Go Navy! (乙)

プラモや造形やりたい放題! (>o<)

December 2017

2017年振返りとアフリ・サイトとタミヤのバッカニア

DSCN5093 ガルパンのBC自由学園の影響からか、最近脳内で『Chanson de l'oignon』のリフレインが激しい。健康上控えていた油物だがオニオンフライを食したくなったので作ってみた。全くの自己流ながら久々に美味しく頂けました。クラウツにやる分はもちろん無ぇよ!と…。コツはベーキング・パウダーとオリーブオイル。サラダ油で揚げるのではないところがミソ。高くつくが味と風味には変えられん。玉ねぎ1個で二人前と充分であります。
   ◇
 アンドレ・ヴェイユというフランスの数学者 --- これが数学を齧ってれば誰もが知る『数学原論』という大した著作を起こした数学者軍団の隊長的存在なのだがとりあえず置いておく --- が居られまして、曰く『まずガウスのように始めよ。じきに自分がガウスでない事がわかるだろう。でもそれでいいのだよ。』と僕のような凡才には大変勇気付けられる言葉を残されていました。さらに 『ドクトル・クーガーの数学講座』で知られる久賀道郎博士におかれては、曰く 『 "どうしてもガウスになれるのでなきゃイヤだ、そうでなければ数学なんかやっててもしょうがない!” と言われる方には、 こう申し上げます:あなたは数学が好きなのではない、何か別のものが好きな のです。』と…。
 まぁ、先だってダラダラと『模型に考証は必要か・・・』で申し述べた事はこの偉大な数学の先生御二人の受け売りに『じゃ何が好きなのかというと、それは承認欲求を満足してホルホルしたいこと』に尽き、そんな馬鹿げた奴は趣味人でも何でもねぇよ…と付け足したに過ぎません。 何やら方々でいろいろ勘違いなさってるオバカさんが居るらしいと酒井君に聞いたので、改めて要約しました。つか、ある程度の知性と教養をお持ちの方々を対象とするなら、最初から上の大先生お二方の引用2~3行で良かったんだな…と反省する。まぁ、中高生向けに書いたんだということにしておきましょう(爆)。私ゃ、手を抜くことを奨励した覚えはこれっぽっちもありません。バカな誤解をして『低きに流れるのを正当化するために僕のブログを利用しないでください』と申し述べておきます。
   ◇
 引用といえば、これも酒井君が暇人だから偶々発見したという某ブログに、あろう事か僕の拙作の写真が何の断りもなく、またその出典表記も無く引用されていました(苦笑)。
知らせを受けて拝見したところ(魚拓サイトのURL)←ご覧の通り、僕がその余りの実機との似て無さから悩みながら作ったハセガワの1/48F-14の(2011年3月22日付けの拙ブログにアップされてる)jpg画像がそのまま使われていて、『他にいくらでも良いのあるだろうに…』とその奇行に首をかしげたわけでございます(笑)。勝手な引用なら無許諾な引用と書いてくれないと困るのだが、どうやら件のブログ主にはそういう感性はないらしい。
 僕ごときの拙作が無断で引用されること自体は別に構わんのですが、それもcase by case でして、本件の場合何故困るか?と申しますれば、件のブログがあからさまな『アフリエイトの小金稼ぎ』を目的としたブログだということが一目で判るものでありまして、私自身が『それに関与してるのでは?』という、あらぬ疑いを持たれるのは正直言えば迷惑である…ということに尽きるからでございます。

 おそらく、そこにある殆どの画像が他人のブログやホームページのものを無断拝借しているのが歴然なので、これを読んで心配な方は是非確認されると宜しいのかと…。(それでアクセスが集中し、相手に稼がれるのは思う壺になってしまうので、そこにあるAmazonやらのリンクは踏まないでおいてあげると良いでしょう-爆-)
 重ねて申し上げておきますが、僕がそこのブログ主と結託していてアフリエイトで儲けた金の幾許かの分け前にあずかる…などいうことは一切しておりませんと重ねてお断りしておきます。誤解してUNISYS広報にタレコミなどなさらないよう宜しくお願いします。
 実名や勤務先晒してブログやってますとね、関係各方面に対しいろいろ気を使いますのですよ(苦笑)。

   ◇

100S203a さて、暮れも押し詰まって今、ご覧の通り完成に至らなかったバッカニア。本年もあと3日となり下記の問題点に対応するには時間がなくなってまいりましたんで敗北宣言と致します。
 前回、コメント欄でチョロっと書いたけどこのキット、考証的に疑問符がつく点が一箇所ありまして、80年代初頭に作った時は(それこそバッカニアなんて存在すら知らなかったんだから)素組みで完成させた位で問題にもしませんでしたが、809NASのマーキングが色々妙なので対応せねばならないのですが、当初予定していたデカールの自作では(このスケールだと)実現が困難だとの判断に至ったわけです。残念ですが、年明けてじっくり手描きで取り組むこととなります。と、言うことで重ね重ね残念ですが2017年度の完成実績はA-4、FG.1、M93のたった三点ということで閉幕(苦笑)。この内今年着手での完成はM93の一点ですから、おそらく10数年ぶりに飛行機を一機も完成しなかった年…ということになります。これは航空機モデラーを自称する者としては恥ずべきでありましょう。大反省。
   ◇
 バッカニアに戻りましょう。
 少しでもRoyal Navyが好きなファンなら御存知でしょうがHMSアークロイアルは66年暮れから3年ほど、来たるスペイ・ファントム&バッカニア(2型)搭載にも備える意味で、決して小規模ではない改修を受けています。つまりその間809NASが当艦に搭載されてSea goingに在るわけが無い…。
 この事実にも拘らず、世界の傑作機(あの例のY巻氏が絡む何かと問題の多い記事が含まれるアレです・・・)83ページにある、これまたゴジラ眼が監修した塗装解説なども含み、搭載されていない筈のアークロイアルのキャリアーコード"R"を付した根拠不明の機体の絵があったり、60年代末期にこのような機体が存在したと実しやかに言い伝えられています。
 おそらくは、70年代当時、この世傑(刊行は2008年だけど-爆-)の誤記とネタ元を共有したからであろう理由でタミヤのデカールが作られたと判断して良いでしょう、見事に妙なマーキングになってしまっています。決してタミヤだけの罪にあらず…ではあります。
 そもそもアークロイアル搭載機が300番代の機番を記される筈がない(この時期300番代はLMコードつまりロッシーマス基地の番号、アークロイアルは0、以下イーグルが100番、ハーミーズがロッシーマスの旧600番代と入れ替わる形で200番代になる)し、その色も白でなくペール・ブルーが正しい。
 809は当該時期、数機のみハーミーズに分遣されたのを除いて、ロッシーマスを拠点に専ら戦技競技隊っぽい活動をしており、航空ショーなどでマスコミに触れる機会が多かったので写真も多く、その時にハーミーズ時代に使われていた機番の300番代継承して書いていたのでそれらが誤解の根拠にされたのではないか?というのが、おそらくこのミスに至った経緯に違いありません。実際このシリアルXV152もハーミーズに搭載されていました(66年)。その時の機番はH/324(200番代になる前の割当)でしたから辻褄は合いそうです。 
 つ~か、タミヤの取材はともかく、こういう話は世傑を出す時にY巻さんかゴジラ眼のどっちかが『プロなら』そのように世傑に書いておいて然るべき事なのだ!。

 キット自体が充分合格点なので残念なところ。これにはタミヤも気づいてるのか?コンバット・プレーンシリーズとしてラインナップが復活してもバッカニアは定常品になってない理由なのかな~と思っています。
 私見ではありますが、デカール正しくして(白をペールブルーにし324→024に変えるだけだ)ラインナップに加えたら5000個くらい簡単に捌けると思います。
俊作会長おながいします(笑)。

 以上が、『中止にはしませんがマーキングをじっくり取り組みたいです』って事で、今年の完成は諦めたという経緯になります。すみませんでした。

   ◇

 さて、ダラダラと長くなりましたが2017年は今回で閉幕となります。私的には師匠らと近日中例の場所で忘年会と相成りますが、読者の方々とは今年最後ということになりましょう。
 聞けば二、三日前に某ランキングサイトで瞬間的に模型ブログPV1位になった…等の報告を頂いてます。開設時は2~3人/dayだった拙ブログも、今やPV累積で50万を超えるまでになりました。一重に『スキ見せたら某巨大掲示板で叩きまくってやるぜ』と毎日監視に来る…ゴホンゲホン…いやさ、物珍しさからお越し頂いてる多くの健全なる読者様のおかげであります。
 まぁ誇れることは、アクセス数の多さを利用して邪悪な広告事業に加担する…等も全くない健全さ公正さを維持している唯一の『模型サイト』であることの自負ぐらいでして、『解る人なら解る』という姿勢は今後も続けたいと思います。中立公平であるからこそ批判批評は成り立つわけでございます。
 残念ながら日本のマスゴミは広告主にのみ顔を向けた存在が多く、模型業界など最たるものであります。『低き志為す者からは憎まれてナンボ』が本ブログの存在意義でもあります(笑)。

 以前からも申してますが『畳み方』も考える時期に来ておりますが、まぁタダの個人のブログですからね(笑)。それでは皆様、健康に留意の上良いお年をお迎え下さいませ。
 

タミヤの簡単バッカニア(2)

 この時期X'mas公開に合わせた興行プランの所為か映画館に通う率が高まって困る。
SW-EP8←で、これまた友人が止めるのも聞かず観に行きましたよEP8。キャリー・フィッシャーの遺作だから…という以外にその正当化理由見つからず…。世間はどうか知らんが、個人的には既視感ありまくりで退屈な内容でした。つか、EP6で沼地からX-Wing引き上げるのに四苦八苦でその後目茶目茶修行してたルークの立場ねぇ~ってくらいレイちゃんが凄すぎて爆笑する。もう何でも在りのディズニーSWでした。
 何かEP7の時の感想を蒸し返すみたいになるが、僕が頭悪いのかも知れないけどEP6で皇帝屠って帝政滅んだんだよね?なんでEP7以降、ファースト・オーダーの一声だけで、また共和制から帝政に戻ってんだよ?知らん間にレイア姫の率いる側が『反乱軍』って呼ばれてるよ?????本来、反乱軍はファースト・オーダーの側じゃんよ?
 あの強大な共和国連邦みたいな体制の下で元老院とかも復活してたんじゃないの?
EP6のラストでエンドア他連邦参加の惑星でドンドコ花火打ち上げて銀河上げて喜んでたのに、ありゃ何だったんだよ~。

 WWIIでドイツと日本が負けた後5年くらいして、ホワイトハウスにハーケン・クロイツが翻ってるって…そんくらいの違和感があるんですけど・・・、皆さん割とあんまり気にしてないんですねぇ…。不思議だ…。JJじゃなくてもいいから誰か説明して~~~!

 その辺の経緯もEP8で明らかになるかもって動機もあって観に行ったんで、話がすっげぇ~陳腐化しちゃってんだぜ!もぅサーガでも何でもねぇなーこりゃ!
つまるところ、ただ4DX興行向けにドンパチやる映画が必要なんで作ってるだけなんだぜディズニー!

 かつて名作だと思ってたモノが、醜悪な商魂の所為で壊れていく様を見るのは胸が張り裂けそうに辛い(涙)。
 
それにしても…だ。やい!ベニトロ!つまんねぇーとこで出てきてんじゃーねーぞ!あんたオスカー役者だろうが!
   ◇

FineTomABox今年は買うものがあまりなかったけど、
←コレ注文してたの忘れてた。先週末に届いた。
色々直ってるらしいけど、1/72なんで当分作らないと思うから華麗にスルー。
   ◇
 さて、気分を変えて…。残すところ出来て2回の更新ですがバッカニアのその後。

100S2aっても大したこたぁ無くてですね(爆)。
スジ彫って、若干接着の所為で鈍らになった所を修正して終わり。おお!早いぞ流石1/100だ。
100S2cExtノズルが分割の具合かつ省略の影響でイメージが悪く、例の方法で自作パーツ…。
その後方に伸びる胴体側の楔形バルジを切り取ってプラ板で改修しました。1型との違いが出る場所なんでハッキリさせたかった…という動機もありました。
100S2bノーズは実機のトンガリ具合が接着後の継ぎ目処理で『どっかに行っちゃった』ので、先端ごと切り飛ばしてランナーを接着。削って修復しただけです。
まぁこれくらいは大した労力は要らないから良しとしましょうか(笑)。
 あくまでも目的は『2017年完成実績の卑怯なカウント稼ぎ』、これ以上1/100に詳細工作なんぞしてたまるかって感じで進んでます。
そりゃ~今日ビのタミヤ・クオリティからすれば、決して褒められた精度ではないけれど、何せ50年近く前の商品です。これでもバッカニアの模型としてはスケール準等の品質だと思います。同じ頃のハセガワとかニチモのキットなんてオロシガネ・モールドだったんだから…。
週末に塗装して何とか年内に完成させたいと思います。

 おお、今日は本編たったの十数行(爆)

M93A2P2 FOX NBC対応装輪装甲車 1/35 RevellAG (完成!) 【まりんこゆみProject】


  師走も半分終わろうとしていますが、この時期毎年思うことは年度第三四半期のコミット処理と次の4Qのプリペア処理そして年末年始のゴタゴタでプラモどころじゃないよな…って事です(苦笑)。
Lunch01にも関わらずだ、バンダイが『やいジジイども老眼キツくて出来ねぇだろ~』とバカにしやがるので足掻いてみた結果(←)を(途中だが)晒してやる! 中々健闘してると自画自賛なんだが(爆)このシリーズ価格が安い割に楽しめますね。
girlsundPanzerDF ←もう初回放送から5周年だってね…長い付き合いになりそうなガルパンですが、嘘か本当か『最終章』封切りで見に行きました。
6回やるってんだけど、今回はその1回目。本編50分で1200円は高いと思ったのだが、やっぱり気になるので観てしまう。何とまたも新チーム誕生で、しかも戦車はWWIのものと大変なことに…。冒頭で秋山が『脚周りとトランスミッションを弄ってますねぇ』などと説明的セリフがあり、『はぁ、成る程』とIV号やM3なんかと同じ速度で快走していました(笑)。なかなか面白かったです。
 今回、冬季大会という設定で、初戦の敵方にはBC自由学園というアンソロ系では既に馴染みの学校。コレがまた、僕の知らない戦車ばっかりで…。そこの新キャラに『ゴジラ眼』の子が出てきまして、
個人的にかなり気に入ってしまいました(爆)。こりゃ、このシリーズの円盤も買うことになりそうです。バカですねぇ~。

   ◇

35M93-06a2 さて、思えば夏頃に始めたM93 Foxですが、ようやく完成致しましたので今回はその報告であります。1/35の車両一台に半年も掛けて何やってんだ!と思われるでしょうが、まぁ、あのRevellのA4型のキットをアメリカ海兵隊NBC最後期仕様にセミ・スクラッチした様な工程だったので、その点御容赦いただきたいものです。
ご覧のような相変わらずの『体育会系フィニッシュ』ではありますが…(苦笑)。

35M93-06j アメリカ版Fuchsとして足りない所は全て自作となったわけで、いかにも『自作してつけました』感が出るのが心配でした。しかしながら、このように色を塗ってしまうとそれだけで統一感が向上し、手前味噌になりますが、どうやら杞憂に過ぎなかったようです。
35M93-06k 因みに単品では一番悩んだ上面中央部の台形キューポラですが、ここは人が出入りする訳ではなく、蓋が開いて中から観察用機材が『にゅっ』っと現れるのでございます。記憶が確かならば、映画ID4でそんなシーンがあったと思います。
 工程で云うなら203高地だったキャビン後部。サンプリング・ローラのエメラルドグリーンが単色塗装のなか唯一のアクセントになっています。
35M93-06goff dutyなのでアンテナロッドは抜いてある設定としてサボりました(笑)。でもCIPはon switch だしM240も搭載してるのは何でだお?って『こまけぇことは良いんだぜ!』

 前回から行った作業は以下の通りでことさらにトピックもありませんが、毎度この詰めの工程は結構時間が必要ですね…。

  • 車体色の塗装
  • デカール貼り
  • 艤装等の最終工作
  • ウェザリング

35M93-06i 塗装に関しては前作になりますクーガーの時使用したモデルカステンのアメリカ現用車両色[1]を瓶生。良い感じの半艶で気に入ってます。僕は現用AFVは(実車もそうであるという認識から)半艶で丁度いいんじゃないかと思ってる人なので、よっぽどの事情でもなければフラットクリアーの上掛けとかはしません。

35M93-06h デカール貼りなんて云ってるけど"USMC"+BuNoだけだから大したことは無い…本当は南雲ゆみ伍長が乗ってた車番にすべきだろうけど判らないのでアドリブで全くの出鱈目です。

最終艤装は結構大変で、実際最終工程の50%はこの手間に費やしています。ヘッド・ライト周りのガードやバンパーはレベルのパーツが飴細工さながらで且つ形状誤りも見られ、全部金属で置換しました。サイドミラーは鏡面本体以外は銅線をハンダ付けで自作したものに置換。となってます。これらは収納の事もあるので実車同様に可動して折りたたみ位置に持っていけます。あと、前回のサフェーサー工程の写真と比較していただければ判りますが、妙に出っ張って違和感があったリム部は、ハブのパーツを調整の上タイヤとツライチ位になるように修正をしました。

35M93-06l仕上げ作業の残りの45%がウェザリング(実際はそんな深い洞察はないのでこの用語は的外れですが…)と一般に呼ばれてる『追加塗装』でこれが大変でした。
 今回はプラ板箱組みだとか、自作パーツで詳細を補うなんてことをしている関係でウォッシングが通常のモデルと違って大胆に行えない事情がありました。15分で終わるようなことをチマチマと慎重にやってたので延べで24時間くらいかかったと思います(爆)。
35M93-06c 何せ殆どの塗装面において、面相筆で『色つきエナメル溶剤』を乗せてって、半渇きになったら爪楊枝の先で軽く引っかくように拭き取りを行う・・・という事を延々としていたわけです。バシャバシャやっちゃうと折角作ったところがバラバラに壊れるだろうというリスク回避からですが、まぁこれは仕方がありませんでした。

35M93-06b それでも後部扉の南京錠を受けるタブとか1mm単位の細かいパーツが何個か取れる/破損するという小さい事故がありました。

 個人的に折角作った模型を『コケの生えた庭石』みたいにする感性がありませんので、最近流行のウェザリング技法には全く興味がありません…いや、勉強不足です(爆)。
35M93-06e2 目的は飛行機の時と同様に、細部の輪郭を誇張する(コントラストを上げる)視覚効果だけが狙いでやっていますので、この仕上げが正解とかの主張は一切ありませんので御了承下さい。そもそも僕は沖縄に訪れた経験がありませんで、そこで軍用車両がどんな感じで汚れるか等という基礎知識がありません。下手糞!との謗りは甘んじてお受けする所存です(テヘペロ)。

35M93-06f2 そんなこんなでようやく完成しました『海兵隊のキツネくん in まりんこゆみ version』です。まぁ知る限りレベルのあのどうしようもないキットをNBCタイプとしてここまでやった『オバカな人』は世界で僕だけだからその点で大満足です(微笑)。そういえば前回のMRAPで1/35のAFVは10作目に到達していました(レプリカでレビューしたFord G.P.Aを一作目として…)。これで11作目ですから、もう初心者は卒業ですね(汗)。

YumiUSMC-Fox オマケ画像。ってか、これがしたくて作ったようなもんですからお許しを。前回2.5倍写真で拡大してみて違和感あった南雲伍長は、なんと身長170cmを越えていた為でした。それとなく大きい気がしてましたが、これは芯に使ったマスターボックスの所為だなということでリテイク。
35M93-06d塗装を全部落とし、手足を切り詰めて160cmくらいに修正しています。"アンテナ・チビ"の渾名のとおり、特徴になるアホ毛を0.3mm真鍮線を叩いて作って完成です。自作のバケツとデッキブラシで『さーこれからFoxを洗うぞ~』なのか『まだまだこれから~でもちょっと休憩』なのか?というところ…。

 さて年越しまでざっと2週間、ラインはバッカニアに集中させてなんとかもう一個カウントを増やせれば良いな・・・と目論んでいますが、如何なりますやら(笑)。

”虚淵ゴジラ"の限界…

DSCN5020←友人の反対を聞き入れず観に行ってきた(笑)。
ゴジラも庵野さんのお陰で『ああ、ゴジラでこういうのやっちゃって良いんだ』って感じで、アンソロジー的なこの手の作品が増えていくのは、まさに時代なんだな…ということで僕は気にならないが、『東宝ゴジラ以外はゴジラにあらず!』な人には受け入れられそうにないんだろう。
 ネタバレになるので詳細には触れないが、成る程製作に関わってる会社が同じという関係で『シドニアの騎士』に巨大怪獣が現れ舞台を『環境厳しい惑星上』に変えただけの物語…と表現できないこともありません。絵の綺麗さや声優陣の頑張りは素晴らしい作品でしたが、真摯なSFフリークの私としては得るものが少ない凡作と申し上げる他ありませんでした。特に今回残念に思った点は、シナリオ上重要な科学考証が全くナンセンスであった点で、以下にその説明をしておきます。

 不躾ながら申せば、虚淵さんを始めとする、その他の製作者サイドに『物理オンチ』が大勢居るためか、一般相対性理論を前提とした、空想上の惑星間超光速移動に関する理解に誤りがあり、ワープ中の船内と地球の『時間差』がドヤ顔で語られてる辺り苦笑を禁じ得ませんでした。一言で『んな馬鹿な!』であります。
  この製作者の誤解は、アラトラム号(作中登場する人類繁種母船)は特定の恒星系を絶対座標とする『同一観測系』内での移動を行ってるという、言わば『ただ物凄く早い飛翔物体』内部で起こる時計の遅れ…という特殊(つまり"一般"ではない)相対性理論での説明を前提していることが源泉でしょうが、この所為でSFとしては全くナンセンスなモノになってしまいました。こんな基本的チョンボを見せられてしまうと、もはやゴジラ云々は関係なくなる(笑)。

 話の筋が、
この『時間差(年代差)』を大前提に構成されているので仕方がないが、この点で本作のワープはスタートレックやヤマトのワープと違うワープになっており、アインシュタイン博士やホーキング博士を全否定する科学設定になってしまっていて、可也恐れ多い作品になっている(爆)。おそらくアーサー・C・クラーク卿が観たらひっくり返るんじゃないかと思いました(笑)。

 超空間航行とかワープとかは一般相対性理論での『オノレが動いてるのか?外が動いてるのか判んねぇぜ…』という絶対座標が無い世界であることが前提で、ローレンツ収縮の公式なんかも使って『空想的実用化』が説明されているものです。つまりワープとは、 宇宙船側が超光速移動してるのか?(目的地の惑星がある)恒星系の方が超光速移動してるのか?が特定できない状況(スタートレックではコレを"亜空間"…なんて呼んでるようです)を(マイクロブラックホールとかとてつもない質量のエネルギーを使うとか何とかして-笑-)人工的に作り出し、時空を歪めて(縮めて)任意の場所に移動する『空想科学技術』なのであって、
宇宙船自体が超高速等速直線運動してるわけではないから質量もエネルギーも変化(増加)しません。従って時間の進行具合は通常空間でのそれと変りません。つまりは時間の経過は『(通常空間においては)目的地を含んでどの系も同じ』なのが常識なのであります。第一そうでないと広大な宇宙相手の合理的移動手段として全く意味がありません。

全くイメージできない人に良く使う説明だが、加速度が体感できないようなゆっくりした移動だと駅のホームで自分が乗ってる車両が動いてるのに、隣に停まった車両と駅が動いてるように見える(またその逆の)『錯覚』の経験がおありでしょう? それが錯覚だと言い切れない世界の話が一般相対性理論の扱う世界です。言い換えれば『絶対座標が特定できない』世界を説明する理論でもあり、御存知の通り宇宙空間というのはそういう場所なのです。

もとい。

 この前提(つかSF上の常識)が無視されて時間の経過が同等でなくなると、例えばヤマトだと古代や森雪は地球の時計で一年を遥かに過ぎて帰ってきてしまい、イスカンダル行きは全くの無駄に終わってしまうのです(爆)。この辺は(当然ながら)スタートレックやスターウォーズでも正しく理解されていて、散々ワープを繰り返しながら、タトゥイーンを脱出後に、既に遠の昔に完成してしまって銀河に猛威を奮った後のデススターを壊しに行っちゃうような不都合は発生していません…。

DSCN5023 虚淵さんが文化系の『物理オンチ』だから…と腐すつもりは全く無いのですが、SFとしては可也陳腐なものになってると言わざるを得ません。監修に2001夜物語星野之宣氏でも入れておくべきだったのではないかと思ってしまったくらいです。

…あぁだめか。違うお話になるし、第一に、星野先生受けるはずがない(笑)。

DSCN5022 このゴジラを作るために時間差が必要だったのなら『一般…』ではなく『特殊相対性理論』の世界にとどめ、ワープは適用すべきではなかったのですよ。最高でも10分の1光速(笑)とかね…。それなら絶対座標を太陽系に置いて話が作れました。但しそれだと加速度とかの問題でまた設定にツッコミどころ出てきちゃいますが…。
  この点において虚淵さんや瀬下監督等の『SF力(つかセンス?)』に虚弱な印象を抱いてしまった僕は2作目、3作目を観に行くかどうするかを迷っています…。それ以外に全く見所が無かったわけでもないので少々残念でした。

しっかし、超光速航行船って『大きな飛行機』じゃないんだけどなぁ…。『動く』という発想があると ( 言い換えれば"縛られていると…" )ワープは扱えない『空想技術』なんですよね。
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(画像はガルパンのケイさん
-スクラッチです-)

こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
いろいろとやってます。
★主な仕様★
  • 昔モデルアートにレビューを書いていたことがある
  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


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