Go Navy! (乙)

プラモや造形やりたい放題! (>o<)

December 2011

ハセガワ 1/48 A-4C(A4D-2N) スカイホーク (その2)

DSCN1619←観てきましたよ、山本五十六。大日本帝国海軍・連合艦隊モノなのに源田、淵田両中佐が出て来ない(淵田さんらしき人物は出るがノンクレジット)って言うのはかなり新鮮だったな。その代わり黒島さんの出番が多かったけど。
 どういう作りになってるかはネタバレになっちゃうから書かないけど、戦記ものでも、戦争スペクタクルでもないですから戦闘シーンの再現度がどうこうって映画じゃないです。人間としての山本さんにスポットが当てられたあくまでもヒューマンドラマです。良い出来だと私は思いました。
 ですので、MI作戦時の空母の甲板に日の丸が無いとか、戦闘シーン等に無粋な考証突っ込みしかできない軍事オタク向けではないのでそういう人は観ない方が良いし、何も得られないと思います。
 観る前は山本さん役は三船さんか山村さんと思っていた私ですが、なんかもう良い感じに老けてきた役所さんも良かったワ(笑)。我らが山口さんを長髪の阿部ちゃんが演じてたのはどうも違和感あったけど、良い味は出してたと思う。しかし見慣れない役者が多かったな…と思ったら、配給が東映だったからかな?
軍人としては『凡将』だと思ってた山本さんだけど、なんか生まれてきた時代が悪かったよな~と、改めて同情を禁じえません…そんな想いを抱いておるところです。最後に一つ、永野さん役の伊武雅刀…シスの暗黒卿みたいな役回りで南雲さんに根回しするシーンは要らなかったと思うんですが…。
   ◇
 さて、相変わらずアバンが長いですが、本題。
DSCN1607
←接着が終わって、こんな感じになったバーティカル・テイル。右がハセガワで左は比較用のモノグラムです。水準はモノグラムと同じになりましたが、これでもまだ少々厚い。ですが限界ですね…翼型と平面形が悪くなってしまいます。
まぁパッと見の印象は大分和らいだので、これで良しとします。

DSCN1622←で、全体進捗としてはこんな感じです。翼前縁の白い所は例によってスラット部分の段差消し。しかしまぁ~このキット、合いがピッタリ・パッチリで隙間が出ないぞ?実に簡単に工作が進みます。ここんとこAirfixだのキネティックだの簡易だのが多かったから余計に感じるワ(笑)。休み中に塗装ができそうです。
 今日はこんなところ…。本編の方が短くなっちゃったね(苦笑)。

実は本日、師匠、坂西と忘年会…久しぶりに騒いでまいります。ではでは。

Carrier Air Group Commander とか

今朝ほどアマゾンから到着した洋書などを紹介。
DSCN1600←表題の『Carrier Air Group Commander 』。海軍系の洋書では割と知られているRobert.L.Lowson先生のハードカバーです。何を今頃とお思いでしょうが、先日師匠に教えてもらったので即購入。
久しぶりに再版されたんですよね。

 USNにおいてのCVG設立から1999年までの空母航空団とそのCO(CAG)とそのCAG機について書かれているもので、海軍狂には堪えられない内容といえよう。まだ、ざっと攫っただけなのでアバウトだけど1~2章でその歴史とオーガナイズ関連について、3章で歴代CAG、4章でCAG機について述べられています。特に4章はALLカラー(一部はモノクロ写真の補足イラスト)で歴代CAG機の主なもの(全ては無理だもんなぁ)を紹介しており、この規模でCAGだけをまとめたというのは多分他にないような気がする。眺めてるだけでも楽しくなる頁ばかりだ。

DSCN1603←こっちは『Carrier Aircraft』1917-海軍航空設立~現在までの艦上機総合図鑑で、先にご紹介しました『PostWAR AIR WEAPONS』の姉妹本。
創生期、WWII、冷戦期、現在と大きく章分けされ、それこそ複葉機の時代からの艦上機を今日のF/A-18やラファール、Su33に至るまで網羅されている楽しい図鑑。もちろんイタリア海軍もちゃんとありますよ。海上自衛隊は載っていませんでしたが…。当然か、空母ないもんね。
 まぁ正直プラモ製作には役に立たないけど、何かと便利なんだよねこういう本は。興味があったら買ってみてください。

【追加】
DSCN1604←すぐ後に届いてたみたいなんだけど今朝郵便受けで発見。
待望のディック・フランクス著『Supermarine's Last Fighter:SCIMITER』です。あのシーヴィクセンとかと同じシリーズのAmazon新着です(発売はちょっと前になります)。
 なんか、こうシミタークラスのマイナー機でこういう本出されると泣けてくるよね。



DSCN1605中身はこんな感じで例によってカラー側面図とか、実機写真てんこ盛りで心躍る内容なのは、著者ディックの本機への愛情が窺い知れるというものだ(まだ本文読んでないから本当かどうかは保証しない-笑-)。もちろんディックの蔵出しにSupermarine、FAAミュージアムといった所からの資料が根拠となっているから信頼度はいつも通りである。日本に30人しかいないと言われる(え?マジ?)シミターファンならずとも、是非手元に置いておいて損は無い本と言えましょう。
 ああ、これを参考に『世界の傑作機』で出ないかなぁ~シミター。

ハセガワ 1/48 A-4C(A4D-2N) スカイホーク (その1)

 友人が電話で知らせてくれたけど私の15日の記事で某巨大掲示板が凄いことになってるそうだ(笑)。どうせまた誰かがURL晒したんだろうが、どうしてそう他人の褌で相撲を取りたがるのかね…。
 碌でもないことしか書かれてないんだろうから興味は無いが、あの記事で私に悪感情抱くのはハセガワ信者かアンチのどちらかでしかないから「良い踏み絵」つか釣り餌にはなったよな(笑)。
 いずれにせよ、(未だに)判らない人に一つヒントをあげるとして、あの後席後ろが実機通り傾斜せず水平(胴体下面と平行)になってるインチキキットのどこがBestなんだよとの問いかけをしておきますよ。それでいてキャノピー後端が扁平になっていないんだから、そのしわ寄せは一体どこに行ったのでしょうか? そこからいろいろと狂いだすよね?それがデフォルメだってんなら、ワザワザ失敗する方向にデフォルメしたってことになるが…(爆)。他にもまだいっぱいあるけどまぁ、このヒントで判らないなら中学から数学をやり直した方が良いでしょう(涙)。
 
   ◇

 さて、ヴェンチュラも2月になりそうだというなら1ヶ月強ラインが開くのも勿体ないってんで掲題通り、次はハセガワの新作1/48スカイホークからType-Cを選んでみた。以前やまちゃん殿にリクエストがあったものが選考に残ったわけだ。スカイレイやデモンと並べるにもちょうど良いってのもあるしね。良作だと聞いているし、そう手間も掛からんという読みもあります。

 で、そのハセガワのキットですが新作ったって、もう数年経ってるんだが可也の出来栄えで、ホイール・ウェル周りのモールドとかアキュレイトのキットみたいだよ。実のところハセガワで作る戦後系のキットは2機目のA-7以来になるから隔世の感極まれり(?)ですな。トムキャットはダメダメだったけど、その他は総じてコンスタントな出来栄えの様だ…。それだけに悔やまれるなトムキャット…まぁ、いいや。
 スカイホークは最後のM型まで含めるとバリエーションが多岐にわたり、網羅しようとすると部品分割が心配されるが、さすがに近年作だけあって、その点もかなり上手にまとまっている。まぁ実機がそうだというのも寄与しているのだろうけれど…。
 と、手放しで褒められれば苦労は無いんだろうが、このキットの大きな欠点として『ヴァーティカル・テイルの厚さ問題』というのがあるようだ。黒須御大のサイトでも取り上げられてたが、この部分、
DSCN1223実機(写真参照)は結構薄く出来ている。ココもデフォルメしたのだろうか?イヤそんな筈はなかろうて(笑)。
 さてどうしたものかいな?と、発売当初はプラモ雀達が頭を悩ませることになったのだが、黒須御大曰く『黙って作っちゃえば?』でも構わないんじゃなかろうか?ってのが標準みたいだ。
『う~ん、でもやっぱり惜しいぞ、ここさえなければ粗完璧なんだし…』
 そんな訳で、「まぁ厚いなら削るしかないんだろうなぁ~」と試みた。
jpg
幸いなことに、分厚くなってる部分の前縁はJ字に回り込んでいるので、接着面を丁寧に削れば翼形に多大な歪みを与えるような修正にはならないとみた。
←この写真で赤線/斜線部を削ります。最大で0.7mm強、だから一番厚かった部分は都合1.5mm程縮んだ事になる。
 ラダー部分はあまり薄くすると、それこそ「薄皮」状態になってしまうので、接着のことも考慮すればこの辺が限界だろう?という程度にしか削れない。付け根は実機も厚くなってるからココは逆に削ってはならない。でもまぁ簡単な修正だからお試しあれ。
DSCN1598
←で、どの程度削ったのかを御覧に入れる。実際はもちょっと削りたいんだが、それだと折角正確に作ってくれてる翼形が変わってしまうのでこの辺が限界。でも素組より全然良くなりまっせ。完成形写真はまた改めてup致します。

今日はココまでとして、2月頭完成目標と致しますがヴェンチュラ次第では多少の変更もあるかもね。1ヶ月強しかありませんけど、今年は年末年始は自宅でマッタリしますんで(秋の旅行と車検で金が無い--笑--)、何とか間に合うんではないかと…

しかしこのキット、吊るすもんが何にも入ってないよ…。では次回まで…。

面倒くさいが、誤解は解いておいた方がいいよな?

 実際ブログでF-14のプラモの記事を書き、そのアクセス数が他と比して雲泥の差になると、改めて本機の人気の高さが知れようというものだ。ここん所凄い数値になっています。
 まぁそれが、本機への愛情のバロメータなのかは必ずしも一致を見ないというのが思うところで、中にはハセガワのキットに対する私の所感に色々な形で異議を唱えたい方々も多いようです(笑)。

 ここでお断りしておきますが、私は別に「xx信者」などという特定メーカーのファンでも何でもなく、一方で「アンチxxx」でもない。残念ながらそういう感性がありません。私の場合、単に一介のユーザーであり立ち位置は常にニュートラルであります。私がキット製作で昇華させたいものは、その完成度でも、ディテールでも何でもなく、そのアイテムへの『愛情』だけなのです。然るに、その愛情に見合わない出来栄えのキットには容赦なく裁断を下してしまうのですが、そもそも「キットレヴュー」などというものは基本的にそういう性質のものでありましょう。そこへ、特定メーカーへのオカルトめいた信仰心などという邪悪なものを持ち込めば、最早それではレヴューではなく、ただの広告…否や、布教活動になってしまいます。

 ハセガワが出したキットだから間違いない筈だ!などと盲目的に信じてしまうのはそりゃ個人の自由だから好きにすればいいけど、私はそんなのは思考停止で、ただのファシズムだと距離を置くしかありません。そこには即ち『愛するxxxのモデルが作りたい』というものは存在せず、『愛し信仰してやまないxxx社の製品に囲まれていたい』ということだけが鎮座ましましているだけであって、両者向かうベクトルが全く異なるのだから、私の出る幕などミジンコ程もありません。後者はむしろモデラーと言うよりコレクターだもんね。

 そもそも「カッコイイxxのミニチュアを手にしたい」っていうのが源泉ですから、メーカなんかは本来二の次な筈でして、私は形状的に全く問題がなければ、たとえマケットやA-Modelが出したキットだろうと、それがトムキャットやイントルーダーなら大人買いする筈です。そういうもんじゃないんでしょうか?

 メーカーさんに対して思うところと言えば、『好きな船や飛行機があって、そのミニチュアを手にして眺めたい…』などという、ある種幼稚な、それでいて「無邪気な男の子」らしい発想を体現するに一役買ってくれているプラモメーカさんには、日頃から分け隔てなく感謝の気持ちを抱いており、むしろ、松本人志のやすしくんじゃないけど『静岡に足向けて寝られへんがな』と思いこそすれ批判なぞ滅相もなく、実際、これまでも公式非公式を問わずメーカを腐したり貶める行為は一切行っていませんですし、今後もそのつもりはありません(今回のフジミのF-15Eは別ね、ありゃ会社が仕事の仕方としてダメなことをしちゃったんだから)。

 けれども、『愛するが故に』好きなアイテムのダメなキットを出された時はガッカリもするし、結果として色々と荒探しのようなマネをしてしまいます。それでも、何とか理想に近づけようと先のホビーボス48のように無駄な抵抗を試みたりもする。ブログとはいえ、人目にそれを晒すのも、何とか(別メーカであっても)次作へのヒントになってくれたら良いな~などと甚だ思い上った不遜な意図が無きにしも…なんですが、それもこれも、総じて実機に対しての愛情から故に…であります。

 ハセガワのF-14は48も72も、そんな私には「駄作」になってしまうのは当然で、実機の特徴を何一つ解ってない、理解されてない代物であり、申し訳ないがその思いを事ある度に吐露させてもらっていますよ愚痴として…。それは『トムキャットのコアなファン』としては当然のスタンスであり権利だとさえ思っています(オイオイ…)。それと同時に『ハセガワの48がベストキットである』と平気で仰る方々への反駁でもありまして、少なくともトムキャットファンを名乗る向きへは「諸兄のF-14への愛情なんてそんなものなのでしょうか?」という思いを禁じ得ないのです。

 あれはfirst of betterではあるかもしれませんがbestではないですよね?

 何故正直に『作り難い上に間違いが散見させられるが、今のところこれしかないので我慢しましょう』と言わずに絶賛するのか?という疑問を現しているのであります。ましてやF-14の専門家として模型誌に記事を書くような責任を与えられている人が、それらに気付かずに居るのなら、甚だ失望を禁じ得ないというものです。広告主としてのハセガワ社に気を使ってるというなら話は別ですが、まぁそういうときでも何らかの『匂い』は書いておいて読者にピンと来させるくらいの文才は持ってて然るべきなんではとも思いますけどね…。昔のライターさんたちは皆そうでしたよ…。

 ハセガワのトムキャットは先達触れたことを改めて攫いますれば、機首RIO席から後ろヴァーテイカルテイル前の胴体が破綻しているのが致命的なのですが、正直に言えば、実機をマジマジと見つめ、内外の資料を豊富に持ち、四六時中F-14のことを思い続ける…そういう人にしか判りません。朝もやの中双眼鏡を手に海老名IC界隈をうろついたり、恋焦がれて航空券を手にし、人里離れた米海軍航空基地に(マリンコのSPにM4突きつけられての不審尋問にもめげず)独りレンタカーを駆って観に行くとか・・・そういう情熱(悪く言えばバカっぽさ)があって初めて養われる感性と言えるかもしれません。まぁこの例はオーバーなのですが、要はトムキャ好きな人なら気付くし、実際、賛同者も師匠を始め僕の周りには多いのです。 
 とは言うもののですよ、「TOPGUN観ましたんで作ってみました」程度のライトユーザーには(作り難い以外は)何も問題なく、どうみたってF-14にしか見えない十分な出来なので、プラモデルとしての商品価値を損ねるものではなく、私の所感はあくまでも個人的なリサーチに基づく感想に過ぎず、その存在を全否定するものでは決してないわけです。実機のイメージを追いかけている物としては十分にその役を担えるキットではあります。ゴールできないだけで…(笑)。
 ただ加言するなら、ハセガワが許せるならレベル(モノグラム)も当然許され、評価されるべきだろうが、そうはなっていないのは片落ちじゃないんかい?とは思いますがね…。こっちは苦労するけどゴールには辿り着けるんだから…。

 もちろんライトユーザーを揶揄する意図は全くありません。かく言う私だって、実機が飛翔する姿を入間で(遠目で)見ただけの時代に、旧ハセガワのキットを作り、カッコいいと眺めてた手合いですから同じような轍を辿ってきました。ですから、エントリーモデルとしては(作り難い以外は)十分なキットだし、ボロ糞に貶すつもりはさほどもなく『お前も大げさなんだよ』という誹りも吝かではない。アイマスキャラ纏って、それらが大量に売れるのも結構なことで、そこからトムキャット・ファンやスケールモデル愛好者が増えていくのも大歓迎だし模型雑誌がそれに一役買うのもOKでしょう(笑)。ですが、絶賛はどうなのよ、絶賛は?マニアがそれやって良いのかよ?って話です。厚木で実機見て「あ、ハセガワのキットそのまんまだ!」と書いちゃうとか、そういう人達に私は「貴兄は本当に愛してますか?トムキャットを…」と問いたいです。小一時間問いたいです(古っ)。

 とにかくハセガワのトムキャットは、以前ここに書いた、写真と実物と縮尺模型の見え方の違いとか、眼球間隔の話以前の問題で、比率が違うとか、相対位置や角度が違うとか、平行であるべきがそうでない、またその逆とか、基本的な数学的データー不足からくるミスが多すぎます。実機はあんな水平なグローブ部上面ではないし、ノートルダムのxxx男のような背中と狭窄な上に俯き加減で下方から見たら直線的で悲惨なインテークナセルや、ましてや鰓の張ったレドームじゃありません。ついでに言うなら最新作の癖にホビーボスなんか語るに落ちる紛い物ですよ。
 それでもハセガワやホビーボスの48を見てカッコいい!と思う人はいます。ですがそれは実機が好きなのでなく、ハセガワやホビーボスの完成形に魅せれてしまった人なので、それはそれでアリだけど、まぁ~これは全く別次元の話だから横に置いておきましょう(笑)。
 
 とまれ、もっと美人なんですよ、我が愛しのトムキャットはぁぁぁ…(ここで川崎登画によるマウンド上でガックリ膝をついた飛雄馬の涙顔を思い浮かべてくれたら気持ちが伝わる)。

 というわけで、ハセガワのF-14がどれも救いようがないダメなキットなのは言うに及ばずだったのですが、ハセガワ信者様方の執拗な罵倒、罵詈雑言にこちらも堪忍袋の緒が切れまして、このようにハセガワさんにおかれましてはマイナスな記事を開示せざるを得ない状況になったわけです。(私を怨むな、自業自得だ!)しかしながら重ねて申し上げまするところ、ハセガワ社そのものに当方なんの悪感情も抱いていないことをお断りいたしておきます(僕と同じ位トムキャットを愛する社員さんが当時いらっしゃらなかったというのは残念ですが…)。現に48のA-7など良作に関しては賞賛一途ですから極めて公平中立な姿勢を一貫しておる次第であります。そこを見落とさないでいただければと…。

 解り易く言えば「山田はバカだ」というのと「山田は馬鹿なことをした」というのは指摘したいことの意味が全く違うということをご理解頂ければと、そう願うわけであります。 まぁ一方では、アンチ・ハセガワなどという脳が不幸な人達の片棒を担いでる行為になっているという指摘がありますが、その手合いは「他人の褌…」であって、私の主張を利用する方の非を断じてくださいよ、関係ないんですから。第一私は『全日本トムキャット愛好家同盟』の理事でも何でもないんだから、さほどの影響力も持ってないんだし、引用されるこっちも迷惑な話なんです。

 とりわけF-14だけがクローズアップされちゃったけど、過去に私はレプリカ誌やモデルアート誌においてエレールのF-104、モノグラムのF-16XLなどでも同じようなスタンスでレヴューをしました。ですから、ハセガワのトムキャットだけを(贔屓して)例外にはできません。たとえ罵倒だらけのE-mailや、剃刀や45ACP実弾入りの封書が山ほど押し寄せたって、これからも正直に所感を述べさせてもらいます。公平公正なレヴューってそういうもんですよね?
ねぇ、黒須御大(笑)。

Revell 1/48 F-14A トムキャット --その1(後編)-- 【不定期】

 バトミントン全日本総合選手権決勝進出の池田・潮田組ですが、しかしセミファイもファイナルも同じ弊社社員同士ってなんだよ(笑)
お互い知りつくしてるからやり辛いったらないだろうな…。

   ◇

 さて、長くなったので前後篇と分けました、レベル48トムキャット(その1)ですが、後編です。
今日は、デティールUP編とでも申しましょうか、81年製と古いキット故、やっておくと良いですよってポイントをフォローします。

DSCN1587←ここも一体化の弊害でベントラル・フィン左舷側に設けられたNACAダクトの表現が甘いので自作します。
この写真の様に一旦穴開けてしまってプラ板を貼り直せば楽にできます。まぁ、フィンごとハセガワのを移植するってのも良いでしょうが、そこはOut of the Boxの精神で…(ちょっと違うか?笑)。
DSCN1589←でこんな風にします。型紙とか作って形を揃えるのが優等生的で良いのですが、裏側だし~ってことで可也適当にやっつけています。
あ、でもココはVFによっては黒く塗っちゃったりするヤツがあるので、やらなくても目立たないから、そのまま何もしないってのも充分アリです(爆)。

DSCN1592←グラブベーン上面、可動部後縁にシーリングされてる部分があるのですが、キットは全く表現されていません。昔はプラ板を裏から貼りつけてなんてのが流行ってましたが、それだと主翼と接触する面を削るのが面倒なので、私の場合は上面にそのモールドを彫りこみます。
DSCN1586←前篇用の写真だな、これは。まぁいいや、例のインテークパーツから切り離した胴体側の部品の処理です。上下胴体を貼り合わせる前に上部側に接着しておき、下面と接着するときに写真の様にスチール定規などでココを貫通するようにして抑え込むことで上手に接着出来ます。
熱交換器のある所はネットのモールドがありますが、後々隙間消しの作業で損傷してしまうので、ハセガワのトライパーツ#42のメッシュで置換えてます。
DSCN1585←その、良く見えもしないのにワザワザ自作した熱交換器(涙)と、内側へ拡張した主脚格納庫。写真撮り忘れちゃったんですが熱交換器は銅板を巻いた筒に、それらしくプラ棒にフィン(13枚)を貼りつけて作ったファンを仕込むのですが、外からは全く見えないから適当で良いと思います。
この写真一番奥にポジションライトの部分が写っていますが、穴を穿った所へ熱した透明プラ棒(ランナーでもOK)を押し付けて、冷えた所でリューターで削り込んで薄く仕上げます。で、左:クリアレッド、右:クリアブルーで着色後、アルミ箔で裏打ち(作例はベアメタル使用)すればOK。上下左右4ヶ所に…。因みにポジションライトのモールドの輪郭そのままに開口するのではなく、一周り大きめにしてあげる方がよろしい。赤、青のクリアパーツのランナーを使えば着色の手間は省けますね。
DSCN1580DSCN1577←エア抜きのフタはモールドがヘタッてるのでこれも自作。ECS熱交換器の排気ルーバーも9枚の傾斜になるように修正。ここはピッチを揃えて9枚になるようにするのが大変です、妥協が必要(汗)。ポジションライトはまだ加工前の状態。
DSCN1590←インテークから切り離した関係で切りシロの分隙間が発生しますのでプラ板で調整します。仮組で調子を確認しながら行うと良いでしょう。
先の熱交換器は御覧の通り一生懸命作った内部は見通せません(涙)。
ポジションライトは表面の加工を終わらせています。実機だと数mm凹んでますが1/48だと塗膜程度なので面イチで良いでしょう。
 因みにココは形状が変わったんだと吹聴する人がいますが違います。IRAN時にリペイントする際、マスキングを適当にしてて一部クリア部に塗装がかかってしまってるので三角に見えるだけ。ホビーボスのキットはワザワザその状態になってるが、ちょっと解ってないよな…。

   ◇

 そんな訳で「その1」としては以上です。あくまで次回作メイン機が決まるまでの繋ぎとしての記事なので、いつになるかお約束できませんが続きは「その2」と致します。
 メインどうしようかなぁ~。実はもうすぐレベル48のヴェンチュラが来るんで、受取次第取りかかりたいと思っているのですが、2月ころになるらしいんですよね~。

   ◇

私信
坂西君~忘年会どうすんの?
RSS
記事検索
月別アーカイブ
B I P R O G Y 株 式 会 社

ユニアデックス 株 式 会 社
BIPROGYグループ

後藤仁のスロー・クルージング

タミヤ

BANDAI

TakaraTomy

Airfix

RevellAG

Revell U.S.

Italeri


最新コメント
自己紹介のようなもの…

(画像はガルパンのケイさん
-スクラッチです-)

こんにちは!
都内在住、楠木慎一と申します。
いろいろとやってます。
★主な仕様★
  • 昔モデルアートにレビューを書いていたことがある
  • 昔モデルグラフィックスに(以下同文)
  • ガンプラは嫌いだが、おそらく同じ世代の誰よりも作ったことがある。
  • 今はサラリーマン(BIPROGY:旧 日本ユニシス 雇用延長勤務)で最後の御奉公中です。
  • カワイイ♀のペルシャ猫を飼っている。
  • 後藤仁師匠の不出来な一番弟子です。


QRコード
QRコード

にほんブログ村

模型/人気ブログランキング



□ 外部リンク □






  • ライブドアブログ