Go Navy! (乙)

プラモや造形やりたい放題! (>o<)

August 2012

Airfix 1/48 Seafire つくるよ(2)

 夏休み皆さまどのようにお過ごしでしょうか?
東京生まれ東京育ちとしては帰郷というイベントもなく変わらない休日…まったりとプラモ作りには良いんですが、そうは問屋が卸さなかったぞAirfix。
   ◇
 前回Mk47にするぞと決意表明したのは良いが、その展張状態の主翼にするにあたってMk46の下面を流用し、上面その他はMk47のパーツを使えば良いと…安易に決めたは良いものの、良く見りゃMk47の大型化されたフラップと、それに対応して後部をトリミングしたラジエター&オイルクーラーのフェアリングのパーツが無いぞ?

DSCN1921 まさか?と思って改めて組説を見たところ、Mk46/47の違いって、このキットだと本当に翼が畳めるか否かと機首のエアスクープだけのようである…絶句。
←47用のフラップも46と同じ大きさで、折り畳みの分割に合わせてパーツが多いだけ…でした。
 そりゃマイナーとは言え、自分の国んとこの戦闘機だぞ~しっかりフォローしておいてくれ~Airfix~。

 真っ直ぐにするの大変だから、46の翼下面パーツを流用し、パネルラインをちょこっと変えて、大型化されたフラップに合わせて切り欠くだけで楽だと踏んでいた目論見でしたが、とんでもない手間が増えた訳です。
 まずはMk46用の翼下面パーツのフラップ部を、拡張された分を合わせて切り欠きます。
DSCN1922←2ピースの内翼側はストレートでないことに注意。拡張された分ラジエター/オイルクーラーのフェアリング後端に干渉する部分が出来ます。その分斜めに切り欠いておきます。
 本当なら、このフェアリングも開口部が可変になっているので、その再現も考えましたが、今回は手抜きで行きます(笑)。
DSCN1926←延長(拡張)したフラップパーツと切り欠き加工したフェアリング。
裏側のモールドを再構成しなければならないことを考えれば、1枚プラ板からフルスクラッチしても良かったんですが、図面起こすの面倒だったんで、単純にキットーパーツの付け根にプラ板を貼って延長しました。今回は折り畳まないんでMk46のパーツを使い、最後に分割線をスジ彫りしておく方が楽でしょう。裏側はまた追々進めていきます。
あー疲れた。

今回、明らかになったこのミステークで、暫定AAA評価だった本キットはAAb位に格下げで~す。では以下次回。

Airfix 1/48 Seafire つくるよ(1)

 週末は久しぶりというか恒例というか師匠、坂西君と都内某所で(ってもバレバレか--笑--)ひと騒ぎ、今年はちょっとした二次会を件のコロコロ夫妻を交えてカラオケでと盛り上がりましたな…。
師匠とカラオケって何十年ぶりでしょうか?坂西君ごちそうさまでした。
  ◇  
 はてさて次を何作ろうかということで、師匠からは是非S-3をというリクエストがあったのですけど、3枚ほど買い込んであった筈のエアロのS-3用データデカールが見当たらず、ちょっとその気になれないっスと言い訳したところ、F3Dはどうだろうか?なんて言ってて、少し心が動きかけたのですが、結局はシ-ファイアをやることにしました。決して傑作機ではないんですがMk47は飛行機としてはとても美人なので個人的には好きなのです。
師匠御免なさい、この暑い時期に簡易キットはちょっとキツイです。  

DSCN1916←キットはこれで、96年のエアフィックスの傑作キットなんですが、この時期プラモから離れてたこともあって入手しておらず、再販の度買い逃していた品でした。 やっとこの間入手!
良い機会だし、今年はFAAはまだ一個もやってないんで…ということで決めました。  
 シーファイアって日本じゃあまり馴染みがないんだろうかイマイチ知られていないんですが、れっきとしたイギリス海軍の艦上戦闘機で、名前で察しがつく通り、あの名機スピットファイアーの艦上機版であります。実機話に触れると長くなるんで触りだけ書きますと、各型合計2000機程作られています。 
なんですが~形式が半端なく多種にわたっており、マーリンエンジン仕様がIB、IIC、L.IIC、III、L.IIIと5type。グリフォンエンジン仕様がXV、XVII、45、46、47、Seafungと6typeあり、実にややこしい。その中で今回のキットはMk46/47に対応したものであります。 
46/47の大きな違いは、46はプレ47型といってもいいタイプで、簡単にいえば水滴風防のMk17(XVII)のコントラプロップ版で、さらに主翼折りたたみ機構がないタイプ。実際26機が作られたのみで最前線での活躍がないまま退役しています。Mk47になって、空力的改良が施され顎のインテークのデザインが変わり、加えて主翼折りたたみ機構が復活しています。
エンジンもタイプ、出力等若干の違いがあり、最高速度等に差がみられますが、まぁプラモ製作には全く関係ないのでこの辺は割愛しましょう。
 キットもそのあたりの違いはフォローしていますが、困ったことにMk47を作ろうとすれば『翼折りたたみ状態』でしか作れません(爆)。あと、これは手持ちの資料だとMk47になって22cm強全長が延長されているようなのですが、キットでは同じパーツなのでこの辺りがどうなのかな?というところ。でも写真だと違いが判んないんですよね…。まぁ気にしない事にします。
 ちなみにMk47は最終的に90機が生産され、朝鮮動乱などに参加していて、岩国にも800SQの機体が来ています。  
 私は常々飛行機は主翼を展張しているのが本来の姿だと思っているので、その姿で完成させたいのですが、そうするとマイナーな方の46にせねばならないことになりジレンマ…。
 そこで考えたのですが、46の主翼下面パーツに、47の主翼上面パーツの外翼部&内翼部を乗せれば簡単に展張版47にできそうだということで、この手法で行くことにいたしました。この方が、バラバラの47用パーツを組むのより、主翼アングル線を真直ぐにすることを担保し易いと判断したわけです。幸い下面のパネルライン等の差異は微々たるものなのでその辺りを修正する方が楽でしょう。
DSCN1919
キットのミスなんですが、Mk47用の主翼下面パーツには、カタパルトブライダルワイヤー用フック取付のための穴を開口するようにガイド用隠し穴のモールドがありますが 、この位置が実際より後ろに寄っていますので従わないようにします。と云っても、私はMk47用の下面パーツを使わないのでMk46用のパーツの正しい位置に穴を穿ちます。Mk47のパーツには、表面に○のモールドが施してありますので、その位置が正解となります。

DSCN1917←Airfixのことですから46,47のパーツは全く合わない…なんてことも考えられるので一応仮組はしておきます。フールプルーフ的配慮でワザと46,47で違えてあるダボ位置ですのでこれらのダボは切り取っておきます。  とりあえず機銃口で合わせておけばちゃんと組めるようです。一安心…。



決意表明だけの記事になってしまいましたが、以下次回。

Naval Leadership (United States Naval Institute)

そう云えば、デジカメの設定データ出てきたんでF-8の写真入れ替えました。少しはマシになってると思います。
   ◇
今日は一寸趣向を変えて良著のご紹介でもしましょうか…。といっても、そこは海軍に絡めた内容ですが、ちょっとばかし堅い話になるかもしれませんので苦手な方はお読み飛ばし下さい(笑)。

DSCN1915←これは、初版が1981年の日本語版ですが、オリジナルは掲題通りアメリカ海軍研究所編纂のアナポリスの学生なら必ず目を通している教本であります。およそ20余年以上前に購入したものだ。
 いわゆる海軍(海兵隊)士官たるものかくあれ!とする内容が記述されているのですが、なるほど「リーダー足りえる人物はこうでなくてはならない」という内容が非常に簡潔に具体的に示されていて、これから社会に出て活躍されんとする人には是非一読をお勧めしたいと思います。
 私も、本書に書かれている数多の指摘に反省させられ改めさせられたクチで、今日、何だかんだいいながら、不況の中、辛うじて我が身があるのは本書のおかげかもしれないとさえ思っているぐらいです。
 全ての内容を掻い摘んで説明することなどとてもできないので、ポイントだけ摘まむとすれば、リーダー足るもの常に科学的なアプローチを心掛けよ!ということです。
 科学的といっても格式ばったものではなく、まぁ言いかえればロジカルであれということ…。第3章「人間行動の研究における科学的方法」中から抜粋しますれば…、

<以下抜粋>
 人間は、概して、物事を知らないでいることに気づかれるのを嫌がるものである。誰かがリーダシップまたは権限を行使する立場にある人に質問すると、された側は「知らない」とは答えたがらないものである弱さの印のように感じられるからである。しかし、科学者やその他の賢明な問題解決者にとっては、それは反対に多くの場合、強さの印なのである。というのは、それは周囲を見回して検討する意思や既成の回答を借りる気持ちのないことを意味し、無知を認められるほどに知的であることを意味しているからである。
<抜粋終わり>

つまりは、明確でないこと、ハッキリしないことや証拠もない伝聞に関しては懐疑的であれと言っているのですね、『誰それさんが言ってたよ』等ということに疑いもなく納得するような奴はリーダーにはなれないってことです(笑)。以降、本書では『健全なる懐疑心』として一貫して語られています。
 だからと言って懐疑心を無暗矢鱈に発揮せよとは書かれていない、「何が証拠か?」、「何が事実か?」といった簡単な問いを自分自身、時には周囲の人間に投げかける習慣をつけなさい…ということです。加えて言えば抜粋中前段は「感情に支配されることの欠陥」、後者は「論理を基盤とすることの強み」を示唆しているわけですね。
 本文では
 このような習慣が明晰な思考を促進することは間違いない。と続きます。そりゃそうでしょうね。
続けて・・・
<以下抜粋>
証拠は事実の形をとる。しかし、事実とは何であろうか?簡単に思えるけども、一般に考えるほど単純ではない。事実は極めて複雑な事柄である。よほど明快な頭脳の持ち主でない限り、事実と まさに事実に見えること の相違を説明できない。もし優れた問題解決者になろうとするならば、事実とは何であるのか、また事実と 事実としてよく通じていること とはどのように異なっているのかについて注意深く考察することも妙案の一つであろう。
<抜粋終わり>

 まぁその通りであるが、そうでない人の方が多い(笑)。さらに本文は「科学的事実は観察(行為)と観察者の間の意見の一致に立脚する」という趣旨で解説が進みます。さらに続けます。

<以下抜粋>
たった一人の観察は疑わしいものであり、さらに(健全なる)批判精神にあふれる人は、自分一人の観察を間違いない最終的なものとは認めようとしないことである。--中略--
観察者が正直な人間で、観察中に個人的バイアスもしくは感情をさしはさまないとすれば、よい意見であろう。しかし、それでも意見にすぎない。
<抜粋終わり>
まぁ確かに誰かの意見を借りるのは、何かを主張したいときには「楽」でしょうからね(笑)。でも楽して主張したいことに信念など伴わないよね?それほど「事実が何か」を最終的に問われるような問題は、意見の合意なんてものでは何の役にも立たないってことだ。
「こうすればアメリカは講和に乗ってくれるんじゃないか?」って「意見」の一致で戦争を始めた人に聞かせてあげたい…。

 まぁ上に述べた内容はほんの触りに過ぎない。以降、この科学的アプローチのスタンスとして「客観性」、「変化への即応性」を基盤とする考察が続きます。
 しかしまー、こんなものを読んでる将校がゴロゴロいたら、そりゃ軍隊から感情は排されるワナ(笑)。浪花節や年功序列が罷り通っていた日本の軍隊が敵う訳ないのは当然と言わざるを得ません。

興味を持った人は是非一読されるとよいでしょう。生き方やものの見方が変わりますよ。

Airfix 1/48 ウエストランド リンクス とか

過日、師匠のブログに寄せられたコメントで『民主党が本格的左翼政権』とする記述があったので、まぁちょいと気になったので職場の昼休みに話題にあげてみたんだが、『それ書いたの2●ゃんねらーだよ』との意見あり、なるほど巨大BBSではそういうことになっているらしいという事がわかりました。まぁ、書いた人物が『ねらー』の方かどうかというのはさて置き、自国の政権政党について、おそらくレッテル貼りを超えるものではないだろうが、その認識は浅学が過ぎるとは言わないけれど、聊か考慮を欠いた決め付けでしょうと言わざるを得ないでしょう。
 ことほど左様に現民主党は「寄せ集め政党」であるが、その主体は小沢、鳩山(※)、武村諸氏をはじめとする自民党脱退組、『自民より保守主義なんじゃねぇの?春日先生』率いる『んなアホ社会党なんかに居られるかよテヤンデェ出て行くぜ』の民社党、親の敵か?というくらい共産党&共産主義を忌み嫌った江田先生(江田五月の父ちゃん)率いるところの社会民主連合に、右翼の大ボス田中清玄氏と麻薬撲滅でタッグを組んだ市川房江女史のカバン持ちだった菅直人氏がいる政党である。どこが左翼なんだよと!私は違和感覚えまくりです(苦笑)。今の日本が左翼政権なら、シュミット時代の西ドイツなんか極左国家になっちまうよ(爆)。

(※)この鳩山ユッキーが尊敬してやまない実の爺ちゃんは、GHQに右翼と見做され公職追放されている大物です。

 なこと書いてると、『お前は民主党支持者か?』と馬鹿な突っ込みが入りそうだが、お断りするが私自身、政治政策はトンと門外漢…ブログに偉そうに自民が民主が等と書く気などさらさらありません。まぁ大体、真面目に批判するのなら、その政党が『左翼だ右翼だ』とかレッテル貼りに終始するようでは内容が伴わないただの愚痴になってしまうし、大体においてこの国の抱えてる問題は政権政党がどこになっても解決しないのだから、下手な考え休むに似たりで時間の無駄だ。第一『おうおう、文句言うなら代わってやるからお前やってみな!』って言われて出来ないもの…。高々数千万規模のプロジェクト管理でヒイコラ云ってるくらいなんだから…。

 異論もあろうが、私は正直なところ我が国の政治家(注:共産党を除く)は皆さんとても気の毒と同情を禁じ得ません。だから馬鹿だのアホだの罵る気にはなれないのである(第一、自分が取って代われると思えない分野の専門家たちだし…)。なぜならば、この我が国の政治システムでは政治家はスポイルされるだけで、どんなに才覚あろうがそう簡単に腕は振えないのである。選挙で国民が挿げ替える事が出来るのは、各省の大臣だけなんだもの…。大臣一人だけで、一体どのようにすれば、軽いフットワークの必要とされる迅速な改革が行えますか?
 因みにローマ帝国の時代から政治システムの欠陥を嫌という程学んでる欧米では、高級官僚は選挙で選ばれた政治家が任命するシステムです。能なしと見なされたら課長クラスまで首切られます。ですから、まず料亭に各局長クラスを呼び集め、膝つき合わせてから~等と言うマドロッコシイ手続きは全く不要な訳ですね…。まぁ、何が云いたいかは御理解いただけるかと…。
 これ以上書くと一介の会社員に過ぎない私です、あんな具合なところがこんな具合で闇に葬られてしまいますので控えますが、まぁ皆さん(ネラーは子供さん達が多いからともかくとしても)…、大砲を向ける相手を間違えていますよハッキリ云って!…。これだから日本人は(政治の分野で)海外で尊敬を得られないんだと思います。
 
 昔、面白いTVCMがありまして、『俺ならガツーンと言っちゃうよ、がつ~んと』と偉そうに御高説たれてたサラリーマン、すると、ホワイトハウスの会談室に場面が変わり、クリントン大統領に『ガツーンっと来てくれよ、ガツーンと!』と言われ固まるってヤツ(笑)。
あの状況になって、適切な発言ができないようなら偉そうに言わない方がいいよね…。
 そういえば、昔、師匠が下北沢のサニーの店長時代、何かと偉そうに模型誌作例の批判をかましてたウザい人がおりまして、師匠が『おぅ、それほどいうなら○○君、来月xxxのレビュー、△△△に口きいてやっから、頼むワ!』と言われて恥かかされた人が何人か居ましたっけ(苦笑)。雉も鳴かずば撃たれまい…南無阿弥陀仏。

   ◇
 物凄く長いアバンになりましたが、本題といきましょう。
DSCN1914←本日届いたエアの新キット、ウェストランド リンクス(HMA8/Mk90B/Mk88A)です。師匠が好きなヤツだっけ?
てかまぁ、なんでこんなに安価で売れるんだろう?ハセガワが出したら6000円位になるんじゃね?っと思うような内容です。
 まぁ、見てびっくり、往年のモノグラムタッチをさらに繊細にしたような凸リベットの施されたパーツ群。眺めてるだけでウットリしてしまいます。内装の内張りなんかは、構造部の仕込まれた部分がモッコリ盛り上がってウネウネとした実機らしさを表現するなど、一体何があったんだぁぁぁぁ?エアフィックス~!であります。

DSCN1913←このクソ写真では判らないのが申し訳ないですが、ちょっと今までのNew Toolと雰囲気違ってます。
リンクス好きな人は絶対買っておいてください。仮組とか一切してないで云うのもなんですが(笑)。

DSCN1910←デカールは毎度おなじみのカルト下請け、カラーの塗装ガイド付きで、FAA(HMA8)、ドイツ海軍(Mk88A)、デンマーク海軍(Mk90B)の3種が用意されています。

しかしコレ~、リベット殺さないように作んの大変だな…(笑)。
RSS
記事検索
月別アーカイブ
B I P R O G Y 株 式 会 社

ユニアデックス 株 式 会 社
BIPROGYグループ

後藤仁のスロー・クルージング

タミヤ

BANDAI

TakaraTomy

Airfix

RevellAG

Revell U.S.

Italeri


最新コメント
自己紹介のようなもの…

(画像はガルパンのケイさん
-スクラッチです-)

こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
いろいろとやってます。
★主な仕様★
  • 昔モデルアートにレビューを書いていたことがある
  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


QRコード
QRコード

にほんブログ村

模型/人気ブログランキング



□ 外部リンク □






  • ライブドアブログ