Go Navy! (乙)

プラモや造形やりたい放題! (>o<)

January 2015

混乱の作業場?

こんちは(こんばんは)。今回も更新のための更新(爆)

 相変わらず知人のアニヲタがあれ見ろコレ観ろ薦めてくれるんですが、そいつの『面白い』が必ずしも僕にも面白いのかというと15%くらいしかマッチしない(爆)。2014年もいろいろ観たけどまぁ、条件付きで合格点は1~2作だけだった(って発表された全作品見たわけじゃないけどね)。もち、この中にデフォルトで観る西尾維新のシリーズなんかは含まれていないけどね…。
 で、例によって今年も早速薦められた一本目『お前海軍好きだろ?だったら面白いって!』と『艦これ』というやつを観てみた…第3回からだけど…。
 えっと、申し訳ないが世界観が解りませんでしたごめんなさい。軍艦のコスプレしたティーンエイジャーの女の子達が、なんやらマッコウクジラの腐乱死体みたいな敵と戦ってるだけなのに「なんとか海戦」とかやってるんですがチンプンカンプンです。
 別に国家の存亡をかけてとか、人類文明を守るために…とかではなく、ただ何と無く闘ってる感じです。それも海面をさながらアイススケートの様に滑走して、1/32くらいの零戦やらを飛ばし、1/16くらいの魚雷を無制限に放ってるとかで滑稽と云えば滑稽でした…。
滑稽と云えば、相も変わらず『ああ、脇を閉じた敬礼が本当に正式な日本海軍/海自型礼式だと信じてる人達がいるんだなぁ~』という状況が見えたのも笑いました。東宝の『聯合艦隊』とかアニメでは2199の罪は重い…。確かにああいう礼式を許していた艦種は(主に潜水艦など艦内が狭いという事情で)ありましたが、標準語か方言か?と言われたら方言以外のなんでもない。
 そもそも日本海軍が出来たのは幕末・維新の後なんで、長い歴史がある訳ではなく専らフレームワークの模倣先は当時世界一のRoyal Navy…。従って今も昔もイギリス海軍に倣った礼式なのです。そこに『脇をしめろ』等という規約はありません。
 顔の側面に手を翳すやり方の礼式は遥か昔のトラガルファーの海戦とか、ネルソン提督の時代には既にありまして、その頃は軍艦が帆船でした。水兵さん達は舫いやら帆綱とか触りまくります。要するにタールやらオイルやらで薄汚れてしまう掌を上官には見せてはいけないという理由で、礼式は手の甲を外側(つまり相手の正面)に向けて行うこと…と定められているのです。然るに人間の骨格の作りから自然と肘はやや斜め前方に出てしまうのがスタイルなので、別に肘をピッタリ脇に着けろなどという規約はありません。掌が自分向き…ここがポイントです。因みにイギリスもアメリカも無帽・着帽関係なく出来るようですが旧海軍/海自は着帽時のみ(無帽時は軽く会釈)と定められてますので2199と艦これはダブルでおかしい事になります。
 掌(正式には指の裏面も含め)を相手に見せてはいけないのですから、僕が観察した限りヤマト2199艦これも半分見せているので礼式の本分からすると完全に『敬礼』ではなく『失礼』になってます(笑)。 
MarinesSalute付け加えますれば、このスタイルはアメリカ海軍/海兵隊(写真参照)/陸軍/空軍も同様です(まぁ元植民地軍だから当たり前か)。別に「王立ではない軍隊」のイギリス陸軍が全開に掌を相手に見せる礼式だから逆らったという訳ではありません。

まぁ、中にはいい加減な海軍もありまして、イタリア海軍あたりだと提督がイギリス陸軍式でやってるのを目撃したという例もないことは無い。そんな風に一方で拘らない海軍(国家海軍の設立が歴史的に浅かったりする国は特に…)もありますのでその点調べてみると面白いでしょう(笑)。多分アルゼンチン辺りなんかだと滅茶苦茶なんだろうなと…。
そんな感じで僕は海自の士官(士官って言っちゃいけないんですけど)であんな風に肘をピタッと締めて敬礼してるのを見た事はないです。

 話を艦これに戻しましょう…。
解らない世界観ではありますが、まぁボーっと眺めてる分には、可愛らしい頭の悪そうな女の子たちがキャキャキャウフフやってるだけなので肩が凝るようなことはありません。でも同じキャx3ウフx3なら「けいおん!」とか「ハルヒ」の方がまだマシです(笑)。なんだろ?これから面白くなるとでもいうんでしょうか?
 でもまぁ聞いた話ではお陰様で艦船プラモデルの売行きが半端ないそうです。そういうどさくさに紛れて恩恵を受けられそうなムードですから一応応援する側に回っておくことにいたします(苦笑)。まぁ米内さんや山本さんが、もし『艦これ』を観られたら『平和で結構じゃないの』と笑って見過ごされるんじゃないかと思いますしね…。
(※と、この段階ではやまちゃん殿のコメントにある『実態』を知らなかったのでそう思っていました…ということに…:2月1日追記)
   ◇

Inprog01Inprog02さて現状報告…。
←3つのプロジェクトが同時進行なんで、もう何が何やらという状況だ。一個に集中してればスカイレイダーなら1月中に完成できただろうに…という感じですが…。
 来月はもう少しまじめにやりたいと思います。
では次回までごきげんよう。
 
 

JA37 ヴィゲン 1/48 Tarangus

 油断してたらあれよあれよと時は過ぎ、2015年1月も最終週に突入である。ここへきて2015年初更新なので今更ではありますが今年もよろしくお願いします。
 いやぁ本当に困るのは、タミヤのスカイレイダーって出来が良すぎて記事にするようなトピックが全く生まれません(笑)。モデラーとすれば嬉しい状況なので文句言う筋合いもヘッタクレもないんですが、マジでブログ向けではない…。てな訳でいろいろ思うにもう次回は(完成)で良いんじゃないの?という感じです。
 そんな状況なのでまぁ、苦肉の策というか…で、本来海軍ネタではないではないか?というタイトルの種明かしになりますか…。
   ◇
ってなわけで、今日だけ海軍関係ないアーティクルとなりあい済みませぬが、興味ある方はお付き合い願います。なんたって関係ないながらもヴィゲンは本ブログ開設の日に最初にご紹介させていただいたアイテムでもありました(笑)。

Viggen_c
正式な予約が13年暮れで、予定ですと14年2月には入手出来てた筈の待望のタランガス1/48 JA37ヴィゲン。大幅に遅れる状況で3日前に到着しました。何と実勢価格は7千円後半から9千円とかなり高価であります。
Viggen_baka←遅れっぷりからも判りますが、メーカー側の混乱は箱の一部にも見て取れます(爆)。
そういやぁ、PhantomがFhantomになってしまった某登呂のメーカーを思い出しますが…。

 一口にヴィゲンといっても実際はヤークトヴィゲンと申す『JA』37番でありまして、各型ある中で新しい方のタイプのキットであります。先の本ブログ開設日に御紹介したものと繰り返しになりますが、かつて1/48ではESCI(金型は流れて今はAirfix/Hellerで手に入るモノ)が微妙なやつ(直近はJA型を謳っているものの もちろんナンチャッテJA…)をリリースしており、そこからなんと30余年を経ての新規金型キットになります。これは素直に嬉しい。
ざっとパーツを眺める限りでは雰囲気はエデュアルド…簡易金型なのかなぁ~というムード満点なのですが、今のとこちょっと真偽は判りません。
Viggen_b
キットはJA型として必要なものが一部独立のランナで入ってます。コクピットのバスタブも写真の他にもう一種、射出座席も2個…なんてことになってまして、今後のバリエ展開が確実に期待できそうです。もちろん無印AJ/JA型のみならず…ですね。

Viggen_e
だもんで、Vウイングも2種類存在する。
というような内容なので、無責任ながら『頑張ればこのキットでAJ作れるよ』と云ってみたり…。
ゲートの太さに注目…。

Viggen_d
先に、ESCIがナンチャッテJAだと申したのは、約100mm程延びた(スカイレイダーと違いこちらはちゃんと根拠ある-笑-)胴体が無視されてたからですが、タランガスの場合はちゃんと意識しています。なので、何もしないとこの写真の様に延長部位に隙間が生じる。ここに2つ前の写真の妙な輪っかになっているパーツが、インテークダクトの隔壁と融合する形で組み込まれ繋がるという凝った仕様になっています。多分AJ型のキットは背中を変更した前部胴体パーツがセットされるのであろうかと思われます。
Viggen_nose
ESCIで一番問題があった部位を中心に仮組で点検。
インテークから生えている前翼の仰角を無視していたESCIでしたがタランガスはちゃんとなってます。インテークの長さも正しく、下部に設けられたスリットの表現も(全く似てないながらも)スルーしていません。
仮組みなのでつけてませんが上部の目立つステーもパーツがちゃんとあります(でも下のは無い)。
Front
女性的で微妙なウネリ・クネリ・括れを持った本機ですが、この角度で見る限りかなりいい感じに見えます。
ただ、この写真だと判りませんが、タンデム・ダブルの主脚パーツがESCI同様長そうに思いますので、妙な腰高にならないかなぁ?という心配が…。でもこれは組んでみないと判りませんね。
Side←側面。
Vウイングは折り畳み部の分割が意識されたパーツ割ながら、実際折り畳み状態で完成させる仕様は考慮されていない。あと、固定以外のアーマメント関連パーツが全く用意されていないので、JAの近代型改修後の特徴となるAMRAAMは他から引っ張ってこなければならず、加えてランチャーもパーツがないのでちょっと切ない…。1年待たせて7K払ってこれかよ?という印象は禁じ得ませんね…。
仮組して判ったことは『今組んでるタミヤのスカイレーダーってやっぱ最高だよ!』っていうことくらいで、初心者さんにはちょっと辛いかもしれません…。金型技術が前世代故、細分割化を余儀なくされたパーツが多いのにも関わらず合いが悪いんだから、それなりのストレスは覚悟しておきましょう。
Viggen_a
値段が値段だけにフォトエッチドパーツでもあるかと思えばそういうのは一切なし。デカールはカウンターシェードが3パターン、森林迷彩(これマスキングシート誰か作って売ってくんないかね?)1パターンとなっています。
Viggen_comp
蛇足で恐縮。
2009年に完成のESCI 1/48との比較。
なんか、手前味噌ながら頑張ってアチコチ直した甲斐あったかなESCI…。このタランガスのも塗って並べたらそんなに違和感無さそう…。

   ◇
 まぁ何にせよスゥエーデン製のプラモデルなんであまり厳しいこと言わなきゃ充分でしょう。ESCI頑張るくらいなら少々高価ではありますが本キット作るのが正解なのは間違いありません。スゥエーデン防空軍の機体なんでブログではやりませんが、その内完成する筈ですので出来たらちょこっと書きます(笑)。





RSS
記事検索
月別アーカイブ
B I P R O G Y 株 式 会 社

ユニアデックス 株 式 会 社
BIPROGYグループ

後藤仁のスロー・クルージング

タミヤ

BANDAI

TakaraTomy

Airfix

RevellAG

Revell U.S.

Italeri


最新コメント
自己紹介のようなもの…

(画像はガルパンのケイさん
-スクラッチです-)

こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
いろいろとやってます。
★主な仕様★
  • 昔モデルアートにレビューを書いていたことがある
  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


QRコード
QRコード

にほんブログ村

模型/人気ブログランキング



□ 外部リンク □






  • ライブドアブログ