Go Navy! (乙)

プラモや造形やりたい放題! (>o<)

March 2013

G&P大団円感想のついでにSH-3D製作記(その3)

ガルーズ&パンツァー最終話を観て…

 いやぁ、優勝おめでとう!という感じで良かったですね。マウスにはどう対応するのか興味深かったですが、いやはやその手がございましたか…という感じです。
 この作品、”良く鍛えられたAFVヲタ”の方々は『なかなか受け入れられない』と仰るそうですが、狭量とは言わないまでも「楽しむこと」の方向性を履き違えてますよ…、『感性の器』が問われます。
ドカベン、巨人の星や侍ジャイアンツに口角泡を飛ばして批判するプロ野球選手がいますか?居ませんよね?彼らがアスリートとして戦うことの真(まこと)を知っているからだと思うのですが、このガルパンもそういう所に本質があったような気がします。もちろん戦車というメカの魅力、登場人物のキュートなルックスや個性といった点も十二分に演出に寄与していたということも語るに及ばざるですが…。
 私も軟式とはいえ社会人野球の末席を汚し、小学生時代にイヤイヤながらではありましたが3年程剣道を習わされていましたので、戦車を竹刀や薙刀替わりに…という発想でこういうスポーツが成立していたら…というフィクションなので充分鑑賞に堪えられたわけでありましょうが、『あんな戦術が通用する訳がない』などとしたり顔をする人は、闘うスポーツを知らない人か『戦争』という枠組みを出ない発想だということを自省すべきです…。
支援航空戦力も対戦車兵器携帯歩兵も居ないガチの戦車群対決なんてフレームワークは実際ありえませんから、そんな誰も未経験な状況で「戦争の際とられるセオリー」が何の役にも立たない…、そんなことは少しでもスポーツを経験していれば判ることですから…。したり顔で批判する人は、言葉は悪いのですが私にはむしろ馬鹿にしか見えない…という所です。剣道に例えるなら、実戦は「乱れ撃ちの斬り合いの場」ですから、隣から矢が飛んできて死ぬ…という可能性を考慮しなければいけませんが、5人一組同士の対戦はそういう事を考えなくていい『競技』です。それと全く同じことを戦車を使ってやってるだけなのがこの物語のメインフレームですから…。
 しかしまぁ、話を物語に戻すと「これはチームワークで大洗が勝利するパターンかな?」との読み通りで、無双な山田太郎が明訓を勝利に導く様なのとは違った結末と、そういう意味では断然リアルであり、重戦車ばかりを集めた黒森峰が、玉石混合の大洗に負けたのも『スポーツ』ならではで、充分に理にかなった結果だと言わざるを得ません。各々が自分の能力に適応した役割を果たし、如何に敵のフラッグ車を孤立させるかという戦略を見事にやってのけた点は称賛に値します。一方の黒森峰といえばさながら、既に盤石な松井を擁しながら、落合、清原や江藤やら大砲コレクションばかりに精を出し、走攻守バランスのとれたスワローズに苦戦をしていた頃のジャイアンツに見えたのは私だけではありますまい…。
 そんな感じで、無双でない私には感情移入できて大いに楽しませていただけました。欲を言うなら個人的に二番目に大好きな戦車であるM26を出していただけなかったのが残念です。
   ◇
 はてさて、大幅に遅延のSH-3Dですが、心折れ、正直投げ出したい感情に駆られておりまして、言訳を許されるなら、メーカー側がアイテムに一片の愛情も抱かずに開発したキットを手掛けるのは何とも苦痛です。悲しい…。
しかるに、時間が無いわけでもないくせに、やたら現実逃避して1/35西住隊長フィギュアをスクラッチとか、一昨年から例の不定期として進行していたF-14A(写真参照)
progF-14を弄っていたり(こっちの方が先に完成しそうです--爆--)という具合で今回も大した経過報告にはなりません。まぁ~本日のお嘆きとしてだけ紹介しておきますです。

 今回の御報告は、心折れる外形的な大きな問題としては恐らく最後になるでしょう、間違っているA/G型版の細いスポンソン支柱への対応等になります。
 D/H型はマッシブ対応なので前後で太いのですが、このキットはご多聞にもれずA/G型の細いものをセットするというさらにバカげたミスをしています。もっとも同じことをハセガワが48でやっております関係で、この辺は充分に予測できていました…。
形状の違いは後部のフィレットが無いというもので、盲目でもなければ非常に判り易く目にできる特徴ですが、なんだって気付かなかったんだろう? 取材機がG型で、BuNoだけD型の展示機だったのかもね(苦笑)そういういい加減な展示機は枚挙にいとまがないから~。

 ここ、安易にフジミから移植出来ないかなとも考えましたが(フジミはH/D型として組むにはOK)結局はキットのパーツの後縁をプラ材で延長し(写真青線囲み)、フィレットを削除するだけにとどめました。1/72だもんね…。
StrutBilt01支柱胴体側付け根のカバーも形状が異なりますので対応しています。因みにウェストランド系も倣ったものがあり要注意ですが、守備範囲外なので警告に留めます(爆)。因みに海自のHSS-2なら細いままで可なのでハセガワのキットは海自版(?)なんだろうね…。
StrutBilt02 あとは細かい修正で、実機のスポンソン脇のウイング部は胴体付け根側にかなり大きな隙間ができるので、密着しないように0.1mm程シムで浮かせるように加工しました(写真で赤線囲み部分)。
 また右舷にある給油口を自作ってか彫り込んでいます。これがあるからシコルスキー製のシーキングはステップなんかつかねぇ~んだよ!ってことです。
refuRecp説明図を信じてつけちゃった人は給油はどうすんの?って突っ込まれるの覚悟で…(英軍はどこから給油すんのかね?ってよく見りゃドア後ろについてるな…)。蛇足ながら因果関係が不明(仮説はあるけど根拠希薄なんで内緒にしておく…)だけど、ウェストランド製のもここに給油口ついてるヤツは無いわけではないので『実機を良く見る』しか具体策はないですな…。

   ◇

 お約束通り、WBC侍日本も(準決敗退だけど)2ndステージは乗り越えちゃってたからイヤイヤ続けます--だって仕上げの段階でまた大きな壁にぶち当たるの判ってるんだもん(涙目)--ですが、たぶん次回は「F-14A完成の巻」になるかと…。
お粗末さまでした。
 

Syber-Hobby 1/72 SH-3D Sea King (その2)

 大変ご無沙汰しております。いろいろ心折れて(理由は後述)プラモ出来ないでおりましたが、死んでると思われるのもなんなんで(って身内は事情知ってんだからそりゃないわな-笑-)、粗3週間ぶりに更新であります。実のところ心とは別に身体的にも左人差し指に小径ながらドリル歯が刺さり、かなり深かったようで、神経も分断され暫く指先に感覚が戻らなかった…というイタイ話も関係しています。
 利き腕の如何に関わらず人差し指の先に感覚が無いというのは、工作系には致命的なんだなと改めて感得した次第です。ハイ。
   ◇
 心折れた理由の本題前に、個人的には興味深い本を入手できたのでご紹介。
M4manual ←コレなんですが、タイトルが長いんで要約すれば「M16系ライフルの米国防省公認マニュアル」です。M4は(シャーマンじゃねよ)海兵隊の制式カービン銃なので当然本ブログのテリトリー内ってことで…。
(写ってるM4はマルイのダミー、これでも¥26,000-もするんだよ)
こんなもんが簡単に手に入るってのがアメリカンで宜しいな(笑)。
軽く1000ページは超えようかて厚さで、M16系の撃ち方から整備、調整方法まで、全ての関連事項が網羅されており、これ一冊で相当の暇つぶしが出来ますよ(爆)。ペンタゴンの編纂だからそれこそ間違いはないし、月刊ホニャララ誌とかに時折見られるデタラメな記事に悩まされる事もなく(大抵は向こうの記事の誤訳)、資料としても安心できるものだけにM16/M4系ファンには手放しでお勧めできるものです。こんなもんが簡単に入手できる御国柄だと、映画『ブルースブラザーズ』でキャリー・フィッシャーが火炎放射機のマニュアルを読んでるシーンはあながちギャグっていうんではなく、実際違和感のないシーンだったというのも頷けます。
   ◇
 さて、心折れるよサイバーのシーキング…。
 もともとHC4を見送ってた所為で、このキットが私的には初見となる訳でしたが、前回でも触れた大きな問題の陰に隠れて細かい問題点が出るわ出るワで結構萎え萎えだったのです。全てを上げるとキリが無いので、細かいキットの修正点は完成後に写真で判断戴くとして、今回は大きな所だけ抑えておくことにいたします。

SH-3bug1←前回決意したかどうかは忘れましたが、D型でいいやとキットの通りに組もうとすると、それだとDにならないって人を小馬鹿にしたようなキットです(笑)。正直言えばH型に改造する方が、却って手が掛かる事への踏ん切りがついたんじゃないか?ってくらいですね。
まず取り説では、堂々とD型にある筈の無いパーツをつけろという指示が数件あります。左舷の第1側窓、両舷に設けられた得体の知れない(これは一体何なのか?知ってたら誰か教えてくれ-笑-)タオル掛けを縦にしたような妙な棒パーツ、それとエンジンコンポーネント左側のバルジ等がそれで、舐めてんのか?と、怒髪が天を衝く…。特にタオル掛け(?)なんかは少なくともS61から派生したシーキン・ファミリー通して実機では僕は見た事が無い。なんなんだこれは?
 写真では緑楕円で囲った部分は除去、あるいは修正。赤の楕円はクリアーではなく、不要パーツとされていた物を使用して塞いだ窓。それと明らかな設計ミスの排気口パーツの作りつけ部位の修正(青丸内)が必要な個所をそれぞれ示しています。特に排気口は接着腔にダボが切ってあるがそれが間違ってて、従うとボディの開口部と辻褄が合わなくなる。パズルかよ!
 このパーツは折角一体で作られてるのにパーティングラインが内部にあって、これも萎え萎え(笑)。削り込むついでにダルなエッジをシャープにしてあげるといいでしょう。
SH-3bug2←写真がピンボケであいすまぬ…ですが、右舷もHC4から引き継いだバルジがそのまま残っているんで除去、こんなもんこそ別パーツにしとけや! あと 傍のステップ取付穴も塞いでおきます(緑楕円内)、ステップなんてこんなもん着けてるUSN使用機はねぇ~ぞ?
ついでに表現がイマイチなタイダウンリンクも作り変えたいんで削っておきます(赤丸部分他)。
修正だけで疲れましたので、御覧の通り中身は特にASW的作り込みはしていません。なんかね、心折れてます完全に。

   ◇
 とまぁ、こんな感じですよ。なんかノリが悪くなってきたんで、WBCで日本が2次ラウンド敗退とかしたら次回は無いかもしれない…。
あぁ大変なキットに手をつけてしまったなぁ~(苦笑)。

※以下追記
話題の「タオルかけ」は写真見つけましたが、HC.4のそれも最新型についてるだけのようです。
(HC.4なんて興味ないからよく見てなかったといいわけしておきます)
ただ、それだとインテーク前にエアークリーナ乗っけたタイプになるんで、ドラゴンのキットでは作れませんから考証的には『?』なのは変わりません。
根拠は判明したものの、「AEW.2やSH-3Dにも付けろ」というデタラメさの解消にはなりませんでしたね(爆)。
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(画像はガルパンのケイさん
-スクラッチです-)

こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
いろいろとやってます。
★主な仕様★
  • 昔モデルアートにレビューを書いていたことがある
  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


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