Go Navy! (乙)

プラモや造形やりたい放題! (>o<)

November 2017

来たぞ! FJ-3(F-1C) Fury ( 1/72 Sword )

世間は例によって角界スキャンダルやら、未だに『元禄時代感覚』の袖の下議員(その三年前…)(新着:潜水艦議員つうのも…-苦笑-)の話題で騒然としていますが、一切目もくれずに今月五回目の更新と参ります(苦笑)。
35SandersBpx今朝程到着のガルパン1/35フィギュア、久々の紹介になります。
っと言っても我らがサンダース大附属高の例の三人がこのスケールで揃うのは初めての筈。だから、当ブログとしては当然別格の扱いです(爆)。
35Sanders01aこの『興味のある人には何の役にも立たないスナップ画像』では何も判りませんで恐縮ですが、中身を一応確認しますと、ケイさんの身長(設定は158cm)は45mm強と、まぁオーバースケールと云うには厳しいのですが、まずまずの再現度だと思います。実際、南雲ゆみの1/35などをスクラッチしてっと解りますが、アニメ(=二次元)キャラのこのサイズの作成は造形者的には『チャレンジング』なものです。
 黒森や聖グロに比べ冷遇されてるサンダースなので、キットは出ないだろうとの判断で、コレを参考に制服版のスクラッチでもしてみたいと思ってますが…。
   ◇
 さて、早速本題です。
FJ-3Box←発売は今月中旬頃には日本に入ってきていたので少々新鮮味にはかけますが、当ブログ久々の艦上機のキットのご紹介。タミヤのビックリM1があった位で今年は例年に比べキットを殆ど購入しませんでした。Amazonは代理購入を依頼された物を除けば注文も僅かでした。財布に優しい一年で終わりそうです。良かったよかった。
 FJ フューリは以前グラフェニの48を作って-4B型はカウントしていたのですが、実のところ僕にとってFuryといえば3型、3型と言えばFuryって位『本命』はこの3型しかもミサイリヤーの方。
 何しろ上面ライトグレイ/下面ホワイトのカラフルマーキンバーが多いのと、その形態から『艦上セイバー』さながらでダントツ・カッケーからであります。-2型はシーブルーとマリンコのナチュラル・メタルばかりでつまらないしね…。
 ところが、実機の戦績等も地味だったためかプラモには恵まれず、最近(つってももう数年経つが…)になってやっとホビーボスが何とか及第点の-4無印&-4B型を出してくれた程度(他に-4Bだとマッチの絶版48、エマー72があるが…)で、こと-3型となると
過去にインチキ・ECSIとかあった程度で、72も、48も全く『無視された状態』を継続中でした。
 まぁ、仕方がなかったけど、仮に-3型系に絞っても530機以上、全型だと1,400機以上が生産された『艦隊主力機』であることはもっと評価されていい。と私ゃ思うんですが…。
 ココへ来てSwordなる聞きなれないチェコのブランドからキット化されると聞いて早速手配。入手に至ったという次第。実はこのメーカ、僕の数多いコレクションにもフェアリー・ガネットが唯一の存在ながら、まぁ出来はそう悪くないと分かってたのも手伝っての購入でした。余り1/72で冒険はしない方ですので…。
 72FJ-3_0f←まず無印の方。
ガン・ファイターなのでミサイルがないのがパーツ構成上の『M付き』との差で、デカールさえあれば、買うのは『M付き』で統一すれば『無印』も作れると思って差し支えない。作れるマーキンバーは、海軍でVF-21、VF-191、マリンコでVMF-333がとなってます。デカールはチェコでは安心できるTECHMOD製で良質でしょうから問題はない筈です。
72FJ-3_0e←こちらは『M付き』の中身。
ことさら説明は要らぬでしょう。因みに、-3型と-3Mでは一部の資料だと主翼は主に『翼面積が違う』とされていますが、クロスチェック出来ていないので個人的には保留中としています。SWORDも根拠なく同じパーツにしないでしょうし、今後の確認課題かもしれませんが、おそらくは無印の初期型版が6-3ではなく、-2型と同じだった時期があるので、その事を読み違えた資料なのだと思います。
デカールはVF-84,VF-53、VF-111となっています。本ブログを好んで訪れて下さる多くの読者には釈迦に説法だろうと思いますけど、先の無印の21と合わせて、デカールのVFはファントムIIやトムキャットでもよく聞くSQ番号がありますが、この時代になると当然のこと海賊旗(この時期はVF-61)も、黒豹(同64)も、旭日旗(この111はこの後1年して解隊される)も、全く関係ないので注意されたい。
72FJ-3_0b72FJ-3_0d←これは-2型との部品比較画像になります。
掻い摘んで言えば-2と-3の違いはエンジン出力の向上から当然吸気量を上げるための処置で前部胴体高が増えました。あと86でも改造なった、『例の6-3翼』のモデファイを行ってる点です。模型的にはそれが最低限抑えてあればOKでしょう。しかるに-2/-3コンパチとかやってたESCIの1/48はインチキも甚だしかったわけです(作ろうと頑張ったこともありましたけど…笑)。キットでは一応抑えていますが、個人的な感想を許されれば-3型のインテーク形状は『修正の要ありと認ム』です。主翼は見ての通りです。ま、分度器当ててもしょうがないですからねぇ…。
 -2型のキットに関し、写真は割愛していますがついでに書いておくと、作れるのはマリンコばかりのVMF-235、451、312で全てオーバラル・ナチュラル・メタル(多分一生作らないだろうな-爆-)となっています。235だけがシーゴーイングSQ(U.S.S.Hancock)。あと、上記で触れた以外では、空中給油プロープのパーツが無い点も-3型キットとの違いとなりますね。
72FJ-3_0a72FJ-3_0c
全く意味のない比較画像ですが、実機を知らない中高生向けとでもしておきます。白いのは-4型系のキット(エマー)のパーツ。
何故か銀メッキ翼はゲテミ86の6-3翼(多分)との比較。なんか-3型の方がデカイ(んでOKなんだよね?)。まぁ、「なんでゲテミなんだよ?」ってのもありますな(笑)。因みにエマーのキットは凸パネルラインなのと細部が飴細工なのを除けば、そう悪くもないと思ってます。エマーはインテーク・リップが別パーツになってるのでその点差し引いて見て下さい。
 私の取材力ではSword製のプラモが『簡易インジェクション』なのか否かが確定的と云えず申し訳ありませんが、最悪の事態を想定するならフューリ好きな人なら『一期一会』と思って買っておくべき…だと思います。そりゃタミヤ製が出ると分かってるなら話は別ですが、120%ありえないでしょう(笑)。
 確かに
シートはレジン・パーツだし、簡易としか思えない嵌合精度の悪さが標準です。ビギナーには覚悟が必要なキットですので萬人にはお薦めしかねるというのが正直なところです。
 大好きなアイテムの一つですんで、個人的にタミヤは無理でも、Meng辺りの香港・澳門勢が酔狂で1/48を…というのでさえ夢物語ですから仕方ありませんね(苦笑)。

12/6追記:
↑な事云ってたらKittyhawkが1/48出すって7月頃に発表してると判明で爆笑。情弱で相スマンぬ…ですが-2/-3コンパチって話になってるんで例によってものすごく嫌な予感で可也不安(爆)。


   ◇

 本日はこんな感じです。1/72ってことを除けば制作意欲そそられるアイテムなんですが、今、S2Cを彫り入れてる最中ですから、多分作るのはチョット先になります。ではでは…。

【模型道再確認】 プラモ趣味は考証が絶対に必要か?

48M1Sampl(Aoshima) 前回ブログを更新したその日の夜、Amazonから発注していた48M1が届き、当初はファーストインプレッションでもかまそうか~と思っていましたがタイミングを逸しました。

Tamiya48M1a キット内容に関しては、もうおそらく店舗系のブログ主さんの方々が紹介されてらっしゃるだろうから止めておきます。
今回は、超絶作例ばかりが模型誌を飾るので、物怖じして中々製作に手が動かないよーと思ってるビギナーさんを励ます意味も籠めて一席打ちます。本当はM1の資料紹介でもしようかと思ったけど、冊数も結構あるし、AFV門外漢の僕がやるのもね…。

まぁ、興味がない人は次回の更新まで読まずにブラウザ閉じちゃって下さい。タイトルに『模型道~』とか書いていますが、そんな大したことは書いていません(爆)。

   ◇

 最近やたらと『重箱の隅をつついて』やら『製作に縛りを設けて』とかネガティブな表現をもって、後藤師匠がやってるような資料の紹介や、そこから得た情報を模型製作に動員する姿勢に対し批判的な風潮があるらしい(by 知人S君報告)けど、それを聞くと、僕は『どうして放置してくれないんだろうか?』と不思議に思います。そんなのやりたい奴の自由じゃん?構うなよ!って話。
 ともすればビギナーが敷居(この場合ハードルでは無い)高く感じて、モデラー増えないのは偏に『考証派が存在する所為だ』などと濡れ衣を着せてくる奴まで現れる。
 私自身は割りと『考証派』だと思ってるけど、別に他のモデラーに考証が入ってなきゃプラモやっちゃダメとか言った事はねぇですよ? 以前にここでも書いた事あるけど、『その代わり考証省いてミスを犯すリスクはちゃんと背負いなさい、間違いや手抜きを指摘された時に自己正当化をしないで非を認められるのならね』、とか、『碌スッポ考証もしない奴に、偉そうに"これはベストキット"とか云われて、無責任にふんぞり返られるのは我慢なんねぇ…』とかは書いたかも知んないけど(笑)。
そういうのと勝手に一緒くたにされんのも困る…。

Tamiya48M1b プラモ製作を企図するに当たって、ある程度の目標値を設定し(ヒトはこれを縛りという)、完成を可能な限りそこへ持って行こうという真摯な姿勢(ヒトはそれを重箱のスミつつきという)を、何故『それをしない側、サボってる側』に批判されるのか、ハッキリ言って、全くもって正当性を欠くものだと断言しておきます。趣味なんだから好きにさせろよ。

 思うに『重箱の隅つつき』をまるで罪悪のごとく忌み嫌う『種族』というのは、ま、大体総じて『数学や科学を体系的に勉強したことがない』連中だというのは想像がつきますが、俗に『文科系というカテゴリー』に括ったとしても、概して『知的水準が低い』連中に違いあるまい…と思います。
 そいつらが な ぜ か 我々『考証好き』を放置できずにいるのも、心情的にコンプレックスでも抱えているのか、『サボってるダメな自分』を肯定するための詭弁を弄したいとか… 執拗に絡んでくる動機は精々そんなところだと想像がつきますね(笑)。

だって自分が楽しめてれば『無考証モデリング』であっても別に問題はない筈 

なのに、無性に『考証組の存在が気に入らない』裏には、『手抜きをそれと指摘されたくない…』連中にとっては彼ら考証派は邪魔な存在でしかないわけで、要は例の下衆な『承認欲求』が介在してる行動原理からに他ならないんだと、まぁ自然に帰結するわけです(苦笑)。
『他人から自分はどう思われてるか?』を常に行動基準にしてるから、常にそういう挙動になるのです。これはどう取り繕うともバレバレです。
ったく、努力はしないくせに最大限の褒章や賞賛を望むような下衆は、一事が万事そういうロジックで動きます(涙)。

 こんなの解ってるヒトには説明は不要なことですが、そもそも理系人とりわけ数学なぞやってると、『大体ここら辺~』などというアバウトは許されない世界で生きてきたりするわけで、学会論文や公理・定理を評価する方にしろ示す側にしろ、常に『突っ込み、突っこまれる』のが恒常化している世界そこを『出発点にしてる学問』なんだから、それに慣れている理科系人が考証に気遣うのなんて普通だと僕は思います。 
 寧ろ、最初から『さぁて、どう突つくかな?』なんて姿勢が当たり前で、モデラーが理科系人の場合なら、趣味でありながらも、当然そういうアプローチでプラモなんかに向き合う傾向があるというのは普通にナチュラルだと…そういうのが私の見解なんですがどうなんでしょうか?
 
 だって折角作るんだからできる限り『間違いのないように』ベストを尽くしたいと思うのは、そのアイテムに対するモデラーの愛情であり良心なんですから…。
恋愛した経験があれば解ると思いますが、好きになった相手のことは『よく知りたい、近づきたい、お話したい、触りたい(爆)』と普通に思いませんでしたか?それと同じですよ。

 然るに、突っ込みの甘い(愛情の薄い)出来の造形村のF-4やハセガワのトムキャ『文句言わずに作ってみ』とか『実機を見て わぁハセガワのキットそのままだぁ~と思いました』などと、意味不明のサジェスチョンや妄言吐かれるに至っては『ざけんじゃねぇや!スットコドッコイ』となるわけですよ。F-4や、トムキャを愛して止まない側からすればそんなの当たり前でしょ?

コレを『鬼の首とったの如く…』など揶揄するなら、『プロなら最初からちゃんと作っとけやバーカ』と売り言葉に買い言葉ですよ。第一恥を知りなさい。プロがアマチュアに突っ込まれてんだから…

 我々は『xxx製のプラモが作りたい』のではなく、ただひたすらに『大好きな(惚れた)アイテムをミニチュアで再現したい』だけなのですわい!。

 もう一度云います。考証(突っ込み)はあくまでも出発点
 

Tamiya48M1c 確かに目が肥えると折角の新キットにもダメ出しをするという弊害がありますが、他にスクラッチしか方法がなけりゃ、何とか頑張って修正を試みたりするし、そこは各々の技量にあった解決の糸口を見つける…これも一方で楽しみになってるわけで、それの何処に『罪悪があるのか?』伺いたいものです。

 と、ここまでは純真無垢な『考証派』の話とそれを敵視する『努力は怠るけど賞賛は欲する下衆』の話でした。
後者は模型メーカや雑誌社やライターにもいるね、プロである点を加味すれば、何とも嘆かわしい話ですけど…。
 
考証派全てが健全か?というと、確かに疑問があり、下衆な暗黒面に支配された存在がいるのも事実なのでその説明を以下に続けます。
 掻い摘んで言えば、ダメな奴が勝手に先に答えを出してしまって『オレには出来ない(作れない)』と考証を出発点どころか結論にしてしまってるということなんでしょうが、でも、それはそのモデラー本人がポンコツなだけで『考証や突っ込み』に罪はないのですよ。違いますか? 

 拙ブログでは仮にこいつらポンコツ考証オンリーバカとでも呼称することにしておきましょうか(爆)。

『出来なきゃ、とりあえず出来るとこまでやってみよう!』 と、ならないポンコツの事なんか、アタシゃ知ったこっちゃないですよ…。 

 ま、こういうポンコツ・モデラーが一部の『顔が見えない大規模掲示板』などで、さも『考証バッチリ凄腕モデラー』を気取って、ビギナー苛めなどのネガティブ・キャンペーンをやってる連中なんだと…私は看破してますが、そんな暗黒面に支配されたバカの言うことは放って置けよと思います。そもそもリアルで趣味を楽しんでるヒトならば、そんなドブ川なんかに現れたりしないんだから(笑)。

 この手のポンコツがポンコツのまま100年一日なのも、僕には理由が解ってます。いわゆるプラモを『自身の承認欲求を満たすためのツール』としている、下衆な心に支配されている存在だからであり、地道で段階的な成長を楽しめず、いきなり『誰が見ても絶賛されるような作品の完成』つまり最高の結果を求めているから、
勝手に縛られて身動き取れてない』だけなんですよ。 確か刑事コロンボであったな『自縛の紐』ってやつ(笑)。

そうとしか考えらんない、他に合理的な理由がありますでしょうか?

 まったアホじゃーなかろうかと…
 こういう奴らは己の薄汚い承認欲求から、薀蓄を垂れ、他者の賞賛を得たいがばかりに ビギナーに毛が生えた程度の腕前にも拘らず人目が引きたくてエッチングに手を出したりレジンテンコ盛りとかLEDで光らせたりとかトンチキなことを仕出かして失敗するわけです。
意味不明なパイピングやらハリセンやってるヒマあったら、ちゃんとキャノピーのマスキング出来るようになれってのよ(笑)。
 そもそも図々しいんですよ、『いきなり最高の結果を求める』って…、人生設計に『まず宝くじで3億円当てて~』とか描くくらい図々しいですな(苦笑)。 ローリスク・ハイリターン傾向の人種って大体そんな奴ばっかり…。 

Tamiya48M1d この手合いのポンコツは地道な基礎的修練を怠って、そんなことばっかり繰り返してっから、その内イヤになって作らなくなり、けど承認欲求は満たしたいから、怪しげな顔の見えないところに現れちゃー含蓄披露に明け暮れだします。で、そんなとこで他者やビギナーの作例にダメ出ししたりで悦に入っちゃいます(苦笑)。
kimootadomo
嗚呼!悲しいかな『考証オンリーバカ(≒マウンティングおじさん)』…であります。

fa6102e7 最初は無考証モデラーであっても(僕も初期の1年間くらいはそうでしたよ)、徐々に成長すれば自身の愛情と技術に見合った『+α』を作品に籠めたい…と欲が出てきます。当たり前。だから人間は成長するんです。
 仮にそれがLEDだろうがレジンだろうが、要は必然性と技量のバランスが同期してれば、そこはチャレンジであるから良いんですがね、決してLED使いやエッチング導入を悪く言ってるわけではありません。誤解の無いように願います。

 もとい、そんな風にコツコツと精進を重ねることを嫌いながら一方で『考証派』を気取りつつ『自身の首を絞め』完成実績は片手に余る…じゃ本末転倒。そんなの『趣味』でも『大人の遊び』でもないですよ…。ただの怠慢と臆病と虚勢が同居してるだけじゃん。

 こういうバカは昔からどの趣味でも存在してるんです。ですからビギナーさんは例え自分の作品がその手合いの誹謗中傷を浴びたとしても気にしないでください。まず楽しみましょう。腕が上がれば自然と『んじゃ次のステップに移るとしよう…』と、欲と勇気が湧いてきます。あくまで自分なりの目標値(縛り)と、完成度の追求(重箱のスミツツキ)を維持しながら…。無茶な背伸びをせずに、自分に相応の『腕磨き』を楽しめばそれで良いのです。人は人、自分は自分で行きましょう。

   ◇

 総括。

 という訳で、一方で『手は抜きたいが賞賛は得たいと欲するバカ』、他方は『考証バッチリ気取りたいけど作れないバカ』と2パターンの『承認欲求バカ』の説明をした次第です。賢者はこの二極対立に巻き込まれず、目標を見失うことなく精進していきましょうというお話でした。
 『考証』なんてのは愛情表現の一つに過ぎません。したい人が好きにすれば良いのです。

 何度も書きますが要するに根源が『楽しみ』であれば良いってことで、私に限って言えば、只ひたすらその路線を歩いてるだけなんで『放っといて下さい』って話です。ご理解いただけましたでしょうか?
 以下は蛇足ではありますが、ま、S君からの又聞きなんでどちらさんとは申せませんが、自分が思うようにプラモと向き合えていないからって、楽しんでる他人に『縛り』だの『重箱の~』だのドロ団子投げてるのは、見てて痛々しいからおやめなさいなと忠告しておきます。まぁ効果のほどは推して知るべき…でしょうがね(爆)。

ブレードランナー2049 & 1/100 タミヤのミニジェット・シリーズ


DecRhino48081 今年はデカールの入手が皆無といってよく、そもそもメインのF-14、A-6系のデカールは80年代来のコレクションで売るほど持ってるし、その他に広げてもロービジの地味な奴は作る予定も無いので久々の購入となったが、本拙ブログでは珍しくもライノの2枚を入手。

DecRhino48078つか、ライノも左程好きなわけではないが現役の海軍主力戦闘機とあっては仕方が無い。この2枚は購入難民化してたので、そのまま『やー買い逃しちゃったー』とスっ呆けを決め込んでいても良かったのだが、買ってくれ~とばかり眼の前に現れやがったので仕方が無い…。
 しかし、この内の何セットが陽の目を見るのか?当然、今のところ意欲も無いのでリサーチもしていない(爆)。キットもRevellしか買ってないしなぁ(笑)。

   ◇

BR2049a ハリソンもリド・スコも長い付き合いなので観に行きました。
 特に話すことは何もありません(苦笑)。それでお察しを…。全米で絶賛爆死中なのも頷ける出来上がりであります。
 リメイクやリブートはイロイロ難しいんですけど、良く観れば本作は『続編』ですからねぇ…。作りを見る限り更に続編を…という感じになっているだけに、一層の事『興行上の爆死』は痛々しく見えてしまいます。嗚呼!御気の毒(合掌)。

 金返せ~とならなかったのは、まぁ観てて『懐かしいなぁ』という、長閑な感傷に似たような気分が味わえたからでしょうか…、なるほどちょっとデブってパッと見判らなかったけど『ギャラクティカ』以来久しぶりに見たオルモスのオッチャンとかね(若い人は知ってるかな?MIAMI VICE 復活の日 …)(笑)。ま、その彼の『出し方』にも云いたい事があるのですが詰まんないのでやめておきます。

 そもそもブレランは、原作著者:フィリップ・K・ディックの設定からして嫌いなSFなので、そういうのも低評価に寄与してる。『だったら観に行くなよ!』と云われてもいい所を態々観に行ってんだから~そりゃ金返せとは云えないわな(爆)。
嫌いといいながら改訂版、監督編集版とか全てのバージョンを観てはいるものの、円盤は1枚も持っていないというのがその証左。

 ブレランのダメな点は、まず最初に無条件で適当な対立構造をでっち上げておき、(紆余曲折あって)それを解消に向かわせるという構図が見え隠れな事。古すぎるし救いがねぇしボクはSFに使うのは大嫌いな設定。使い古されまくりで新鮮味に欠るし、後述するけども、その大前提が全く持って合理的でない点が致命傷。星野之宣先生なら絶対に取らない手法…。
 この辺り『機械と人間の対峙』って話のパイオニアになるHAL9000やT800と同じようだが、実は全然違う。ま、賢いヒトなら解っていると思うけど…。

 まぁ原作が書かれたのが60年代だし、本作が、同時期のアーサーCクラーク著の2001等と比較しても底が浅いので仕方がありません。ま、早川文庫だもんな…って2001年もそうだっけか?。
 本作の書かれた60年代は共産圏が自由主義圏と拮抗していた時代で『プロレタリアート独裁は正義!』でしたから、そういう対立抗争をメタファーとして抱え込んでいたのではないかという穿った解釈もあるでしょう。

 そのダメな大前提についてですが、話すと長くなるんで短くまとめると
  1. 態々炭鉱夫や売春婦とか付加価値の低い仕事を、バカ高いコストかけて作ったアンドロイドなんかにさせるほどヒトは頭オカシクもバカでもない!
  2. 生態系破壊された結果、動物アンドロイド作って癒しを得たいと思ってる程、ヒトが情緒豊かな生き物ならそうなる前に手を打つ。
  3. AIの完成とサイバネティックスとの融合なんてそう易々と実現しない。その前に解決するべき哲学的、経済的、精神的、宗教的 e.t.c な問題が山ほどある。それを上手に乗り越えて迎えた『アンドロイド時代』なら、絶対にヒトと共存共栄している筈だってのが必然。
 ってこと、こういうの『重箱のスミツツキ』って云わない。ブレラン物語の大前提が成立しないって事なんだから…。

 この辺の説明省いちゃうと『ただアンドロイドと人間のドンパチやりたかっただけでしょ?』って感じで安っぽくなっちまうから、機械と生命の垣根…みたいな高尚っぽい味付けを追加したに過ぎないが、そこも中途半端に終わったのが前作まででした…。

 つか、こういう話ならスタトレTNGの"The Measure of a Man" 邦題:"人間の条件"(宇宙暦42523.7)なんかの方が秀逸。たったの45分で纏めてる分ブレランなんか足元に及ばない。やっぱスタートレックはSFのバイブルだねぇ…。

BR2049c ストーリーに見るべきものが無い中、ヴィジュアルがどうか?となるけども、近未来モノで街の汚れ具合やカオスっぷりの表現に『アジアン・ティストを用いる技法』も、もう時代遅れよね…見飽きた。これも『古い!』ですな。前作を踏襲しなきゃならん以上止むを得なかったのかもしれません。

 つか、サイゴンも東京も上海もバンコックも『今や浄化に向かってる』のに今更ありゃアジアに失礼だよな…。この辺り我々アジア人はもっと怒ってイイよ…。
 攻殻(スカヨハ版含む)でも似たようなのがあったけど…あれも原作に無駄なイメージを植付けた悪い例だと思う。ああいうのは前回のブレランの時代(1982年夏)だったから受けたんだよねぇ。

BR2049b 主役のライアン・ゴズリングも嫌いな俳優じゃないけどさ…キャスティングも地味でなんか冴えない映画だったな…。前作と同じでコレも円盤買わないだろうな…。

 ブレランついでにAIやサイバネティックスの話を書こうと思ったが、それこそ文庫本一冊分になりそうなのでやめました。また機会あったら触れますが、要するにコンピュータサイエンスに詳しくない『アホな文科系』が(注:『文科系のアホ』ではない)やたらと『AIが貴方の仕事を奪い去る!』てな事を吹聴しまくってるんで、IT業界の末端に座すものとして一言云いたかった…。『アホ抜かせ』ってなもんであります。

   ◇

 さて、本題。今日は触りだけなので、例のごとく『長いアバン』で更新稼ぎ。
ハセのプラウラーだ何だと云っていましたが、結局年内完成のキラーマークを増やす目論見ならってことで、このタミヤ1/100バッカニアの製作をすることにしました。
Buccaneer100a この卑怯な手段にブーイングの嵐でしょうが、一切構わずカエルの面に小便です(爆)。
このキットは駄作が多いタミヤ1/100ミニジェットシリーズの一つですが、その中でも最優秀キットといっていいもので、更に云えば、スケール差の出る詳細を無視する条件で今のところ出てるキットでは最も『バッカニアしてる』と云っちゃって良いものです。

 ボクはモデラーデビューが遅く、高校で知り合った『モデルアート同好会』会長のS君(ブログ内で度々触れるS君と全く同じ苗字だが別人です)の勧めでプラモと真摯に付き合う事になったのですが、その修行時代は1/144や1/100のミニスケールで基礎的経験を積めとばかりに指導されました。摺り合せ、パテ埋め、ヤスリがけ、筆使い、マスキング、エアブラシ(但し吸い上げ式シングルアクション)塗装、デカール貼りなどの基本技法はこの時に死ぬほど(ってこたぁないけど)やって鍛えられたといっていいのです。
 なるほど一機完成までのスパンは短く、その割りに、上位スケールキットと
要す手間は全く同じなので数をこなすには打ってつけでした。良いアドバイスだったなと、この頃のS君や草刈健ちゃんには感謝ですね。

 余談になりますが、この頃は変にディテールアップなどを試みようとするとS君に『バカたれが、正面のゴロが取れるようになる前に左右のゴロの捕球練習して何になる?』めいたことを云われて、成程と思ったもんです。基本技術がなってないクセに承認欲求の強いモデラーが良くやるエッチング導入とかディテールアップするのと同じですね…。そういうのはプラモに失礼です。『お前はそんな事する前にやることがあんだろうがよ!』って話です。

Buccaneer100b もとい、その当時作りまくった中にこのバッカニアもありました。だからそれ以来約40年振りくらいになるという凄い話です。
 当時、当然スジボリなんかはやってませんでしたが、とりあえずタミヤの完成見本には届いたと…そんな風に『免許皆伝』された良い思い出になっています。
 以降このシリーズはSH-3を最後に作る事がなかったので久しぶりに『今の腕前』でチャレンジさせていただこうかと思います。あんまり成長していませんけどね(苦笑)。

 そういや、あの頃いっぱい作った当時定価100円(最初は\50-だったってね)のRevellの1/144レシプロ機シリーズ…今手に入らないんだよなぁ(遠い目)

 タイトル詐欺みたいな内容で相すまぬ…です。ではまた…

M93A2P2 FOX NBC対応装輪装甲車 1/35 RevellAG (Part5) 【まりんこゆみProject】

 今年は素組みの完成って『卑怯な手』を打てなかった所為か、完成実績がA-4EとFG.1の2個に終わるか?という瀬戸際でありながら、どうやらM93がセミスクラッチながら年内に間に合いそう…。というわけでもないんですが、性懲りもなく次のメインアイテムを物色中、検索結果にさるベテランモデラーさんのブログが目に留まりました。
 その方はイタラの1/72シードラゴンを作成するとのコトでパーツの写真やらをupされてまして、H-53系フリークとしてはスルーできず、つい出来心で老婆心が発動し『そのイタラのパーツ実機とちゃいますんで気をつけなはれ~』的書き込みをしてしまいました。
 当然のこと、そのブログ主様が拙ブログの7年も前の(2010年10月14日の)記事を読まれてる筈もなく、未知の事として御丁寧なお礼を頂きました。その上で『キットをゴミ箱へ』などという落胆もされずに具体的に対処を講じる旨レスを頂きまして胸を撫で下せた次第…。
 ま、ここまでは良くあるお話ですが、ふと立ち止まって考えるに…。私のしたことは果たして正しかったのか?と自問自答…。
 もちろん善意からの行動でしたが、良く見りゃブログ主様はMH-53Eを御製作するに当たって、ただでさえモノグラフの少ないアイテムなのに最低限の資料もキチッと御準備されていました。つまり列記とした考証能力(=愛情)をお持ちの真面目なモデラー様ということです。
 だったらば、『製作途中で気づかぬわけはない…』というのは歴然でして、ともすればモデラーにとってこの『気づき』という脳細胞への少なからぬ『刺激』一種の快感でもある…と信じて疑わない私は、『大変申し訳ないことをしてしまった…』という後悔の念を抱くことになってしまったわけであります…。
 だから(そんな時間的余裕も無い中で)あんまり他人様のブログは覗かない方が良いんでしょう。反省しきりです。頼みもせんのにSくんが教えてくれる『チョット興味深いモデラーレポート』を又聞きしてネタにするくらいが調度良いのかもしれません(苦笑)。

 ってことで、まりんこゆみProjでヴァイパーやってるのとは別に、そろそろ1/48のスタリオンorシ-ドラゴンを…と思ってはみたのですが、箱がデカイので『んなもんどうすりゃ年内に仕上がるんだよ?』となってしまい、一方でイントルーダー系を作りたくなってきたのでそっちで画策中…。ぱぱっと作りたいんでプラウラーだとハセガワ?かな? でも、もう直エアのFG.1やタミヤの48 M1A2も来るんだよねぇ…、んー悩む…。

   ◇

TwosairBook さて、何か知らんが割りと昔に手配済みだった、購入難民していた洋書が今頃届いたのですがぁ、TA-7って『こんなもんで赤本作るとか…有難いんだか、ネタ切れなんだか…』という感じでSteve Ginterの例のヤツです。案の定~中綴じの安価版体裁(笑)。つかもう105冊に及ぶシリーズですのに『未だに出てない単座版』…、どうしてなんだろーか?
そりゃモノグラフ溢れかえってるアイテムだし、別に無きゃ無いで困らないのではあるが…。一緒に写ってるLouの新刊はどってこたぁ無いんでスルーしておきます。
   ◇
 今日は粗更新稼ぎ。
35M93-05k←やっとサフェーサー塗りに漕ぎ着けました。
んなんでドヤ顔すんなって(笑)。
ホイールは塗ってないんですが、これはRevellにしてはハブの詳細がよく出来てるんでサフェで潰すのは気の毒なので省略した次第です。単色で判り難いのは当然ですが、今回セミスクラッチ規模の追加工作をマルチ・マテリアルで行っている関係で、特に金属を使った部分は実車塗料のホルツのプラサフを先に塗っています。
35M93-05g←前後しますが、塗る前の状態の尻のNBCコンポーネント部分です。
ごてごてとマルチ・マテリアルで『手作り感』半端無いです。稚拙な技量も相まって、その苦労の程を察していただければ幸いです。
まったくもって取ってつけたようなコンポーネントなのですが、ここだけ丸ごとストライカーに移植すれば、アメリカ軍の新しいNBC車両になるんですね。ラッパが確かキット出してましたが、僕は装輪好きながら何故か8輪には冷たい奴なんで買ってないんです(笑)。それ買っといてFoxに移植という手もあったかもしれませんが、それじゃー芸が無いじゃありませんか?

35M93-05c残っていた作業は下部のバンパーとプロペラ(本ブログはアメリカ・フランス式なのでスクリューとは呼びません)パーツの取り付け位です。前者は
M93A1(P1)辺りから実装されていったものですんで、FuchsのA4,A6辺りのキットだと無いのも仕方がありませんが、ABCなら省略は手抜きになるような気がします。バンパー自作に関しては基本箱組なので大した事はありません。
と言いつつも…
プロペラのモーター部分は尾部がこんな感じ(写真上部)のキット・パーツなので、戯れに今年購入してた『オモチャ旋盤』を使って自作したパーツに置換。因みにFoxは左右回転方向が違いますので、この仮組状態の写真は間違ってますのでご注意を…完成時はちゃんと配慮いたします。
35M93-05b本来なら本体と径の合う丸棒使ってやるのがBESTだろうけど、そんなものは無かったし、二周り太いアクリル棒を削るのも面倒だったので適当な仕上げに(苦笑)。
オモチャ旋盤は嘘みたいな安い値段で売られていたので『ダメ元』で購入。バカにしたもんでもなくて対象がプラスチック程度なら充分に役に立ちます。
35M93-05aモータ部本体は実車通り向きが変えられるようにしたかったので可動工作をしました。
写真のように軸部を延長して下のカバーと連結しただけですが…。

35M93-05jその車体後部下面にあるバンパーは鋼材削りだしではなく、板金溶接の簡単なモノなのでプラ板で作成しましたが、強度の問題で、一部隠れた箇所にアドリブを利かせてるので、そこは実車と差異があります。

35M93-05h←ホイールベースの修正等をした影響で、延長or短縮の必要なパーツが若干残っていましたが、それも終わってます。見えないところだし、強度優先で、詳細化はあんまり真剣にやってません。

35M93-05d35M93-05f後部の写真でもお気づきだったでしょうが、特徴的なブランコ型ステップは実車でワイヤーになってる部分を手芸紐で置換しています。出来(の悪さを)見てお判りかと思いますが、これらは詳細化が目的ではなく、強度的にプラパーツのままだと将来破損するのが判ってる故の処置でございます。実車どおり柔らかければ衝撃にも影響がありません。この手芸紐は別途ウインチ・ワイヤーの自作とかでも採用の予定。

35M93-05e←これで見納めになる方向からの運転席内部。適当に作ったシートとヘッドレストとステアリング・ホイールになりますが、それっぽく見えるので『ドンガラよりマシ』という品質ですがOKとします。
35M93-05l完成時はウインドシールド全面カバーが、さながらフード張りに取り付くので、どの道見えるのは正面からだけになります。シフト・チェンジャーとか補記類が不足していますが追加するかどうかは、完成直前まで判断を保留しておきます。サフェ吹きにあたって、ここらをマスキングしておいて車体色を吹き終わるまで封印となります。

35M93-05i今回のオマケ。
1/35版ゆみちゃんの途中経過。イヤらしく下から煽ってる絵ですがミニスカじゃないのでお許しを…。
タンクトップと短パン等履物の彩色まで終わりました。あとはアホ毛と小物で完成の予定。別途1/16もやってるのですが、スケール違いとは言え顔が全く別人になっちまってるんでお恥ずかしい限り。気は心ということでご勘弁いただきたい。
   ◇
 な感じで、次回はM93完成になるのか?
御粗末様でした。

PB4Y-2 プライヴァティア マッチボックス 1/72(その7)

 今日は『文化の日』ってことだから、少々文化的に『趣味論(?)』でも書いてみますか…。長くなるので興味ない方は次の『◇』にでも飛んじゃってください。

 例年、この時期になると中川師匠の所属するホラブロワーズも参加団体の一翼を担う『大激作展』が気になるところですが、今年は総選挙の煽りを食らったとかで、会場を抑える事が叶わず、来年初頭に延期になるんだとか(中川師匠談)…。
 当然中川師匠のRB-47が見られるとあっては、後藤師匠始め出かけざるを得ないところだが、皆して鶴川に参じてユックリ拝見させて頂いた方が『激作展関係者様』に御迷惑をおかけする事もないんだろうな…などという思惑もあっておそらく今回もお邪魔は出来ないでしょう。何せ、郵政会館時代のように気楽に脚を運べる場所ではなくなったという点が大きいのですが…。

 そういや、さる知人に『sheenは展示会レポートとかブログでやんねぇのな』と良く聞かれて返答に苦慮させられますが、私はそういう『他人の褌』で耳目を集めるという感性は下劣と断じていますので、無責任に人様の作例写真を『利用する』という行為には抵抗を覚えます。
第一何の権利があってそんなこと出来ますかいな、見たきゃ行儀良く黙って訪れて、記帳もせず黙って帰りますよそんなの…。

 つか、趣味人の展示会って別に金とってやってるわけじゃないし、私は仲間内のサンクチュアリだと思うんですよね、部外者が『おうおう、sheen様が師匠を伴って見に来てやったぜ~』ってスタンスのものじゃないだろうし、ましてやそこに並べられた作品の写真撮ってブログに晒し、己のどうでもいい価値観に照らして品評するなんてなぁー『お前一体何様のつもりよ?』って思います。だから僕には出来ないし、やりません。そういうブログ結構散見できますけれど(苦笑)。

 就中言っておきたい『その手のブロガーの無礼行動』がありますが、もとより嗜好には個人差があるわけで、当然、写真撮影からブログ掲載に当たっては、そのブロガーのセレクションが行われる事になりますよね?
 選に漏れ写真を載せてもらえないモデラーは相応の『傷心』を覚えるわけになるんですけど、この機微に疎いブロガーはテメェの価値観しか眼中にないからそういう人の存在や心中なんか見えないし考えもしない。

だから『おめーは何様なんだよ?』ってことになります。

 ましてやブログで他人様の作例に託けて自己主張かますとかは最低で、そういうの『虎の威を借るナントヤラ』じゃん。自分の作例でやれよ!て思うのであります。

 総じてその手合いのブログってのは『趣味を通じて自分の情熱やら愛情やらを発信して~』て純朴な動機からの活動とは趣が異なってて、何処か『承認欲求』が伺われて胡散臭いのであります。
『趣味を魅せたい』のか『アタシをみてぇ~ん!(ハァト)』なんだかはっきりしろや!ってこと。
 よく居るじゃん『チヤホヤして欲しいから、別に好きでもないコトを、さも愛でてるようなフリをしてニッチな世界にゴマすって君臨しようとする奴』…。

 
残念ながらそういう暗黒面や邪心に駆られたモデラーの作ったものは、その人となりが表れて見えてしまいますから不思議なものです(涙)。 本人はバレて無いと思っててもね。
 こういうの上手い下手抜きで判ります、技量など関係ありません。 たとえ工作がヘタレであろうが、そこに作者の思い入れや情熱が込められていれば、そういうオーラを放っているもんなんですよ。
創作ってのはそこが面白い
んだし魅力なんだな。

 暗黒面、邪心や下心が透ける作品ってのはそういうオーラとか輝きが全く無いんだよね、見えるのは『承認欲求』だけで(笑)。

 まぁ、本人はそういうのを隠してさも正論打ってる気になって、したり顔を決めて、例えば極めて真摯で地道に取り組んでる僕のブログのような存在に『一矢報いたつもり』になってんだろうけど、周りにはとおの昔に見透かされてて『裸の王様(女王様?)』なんだよって気づいていない痛々しさが逆に滑稽です。ま、誰とは云いませんけど…。

 趣味なんて云ってしまえば『個人個人のフェティシズムの昇華』であって、正解や世界標準なんて無いんですよ。
 要するに展示会行ったって、たとえどんな力作であろうと、僕とベクトルの一致しないものであれば見てもシンパシーを覚えやしないし、たとえ一致したって極めて稀なこと…。 それどころか残念なことに昨今は『承認欲求の塊』ばっかりで全く興を削がれる一方なのが現実なのです。
だもんで足を運ぶ気に中々なれないし、況してや他人の作品を選別してブログUPとか烏滸がましくて出来やしません。

昔はよく行ってたんですけどね、それこそ大阪中之島会館とかへでも…。

以下は為則御大も仰ってたことに一部通じる感ありやで・・・

『こんなにエッチングパーツ投入しました』
『こんなとこLEDで光らせました!』
『キット代よりレジンパーツ代の方がかかってます!えっへん』

つーような、手段が目的化しちゃってるような作品が多く、垣間見えるのは露骨な『承認欲求』ばかりでちっとも面白くない…

そんなの見せられたって、こっちは『ああ、そうですか』
としかリアクションが取れません(爆)。

『いやまぁ見栄えや完成度は上がるんだろうけど、そんなとこにレジンパーツ奢る理由が解んないよ、第一に考証間違ってるじゃん(薄笑)…』

『LEDで光れば別にトムキャでもファントムでも良いんでしょアンタには…大体そこはアンチ・コリジョンじゃなくて給油灯だから普段点灯しないし点滅もないよ(薄笑)』

『そこまでエッチングが重要ファクターでエッチングに拘るならいっそのこと全部エッチングで作っちゃどうなのよ?(ウケルー)』

てな感想に終始するわけです。こんなんじゃ~ぁ少なくとも僕に感動は与えられません。

これが下手クソならまだ笑える分愛嬌も利用価値もあるんですが、
一番始末に困るのが無駄に工作の腕前が良い承認欲求アッピールモデラーで、実機への審美眼を養ったり考証に力を入れるより、工作や塗装の腕前を自慢することに傾注する余り空気読めない失礼な輩が多く、例えば他人のブログに現れてはコメント欄に己の力作だかの画像URLを貼り付け『どうだ?そのオマエの凡作よりオレのが上手いだろう?まいったか!』ってなことを平気でやる厚顔無恥っぷりです。中高生ならまだしも、僕よりも年長のいい歳して、一体そのブログ主に何の恨みがあってそんな失礼を平気で働けるのか全く理解に悩みます。

こういう汚れた輩がいる一方で、僕が救われる存在が居るとすれば~

『もう~この機体が好きで好きでたまんなくて、クソキットしかないんでスクラッチしちゃいましたよ、いやぁ資料も中々無くて所々適当で御恥ずかしい…』

こういう純粋な人たちですね…。 ただその飛行機、軍艦、を愛してるのが一目で判るのです。

趣味なんだから『正答であることと満足を承認』するのはその作者自身!それで良いんですよ。何故そこに他人の承認を求めるのでしょうか?
また『承認を与えるから貴方も承認しなさいよ』みたいなトレードを企図するのでしょうか?
(もちろん上記は"スクラッチ"である必要は決して無く、素組みだってOK…邪悪な動機で好きでもないくせにイヤイヤ作ってるか、そのアイテムが好きで作ってるかは絶対に区別できますから)

こういう純粋かつ純朴かつ清潔な動機が源泉となってる作品ならエッチング使おうが、光ろうが、レジン奢ろうがちゃーんと『スキスキ・オーラ』放ってる。そういう作品は見てて心が洗われるものです。楽しいです。

貴方が本当にプラモ趣味を愛してて、作品に愛情をこめて没頭しているならば、そこに下卑た『承認欲求』など発生しません。
私が後藤師匠始め中川師匠、渡辺御大や『けんちっくさん』の作をリスペクトして止まないのはそういうことなんであります。

で、極めて普遍的、常識的な結論になりますがー

『えへっ!○○○だてらにヲタク趣味のアタシってステキでしょ?みんな私をみてぇ~チヤホヤしてぇ~』

ってのが丸出しの唾棄すべき無価値な作品…そんなものに(態々出かけてまで)視線を動かす程、私は暇人でも好事師でもありません(爆)。

※誤解を避ける意味で云っときますが、上記の話は大激作展出品の作とは何ら関係ありません。怪鳥さんはご理解なさってると思うけど(笑)

   ◇
midwayBD久々ブルーレイネタ…。
←僕、この映画の円盤一体何枚目になるんだろうか?
でも初のBD版で、こいつでやっと、日本側キャストが日本語吹き替えで喋るバージョンが市販になったことになります。中学生の時にロードショウ観に行って、山口少将、友永大尉、小林大尉の3ヒーローに心奪われた、今日の海軍狂へ至る源泉となった映画です。 TV用に長編化された作もオマケとしてDVDが入ってます。日本でも前後編2週に分けて放映されましたが大分昔の話で知らない方も多いでしょう。興味があれば是非!
   ◇

さて本題。モノローグが長い時は~(以下略)。
リベットを諦めてからというものM93と同時併行ながら(亀の歩みであろうと)進んでます。今日はエンジンナセル周り。

 以前言ってた課題を振り返ると~
PB4Y-2_02e←これがキットパーツにおける外翼ナセル後端形状になります。同じ写真を三度に渡って使用するのも本ブログ始まって以来、初になりますな。
 ご覧の通り『PB4Y-1いやさB-24リベレータと同じやないか~い!』で、僕がもしマッチの本キット開発責任者だったら、この図面引いたマヌケの後ろ首掴んでモニターに顔グイグイ押し付けて文句云ってやります。そのくらいの怒りです。

 んな、パワハラ上等!みたいな事を云ってても仕方ないんで直します。
僕は「けんちっくさん」みたいに何でもプラ板から造り出す魔術師ではありませんので、どうしてもエポパテの世話になりますが、重さとの関係で塊で置換するのは避けたいと思いました。
72PB4Y07a こんな風にまずパーツを強引に曲げて形状を合わせ、内部にプラ板にて構造物を追加し、裏打ちしてからそこへパテを盛るという方法で修正しました。
左右二個ありますから、点対称になる形状を手作りするのも難しいので調整の利くパテに頼った次第です。
72PB4Y07a2 ←まぁ、互いに離れた場所に在るし、多少形状に差異があってもそれとは気づき難かろう…。

 そもそもがこのキットのナセルはアッサリしたもので、ラジエター(
オイル・クーラー)の排気口がそれらしくモールドされてるだけの『マッチ・デフォルトのフェイクパーツ』・・・。残念ながらそれ(ラジエターの排気口)すら実機とは形態が違う上に、肝心のエンジン排気口もキャブレター排気口も無い手抜きパーツです。
72PB4Y07b まずエクゾーストの方ですが、-2型はリベレータからターボ過給器を外した関係で当然集合管の取り回しが-1型と異なります。排気管終端に関して1,3,4番は全て右舷中央方向に回され、2番のみ主脚構造物を迂回する形で中央部下側に出るという具合に改変されました。

 キットにはそのモールドすら無いので位置をけがいた後、リューターで開口します。テンプレートはハセガワのアレの適切な大きさの楕円を使って統一を図っています。難儀するのはプラの肉厚がそのままでは実感を損ねてしまいますので『ウスウス攻撃』を強いられる点…まぁ、プラモの宿命ですよね…。このとき形状が異なるラジエター排気口もブッ欠いてやって後の工程に備えておきます。
72PB4Y07f 穴が開いただけで満足するわけにもいかず、肝心の排気管にかかります。
おおよそ2.6mm径の金属パイプとかがあれば使えますが、残念な事に肉厚の関係で市販品に適当なものはありません。ですので0.1mmの銅版を丸めて筒を作る作業から始めます。写真に写ってる爪楊枝がいい塩梅にサイズが合ったので、それに巻きつけて形を整えました。この辺はA-6での工作で慣れてますから簡単にできますね。
72PB4Y07e4本作って先を竹槍風に加工して完成です。継ぎ目のハンダは綺麗に削っておきましょう。この頃は実機も同様の工法で作られた排気パイプがありましたんでOKとしましょう。
72PB4Y07d 粘土で裏打ちして仮組し様子を見ます。
まぁまぁでしょう、無いよりマシです。

 このキットは脚周りに数多の問題を抱えていますが、前脚は解決しましたし、首・主ともにタイヤの交換でOKとしました。師匠や坂西クン等には僕が脚フェチ・タイヤフェチだということはバレバレなんですが、その僕にしてキットの主脚柱は作り替えるほど酷くはないと思いますし、第一に寸が狂って三点姿勢にバラツキが出るのを恐れたからであります。パイピング等で詳細をつめればそんなに違和感を生じる事も無いでしょう。
 ところがナセル側・主翼下面側の切り欠き部分におかれましては大袈裟に開口部の面積過大で実感に劣ります。
72PB4Y07g ←な具合にプラ棒・プラ板総動員で修正です。ナセルの開口部は空力の関係もあるのでしょうし実機はギリギリになっています。
 序でになりますが、ラジエター(オイルクーラー)排気部分の加工はこんな按配に修正します。
要はNACAダクトの開口部を方形にし裏返しにした構造で、出口に三日月型の僅かなテーパーを付ければOK。
72PB4Y07h←こんな風に脚が組み合わさる予定。
写真で切り離されているのがお判りでしょうが、この支柱の取り付けが実機どおりでない点やら、
オレオ(つかトルク・リンク・アームだな…)の表現の適当さなど、修正箇所は残っており、まだまだ微調整の必要な状況です。
ま、時間が解決するでしょう。


 今回はこんなところです。長文お付き合いいただけた方には感謝多謝。


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こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
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  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


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