ども、ご無沙汰しておりやす。もう8月も終わっちゃいますね(苦笑)。今年はコロナ騒ぎのおかげで坂西くんが静岡を出られず、生憎恒例の夏の会合も、師匠と2人(坂西くんはチョットだけ電話参加)で侘びしかったです。師匠にも最近コメントつけないでゴメンナサイされちゃったけど、コメントつけたくなる記事も書いてないのでお互い様です。
HunnicuttM4Book01で、その代わりって訳でもないのでしょうが、師匠から嬉しいプレゼントがあったのでご紹介。
←まぁ、『シャーマニア』を名乗るなら絶対に持ってなくてはならないと伝え聞く『Hunnicutt本』のその初版です。
 コレ実は、MA誌で師匠がご活躍の頃、確か『みりたりぃ言いたい放題』のコラムで私財を投じて購入され(35年強前の当時で1万超え)たものを紹介されてたのですが、その当時から垂涎の本。
HunnicuttM4Book02 現在でも版を重ねること数度に渡り、装丁も変わったやつが手に入るのですが、安くてもハードカバーだと$200近い値で、『M4は海兵隊のしか作らん!』とか申してる存在には、なかなか手を出しかねる本でした。
熟読を重ねたと見え背表紙は無くなり、「本の体裁」は失われてましたが嬉しく頂戴し、ハンドメイドですが修復いたしました。ご覧の通り600ページ弱はすべて繋がってます(笑)。師匠!改めてありがとうございました。
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 さて、本題。長丁場になるのは判ってたので間欠泉的に作業を進めていた「Revell箱スケールのフォレスタル」ですが、皆さんは覚えてらっしゃいましたでしょうか? 師匠との飲み会の席上で執拗に責められたのもあり今回はその経過報告です。
542CV5902aと、申しましても見た目大した進捗はありませんで…。
つか結構大変な工程をクリアしたってのは事実なんですがね…、でもコレ同じ経験した人でなければ共感は得られないというもので、格好良く言えば『玄人好きするプレー』、悪く言えば『徒労』という両刃の剣…。ん?、何なのか解らない? ああた、写真見て気づきませんの? 甲板に無数に穿たれた"Tie down ring"を!
これ、海自では『係止環』って云うらしいですが、所謂飛行甲板上に搭載機を固定するためにチェーンのフックをかけておくアレですよ!
 実艦だと直径約20cm程のものですが、これが数m間隔でフライトデッキに点在する様は、近代空母にとっては当たり前のもはや『構造物』として無視できない存在でして、近年発売される空母キットでは必ず再現されてる代物です。ま、流石に1/700にはオーバースケールになるとは思いますが…。いや、350でもそうなんですが、そこはフォトエッチングをバリバリ貼り込むのがトレンドの昨今だと、『オーバースケール上等!』の表現手法の一つとして完全定着にあります。
 で、このレベルの箱スケール(1/542)も、キットになんと凸モールドで再現が施されておりまして、その安直な手段と低空飛行なクオリティには悩まされます。つか、知ってて作ってるんだから文句ではありませんが…。
 『まーやらなきゃアカンわなぁ』とリベット状のモールドはすべてこそぎ落とし、その跡を目安にポツポツとポンチでガイド穴を打ち(コレがまた修験者工程-笑-)ます。で、このままではフジツボ型にエッジが盛り上がった美しくない状態の穴ができるだけですので、更にそこを0.7mmのピンバイスでエッジをさらうようにして整形する…という作業を行いました。あくまでもドリル刃の先端で削るのが目的ですので手加減が微妙。開口/貫通しないようコツの要る作業になります。
542CV5902b 一口に書きゃそんだけのことですが、これを甲板&エレベータ上面に約3,200回程(密度分布の積算で求めた件数なので多少の誤差あり)繰り返すわけです。 そりゃ一1日~2日では無理ですから何回かに分けましたけど死にそうだったワ!
 終わってしまえばアッサリしたものですが、これでも実艦換算では直径47cmになってしまい、『クルー躓いて仕事にならんワ!』ですけど、まぁタミヤのエンプラやラッパのニミッツと比べても違和感は無いですからOKとします。
 以上、テレワーク体制変革でアトリエからモニターを撤去できた後の最初の『長物』作業でした…。
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25CamaroSS01a25CamaroSS01b今回のオマケ。
←もうかれこれ20年くらい弄り倒してる(もち、数年のインターバルはある-爆-)AMTの1/25カマロ…。ステアリング加工とボンネット(つか、エンジン・フード)開閉ヒンジ部の自作が終わったんで嬉しさのあまり晒す…(苦笑)。何で銀色なのか?は、コレ塗ってみないとAMTやmpcやリンドバークの『いわゆるクxキット』はヒケやキズの検証が出来ないからです(笑)。みんなタミヤのクオリティならこんな手は使わん! とにかく凄いんだよ、タイヤをホイールアーチの真ん中に持ってこれないとか、4点接地しないとか、左右で曲率や長さが違うとか平気でやってるからね…。金型の図面フリーハンドで描いてるんじゃないか?つーくらいアバウトなんです。でもカッコはイイんですよ(泣ける)。
 カマロ(つかGMのF-Carね)は実車も買おうか否か悩んだくらい好きなので、こんなク◯キットでも積みまくってます。モノグラム・ブランドが消え失せたせいで良いキットに恵まれないアイテムですが、背景にそれとなく写したリンドバーグ1/20なんかは割といい出来です(つってもタミヤを基準にしないこと)よ。
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12Kei02←オマケPart2。
おおよそ1/12の サンダース大付属のおケイさん。
コロナのおかげでかなり進みました。一番の難物である『手』が終わったので先が見えてきました。
僕には「手」の自作はこのスケールが限界…、コレでも指一本一本に銅線で芯が入ってます。
因みに『アンジー、何でも好きなもの食べてってー』のシーンのイメージで、以前も書きましたが市販フィギュアでは見たことがない制服姿で作っています。この子のミニスカ・ニーソはなかなかパンチが効いてますが需要がないんでしょうか? ガルパンはどうもスタッフもファンも『ナチ厨』が多いという感じで、サンダースの扱いに関しムカつくところ大です(笑)。どーでも良いですが、当該シーンでケイの足元は描写がなかったというのを幸いに、履物をローファーにして逃げてます(設定画通りだと彼女はスニーカー)。アリサ、ナオミがローファーだったので合わせてると勝手に解釈。靴紐の表現が面倒だったからというのが理由。別に版権とって売るつもりなどない一点物なんでそのへんは適当で良いでしょう。まだまだ『泥感』残ってますが工程としてはコレで60%くらい。
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 さて、そろそろ暑い夏も終わりを遂げる時期になってきました。長物も扱える環境が整い、言い訳もできなくなってきましたので少しはピッチをあげていきたいと思います(師匠も仕事頑張ってください)。