翼本体との分離線は彫り直しています。

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ハイ、これでようやっと士の字(つかΛ字?)になりました。まぁ、百億が一も実現しませんが、「タミヤ製のF-3」だったらやらなくて良いであろう作業に、ここのところ可成りの工数をかけました…というお話でした。

次回、最低でも塗装終わったら更新しに来ます。ではでは…。